キッチンカーの子ども食堂を低資金で始めるには?必要な手続きを解説!

近年、子ども食堂という言葉をよく目にするようになりました。

地域の子どもたちに無料、又は低価格で食事を提供するため、子ども食堂を開こうとお考えの方も増えてきています。

その中でも、固定の場所での営業に縛られないキッチンカーを使った子ども食堂が徐々に注目を集めていることをご存じですか?

食を通じて地域社会に貢献できるだけでなく、子どもたちが交流の機会を持つきっかけともなる、子ども食堂。

しかし、子ども食堂を開く、その一歩を踏み出すには、何から始めれば良いのでしょうか?

この記事では、キッチンカーの子ども食堂を低資金で開業する方法、必要な手続きや営業許可の取得方法を解説します。

また、キッチンカーで子ども食堂を運営するメリットや、直面するかもしれない課題についても触れていきます。

地域の人々と連携しながら、子どもたちのために何ができるか、一緒に考えていきましょう。

今回は、キッチンカーの子ども食堂について詳しくお伝えしていきます。

子ども食堂とは?

キッチンカーを活用した子ども食堂は、地域の子どもたちに安心しておいしいメニューを提供できる新たな選択肢として、注目されています。

特に、低資金で始められる点や、場所を移動してメニューを提供できる柔軟性が魅力です。

ここでは、キッチンカーで子ども食堂を開業したいと考えている方に向けて、その魅力や現状について詳しく解説します。

【近年注目されている『子ども食堂』について】

子ども食堂とは、子どもたちが安全で栄養バランスの取れたメニューを無料、又は低価格で食べられる機会を提供する取り組みです。

2012年に東京都大田区で誕生したのち、近年多くの人々に支持され、全国各地で数多くの子ども食堂が開設されています。

2023年には全国で約9,000箇所以上となり、参加人数もそれに伴い増加傾向です。(認定NPO法人こども食堂支援センターむすびえ、および地域ネットワーク団体調べ)

キッチンカーを利用した子ども食堂もその一つであり、移動可能な点が新たな可能性を開いています。

地域の子どもたちにとって、親しみやすく、安心して通える場所を提供することができるため、今後も注目を集めることでしょう。

また、地域社会においても、子どもたちが集うことでコミュニティの活性化に繋がると考えられます。

【子ども食堂が増えている!】

子ども食堂が近年増えている理由には、子どもの貧困問題への関心の高まりや、地域社会における子どもたちへの支援意識の向上が挙げられます。

貧困に限らず、一人で食事せざるを得ない子どもたちに、食事を提供するだけでなく、食事を通したコミュニケーションの場を提供できることも重要視されています。

中でも、キッチンカーを使った子ども食堂は、その場所や時間の柔軟性から、多くの地域で受け入れられやすいという特徴があります。

このような背景から、子どもたちへの食の提供を通じて、社会問題に対する意識を高め、地域コミュニティの中で支援の輪を広げる動きが今後も加速していくでしょう。

キッチンカーで子ども食堂を開業することは、ただメニューを提供するだけでなく、地域社会に貢献し、子どもたちの笑顔を増やす大きな一歩となるのではないでしょうか。

キッチンカーで子ども食堂を開くメリット

キッチンカーでの子ども食堂開業は、社会的意義はもちろん、開業者にとっても多くのメリットがあります。

ここでは、キッチンカーならではの特徴を活かし、子どもたちに喜んでもらえる子ども食堂を開く際のメリットを掘り下げていきましょう。

地域に根差した活動から、子どもたちの健康や笑顔に貢献することができる子ども食堂は、多くの可能性を秘めています。

【場所を移動し、多くの子どもたちに提供できる!】

キッチンカーを活用する最大のメリットは、メニューを提供する場所を移動できる点にあります。

固定の店舗と異なり、キッチンカーであればさまざまな場所へ移動し、多様な環境の子どもたちにおいしいメニューを提供することが可能です。

例えば、学校や公園、地域のイベントなど、子どもたちが集まる場所に合わせて出店場所を選べるのです。

もちろん、一つの地域に留まらず、広範囲で子どもたちにメニューを提供することができれば、多くの子どもたちの助けとなっていくでしょう。

また、異なる地域の子どもたちと触れ合うことで、メニューの改善点や新たなアイデアを得る機会も増えるのも嬉しいメリットといえます。

【子どもたちの喜ぶ顔が見られる!】

キッチンカーで子ども食堂を開く大きな魅力は、直接子どもたちの反応を見ることができる点です。

自分たちで用意したメニューを通じて、子どもたちの健康や成長をサポートするという目的を持っているからこそ、その喜びはひとしおです。

子どもたちの笑顔や「おいしい!」の一言が、日々の運営の励みとなり、さらなる品質向上へのモチベーションにつながります。

また、地域の人々との交流を深めることで、キッチンカーの子ども食堂が地域コミュニティの一部として認識され、支持されるようになることも大きなメリットです。

キッチンカーで子ども食堂を開くデメリット

キッチンカーで子ども食堂を開業することは、多くのメリットがありますが、開業する前に知っておくべきいくつかのデメリットも存在します。

成功への道は、これらの課題をどのように乗り越えるかにかかっています。

ここでは、キッチンカーでの子ども食堂運営における主な課題に焦点を当て、それらに対処するための具体的なアプローチを探りましょう。

準備と適切な対策を行うことでデメリットを最小限に抑え、子どもたちと地域社会に貢献することができるようになります。

【暑さ・寒さの対策が必要】

キッチンカーの子ども食堂は、基本的に屋外で行われるため、季節による気候への対応が必要です。

特に、夏の暑さや冬の寒さは、キッチンカー内の作業環境に大きな影響を及ぼします。

また、食材の保管状況やメニューの品質にも影響を与えるので注意が必要です。

夏は冷風機を使用してキッチンカー内の温度を調整したり、冬は暖房器具を設置したりして、車内の作業環境を快適に保ちましょう。

また、食材の保管方法にも気を配り、品質を維持する工夫が求められます。

夏場はキッチンカー内の冷蔵庫がすぐに冷えないことも考えられるため、一時的に食材を冷やしておけるクーラーボックスの準備もしてください。

キッチンカー内で火気を使用する場合は、冬の寒さよりも夏の寒さの方が厳しく感じられます。

以下の記事では、キッチンカーの暑さ対策を具体的に解説しているので、参考にしてみてください。

【その場で食べてもらうのが難しいケースもある】

キッチンカーのもう一つの課題は、その場で食事をするスペースが限られていることです。

特に、子ども食堂の場合、食べる場所を確保することがコミュニケーションの場となるのですが、キッチンカーだけでは十分な食事スペースの提供が難しい場合があります。

この問題に対応するためには、出店場所と連携して、食事スペースを確保することや、テイクアウト専門での運営を考えることも一つの方法です。

キッチンカーで子ども食堂を始めるには?

キッチンカーで子ども食堂を開業するには、ただ情熱があるだけでは足りません。

食の安全を守り、信頼されるメニューを提供するためには、適切な手続きが必要です。

ここでは、キッチンカーで子ども食堂を開業する際に必要な営業許可の取得する手順を流れに沿って解説します。

手続きは難しそうに感じるかもしれませんが、ご紹介する流れをしっかりと押さえれば、スムーズに進めることができます。

【子ども食堂でも、営業許可が必要なケースがある!】

キッチンカーで子ども食堂を営業する場合、保健所からの営業許可が必要なケースも存在します。

また、営業許可や届出を必要としないケースでも、厚生労働省より『子ども食堂における衛生管理のポイント』

が通知されています。

計画段階として、子ども食堂を開設する前には最寄りの保健所に相談して、食品衛生に関する指導・助言を求めるよう明記されているため、必ず保健所に相談をしましょう。

提供するメニューが子どもたちにとって安全であることを保証し、衛生的な環境で調理・提供されることを確認するためです。

食品衛生法に基づく営業許可は、公衆衛生の保護と、食中毒などのリスクを最小限に抑えることを目的としています。

また、営業許可を得ることは、地域社会や保護者からの信頼獲得にもつながります。

子どもたちに安心しておいしいメニューを提供するための第一歩と言えるでしょう。

【キッチンカーで営業許可を取得する流れ】

キッチンカーで営業許可を取得する場合、基本的には固定の店舗と同様に手続きを進める必要があります。

ここでは、営業許可取得の流れを具体的に解説していきます。

[保健所へ事前相談]

まず、営業を予定している地域の保健所へ連絡し、事前相談を行います。

この時点で、キッチンカーでの食品販売に関する基本的な要件や、提出が必要な書類についての情報を得ることができます。

必ず、キッチンカーの設計図等を持参しましょう。

どのようなメニューを、どのような工程で調理するかまで明確に話せると相談がスムーズに進みます。

[営業許可申請書類の提出]

事前相談を経て、必要な申請書類を集め、正式に営業許可の申請を行います。

営業許可申請書類はキッチンカー完成予定日の10日前を目安に提出しましょう。

必要とされる書類は以下の通りです。

■営業許可申請時に必要な書類

・営業許可申請書 1通

・施設(キッチンカー)の構造及び設備を示す図面 2通

・営業の大要 2通

・許可申請手数料

・食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)

・栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士、と畜場法に規定する衛生管理責任者/作業衛生責任者の資格を有する者

・食品衛生管理者又は食品衛生監視員となることができる資格を有する者

・食品衛生責任者の資格取得のための養成講習会修了者

のどれかが必要となります。

[施設(キッチンカー)の確認検査についての相談]

営業許可申請書類を提出する際に、保健所の担当者と施設の確認検査について相談しておきましょう。

キッチンカー製作進行状況の連絡方法や検査日時について決める必要があります。

[施設(キッチンカー)の確認検査]

キッチンカーが申請の通り出来上がっているか、施設基準に合致しているかを保健所の担当者に確認してもらいます。

検査は、必ず営業する人が立ち会いましょう。

確認検査終了後、営業許可書交付予定日のお知らせが交付されます。

保健所の施設基準に適合しない場合には、営業許可を取得できません。

適合しなかった部分を聞き、改善して後日改めて再検査を受けるようにしましょう。

[営業許可書の交付]

営業許可書交付予定日に、営業許可書交付予定日のお知らせと認印を持って保健所に行きましょう。

営業許可書が交付されます。

キッチンカーの子ども食堂における課題

キッチンカーで子ども食堂を開業することは、多くの子どもたちにおいしいメニューを提供でき、地域社会への貢献もできる素晴らしい取り組みです。

しかし、事業を成功させるためには、これから解説する課題に対処する必要があります。

ここでは、キッチンカーで子ども食堂を運営する際に直面する可能性のある主要な課題について掘り下げ、それらを克服するためのアイデアを提供します。

地域の人々との連携から衛生管理、運営費の確保に至るまで、詳しく見ていきましょう。

【地域の人々との連携】

子ども食堂を開業しても、その存在や活動が地域の人々や必要としている子どもたちに届かなければ意味がありません。

効果的な情報伝達と、地域社会との強固な連携が成功への鍵といえるでしょう。

まず、地域の学校や公共施設、地域センターと協力し、子ども食堂の情報を共有することが大切です。

また、SNSや地域の掲示板、地域イベントでの宣伝も効果的です。

地域の人々が主催するイベントに参加することで、より多くの人々と直接コミュニケーションをとり、子ども食堂の目的と魅力を伝えるチャンスにもなります。

さらに、子ども食堂の活動を、地域のイベントやメディアを通じて広く知らせることも重要です。

活動の可視化は、支援を得るためだけでなく、子ども食堂の社会的意義を広めることにもつながります。

【キッチンカーにおける衛生管理】

キッチンカーは限られた空間内での調理となるため、衛生管理が非常に重要です。

特に、使用できる水の量が限られているため、食品の洗浄や手洗いなどに工夫が必要です。

また、食材の保管には冷蔵設備が不可欠であり、これらの設備の適切な管理と清潔を保つことが食品安全には欠かせません。

日々の清掃はもちろん、食品を扱う前後の手洗いや消毒、食材の適切な温度管理に細心の注意を払う必要があります。

衛生管理を徹底することで、子どもたちに安全でおいしいメニューを提供するための基盤となるでしょう。

以下の記事では、HACCPを取り入れたキッチンカーの衛生管理について解説しています。

食の安全を守るためにも、ぜひ確認してみてください。

【運営費の確保】 

多くの子ども食堂で、食材や設備の維持には運営費が必要です。

運営費の確保は、特に新しく開業するキッチンカーでの子ども食堂にとって大きな課題です。

資金調達には、地域の企業や団体からの支援を求める、クラウドファンディングを利用する、イベントやワークショップを開催して収入を得るなどの方法が考えられます。

積極的に地域の人々や団体に働きかけ、プロジェクトの意義や目的を共有することで、より多くの支援を得られるかもしれません。

地域の企業とのパートナーシップを構築することも、運営費確保のための有効な戦略です。

例えば、企業の社会貢献活動の一環として、子ども食堂への資金や食材の提供を依頼することができます。

このような協力体制は、企業にとっても地域社会への貢献という形での良いイメージ作りにつながり、子ども食堂にとっても必要なリソースを確保することができるという、双方にメリットのある関係を築くことができるでしょう。

現在活躍しているキッチンカーの子ども食堂のご紹介

キッチンカーを利用した子ども食堂は、全国でさまざまな形で展開されており、地域の子どもたちや家族においしいメニューと笑顔を届ける存在です。

ここでは、現在活躍しているキッチンカーの子ども食堂を2つご紹介します。

それぞれの食堂は、ユニークな取り組みと強い地域コミュニティへの貢献で知られ、おいしいメニューの提供だけでなく、子どもたちの心にも寄り添う活動も行っています。

食を通じた支援は、子どもたちの健康だけでなく、心の成長にも大きく貢献していることでしょう。

キッチンカーで子ども食堂を開業しようと考えている方々にとって、これらの事例は大きなヒントとなるはずです。

地域の子どもたちに愛され、必要とされるキッチンカー子ども食堂を目指すためにも、ぜひ参考にしてみてください。

【子ども食堂ほーぷ】

子ども食堂ほーぷは、2カ月に1回、ランチタイムの子ども食堂を運営しています。

地域の子どもたちに、中学生まで0円・高校生~100円以上で健康的なメニューを提供するキッチンカーの子ども食堂です。

※大人だけでの利用はできません。

子ども食堂開催日の前(およそ2週間前)に、予約サイトからメニューを予約する形式です。

杉並区で育った採れたての野菜のおいしさを、子どもたちに提供しています。

季節ごとに茎ブロッコリーや小松菜、さつまいもなどの野菜をメニューに使用する取り組みは、あたたかい食事として子どもたちに喜ばれています。

【こどみらフードキャラバン】

こどみらフードキャラバンは、コロナ禍の2020年8月にスタートした、キッチンカーの子ども食堂です。

「キッチンカーで子ども達に美味しい食事とワクワク感を届けよう!」をコンセプトとして活動しています。

18歳以下のお子さんがいる家庭を対象として、千葉県松戸市を中心とした会場で開かれ、毎回約150食のおいしいメニューを子育て世帯に提供しています。

ゆるキャラとの撮影会や音楽イベントなど、食事だけでなく楽しいイベントを通じて、子どもたちの笑顔を引き出しているのが特徴です。

まとめ

今回は、キッチンカーの子ども食堂について詳しくお伝えしました。

キッチンカーを活用した子ども食堂は、低資金で始めることができる社会貢献の形として、近年注目を集めています。

この記事を通じて、キッチンカーで子ども食堂を開業する際のメリット、デメリット、必要な手続き、そして実際に活躍しているキッチンカーの事例をご紹介しました。

開業を目指すにあたっては、衛生管理の徹底や地域との連携、運営費の確保など、さまざまな課題に直面することもありますが、これらの課題を乗り越えることで、子どもたちや地域社会に貴重なサービスを提供することが可能となるでしょう。

キッチンカーの子ども食堂は、ただ食事を提供する場所以上の価値を持ちます。

子どもたちに健康的な食事を提供することはもちろん、地域社会の絆を深め、子どもたちが安心して成長できる環境を作ることにも貢献します。

子どもたちの笑顔を増やし、彼らの健やかな成長をサポートするために、キッチンカーでの子ども食堂開業に興味を持つ皆さまにとって、この記事が実現への一歩となり、有益な情報源となることを願っています。

地域社会に根ざした活動を通じて、一人でも多くの子どもたちに笑顔と栄養満点の食事を届けてください。

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