キッチンカーで調理をするために欠かせない機材の1つとして、ガスコンロが挙げられます。

焼く、炒める、煮る、揚げるなど、どのような調理にも使えるので、購入を考えている方は多いのではないでしょうか？

キッチンカーの営業を成功させるために、まずは業務用ガスコンロの選定が欠かせません。

今回は、キッチンカーで使うガスコンロの選び方について徹底的に解説していきます。

キッチンカーで使う業務用ガスコンロについて

キッチンカーで業務用ガスコンロを使用するには、どんな準備が必要なのでしょうか？

まずは必要な情報について確認していきましょう！

【キッチンカー使えるのはLPガス(プロパンガス)】

日ごろ自宅や固定店舗型の飲食店では、都市ガスを使っている方も多いのではないでしょうか。

都市ガスの主成分である「メタン」は空気より軽いため液化せず、気体のまま道路に埋められたガス導管を通って運ばれてきています。

キッチンカーでは、この都市ガスを使うためのガス管を繋ぐことはできないため、プロパンガスを使用することになります。

【キッチンカーでガスを使うならガス会社と契約しよう！】

都市ガスを使用している場合はイメージしにくいかもしれませんが、プロパンガスはガスボンベに液状のガスを充填して使用します。

ガスボンベなら移動することができるので、キッチンカーでも使用ができます。

まずは、契約してくれるガス会社を探しましょう。

現在は、ガスによる事故が起こった場合に備えて、原則30分以内に急行できる範囲にのみ販売されています。

拠点近くのプロパンガス販売店を案内してくれる『全国LPガス加盟店ネットワーク』もあるので、問い合わせてみましょう。

キッチンカーで使う業務用ガスコンロの選び方

キッチンカーの人気が急上昇している昨今、キッチンカー業界に新しく参入する方々にとって毎日の調理で使う業務用ガスコンロの選び方はとても重要です。

業務用ガスコンロを選ぶときには、

・置き方

・燃焼方式

・点火方法

の3つの要素に注目して選びましょう！

これらのポイントに焦点を当てて、詳しくご紹介します。

【置き方で選ぶ】

キッチンカーのスペースが限られているため、ガスコンロの置き方を慎重に選ぶことが必須です。

主に2つのタイプがあり、それぞれの特徴に応じて選択することが求められます。

■卓上型

このタイプのガスコンロは、特にスペースが制限されている場合や、追加での設置を検討する場合に適しています。

持ち運びが簡単なので、キッチンカーの中でも最も柔軟性を持つ選択肢の一つと言えるでしょう。

使わないときはキッチンカーから簡単におろして、作業スペースが確保できます。

■スタンド型

スタンド型はガスコンロに脚がついているタイプです。

ガスコンロでの調理を頻繁に行う場合、キッチンカー内で主力として使用する場合に最適です。

【燃焼方式で選ぶ】

業務用ガスコンロの選び方の一つとして、燃焼方式で選ぶのもおすすめです。

主な燃焼方式として「内炎式」と「外炎式」が存在します。

それぞれの特徴を理解し、自身のニーズに合ったものを選びましょう。

■内炎式

内炎式のガスコンロは、火炎がコンロの中心部から放出され、調理器具の底全体に熱が均等に伝わるのが特徴です。

この方式により、熱のムラが少なく、食材を均一に調理できます。

特に煮物や炒め物など、熱の均一性が求められる料理に適しています。

■外炎式

外炎式のガスコンロは、火炎がコンロの外周部から放出される方式です。

強力な火力を持つため、大量の食材を一度に調理する場面や、短時間での加熱を求める料理に向いています。

また、特に中央部分が熱くなりにくいので、焦げ付きを防ぐことができる利点もあります。

【点火方法で選ぶ】

ガスコンロの点火方法は、特に使用時の安全性や便利さを重視する際の重要な選択ポイントとなります。主に「手動点火式」と「電子点火式」の2つの方法が存在し、それぞれに独特の特徴や利点があります。

■手動点火式

手動点火式のガスコンロは、マッチやライターなどを使用して火をつける古典的な方法です。

特別な電気系統やバッテリーが不要なため、初期コストやメンテナンスコストを抑えることができます。

しかし、火をつける際には注意が必要で、特に風の強い場所や屋外での使用には不向きな場合もあります。

■電子点火式

電子点火式のガスコンロは、ボタン一つで簡単に火をつけることができる現代的な方法です。

電気を利用してスパークを起こし、それによってガスを点火します。

この方式は、安全性が高く、火をつける際の手間が少ないのが特徴です。

特に、頻繁にガスコンロを使用する場合や、安全性を最優先したい場合に適しています。

キッチンカーで使う業務用ガスコンロの入手方法とは？

業務用のガスコンロはいったいどこで購入できるの？

開業資金に限りがある場合は、どのような手段で入手すれば良いの？

という方に向けて、キッチンカーで使う業務用ガスコンロの入手方法を詳しく解説します！

【新品を購入する】

一番イメージしやすいのが「新品を購入する」という方法です。

インターネットで購入する場合は、メーカー直販サイトや調理機器販売サイト、Amazonや楽天市場でも購入ができます。

実際に目で見てから購入を決めたい方は、業務用調理機材専門店に行く必要があります。

事前に調べ、業務用ガスコンロの在庫があるか、見たい機材は置いているかを問い合わせてから訪ねると良いでしょう。

【中古品を購入する】

キッチンカーの開業には何かと費用がかかることが多く、新品を買うのは難しい…という方には、中古での購入がおすすめです。

ただし、中古品購入時には

・年式の確認

・故障の確認

・付属品の確認

を必ず行いましょう。

キッチンカーで使用する中古厨房機器について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

キッチンカーで使用する厨房機器は中古購入もできる？メリット・デメリットや注意点を解説！

【レンタルする】

業務用ガスコンロはレンタルすることもできます。

しかし、多くはイベントなどで1日使う場合を想定しています。

ガスコンロを使うメニューをメインとして開業する場合は長期的に使用することになるので、あまり現実的なレンタル料金ではありません。

試しに使ってみたいときや、単発のイベントで揚げ物メニューを提供するときには利用してみましょう。

キッチンカーで使う業務用ガスコンロのおすすめ商品3選！

初めてのキッチンカー開業では、どんなガスコンロを選べばいいのかわからず迷ってしまいますよね。

ここでは、キッチンカーで使う業務用ガスコンロとしておすすめの商品3選をご紹介します！

【タニコー/ガステーブル[B-TGT-90]】

クランスシリーズはタニコーの中でも「技能を磨き、感覚を大切にする料理人」のための厨房機器シリーズです。

使いやすさと機能性を重視したモデルで、衛生面にも配慮されています。

3口あるので、複数のメニュー調理にも適しています。

【商品紹介ホームページはこちら】

【リンナイ/業務用ガステーブルコンロ[RSB-306N]】

脚付きではなく、台の上に置いて使用するタイプの業務用ガスコンロです。

省スペース向きなので、キッチンカー内でも使いやすいといえるでしょう。

トルネード燃焼で熱効率が高いのが特徴です。

掃除がしやすく、衛生的に保ちやすいのも使いやすい点といえます。

【商品紹介ホームページはこちら】

【マルゼン/ガステーブルコンロ親子一口コンロ[M-211C]】

キッチンカー内でサイドメニューなどにコンロを使いたい場合にカセットコンロを使うこともありますが、風に弱く十分な火力での調理は難しいのが実情です。

業務用の一口コンロならカセットコンロ同様に省スペースでありながら、しっかりとした火力での調理が可能です。

もちろん積み下ろしも楽なので、女性でも使いやすい業務用ガスコンロといえます。

【商品紹介ホームページはこちら】

まとめ

今回は、キッチンカーで使う業務用ガスコンロについてご紹介しました。

キッチンカーで業務用ガスコンロを使う場合は、LPガス(プロパンガス)の契約が必須です。

メインメニューだけでなく、サイドメニューやソースの調理などに使用することもお考えの方は複数口の業務用ガスコンロがおすすめです。

また、作業スペースが限られたキッチンカーでは、置き場所に合わせてガスコンロを選ぶのも大切なポイントです。

今回の記事を参考にして、キッチンカー営業で使いやすい業務用ガスコンロをぜひ探してみてください！

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