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キッチンカー・移動販売車を高く売る方法とは?売却時の必要書類とトラブル回避法を伝授!
目次

キッチンカーでの営業をやめる決断をしたとき、「この車両をどうやって売ればよいか」「どの方法が高く売れるのか」と迷う方は多いのではないでしょうか?
決して安くない金額で購入したキッチンカー、少しでも高く売りたいと思うものです。
キッチンカーは一般の中古車とは違い、設備や仕様が特殊なため、売却先やタイミングによって査定額が大きく変わることがあります。
また、必要な書類や保険の扱い、事前の清掃や点検など、準備すべきことも多くあります。
この記事では、キッチンカーを少しでも高く、トラブルなく売却するための具体的な方法や注意点をわかりやすく解説しています。
はじめてキッチンカーの売却を考える方でも安心して進められるよう、実践的なポイントを丁寧にまとめました。
「後悔のない手放し方がしたい」と思う方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
今回は、キッチンカーを売る方法について、詳しく解説していきます。

キッチンカー・車種別の特徴
キッチンカーを高く売るには、まずお持ちの車両がどのタイプに分類されるのかを正しく知ることが重要です。
キッチンカーにはさまざまな車種があり、サイズや設備、活用できる出店場所も異なります。
それぞれの特徴を理解しておくことで、売却時に強みをアピールしやすくなります。
とくに中古市場では需要の高い車種やサイズが決まっていることも多いため、購入希望者が何を求めているかを把握しておくことが大切です。
ここでは、各車種の魅力や査定に影響する要素を詳しく解説していきます。
売却時に損をしないためにも、それぞれの特徴をおさえておきましょう。
【1番小さい!軽バンベースのキッチンカー】
はじめてキッチンカーを手放す方はなかなかご存じないかもしれませんが、軽バンタイプの車両はとても扱いやすく高い人気を誇ります。
都市部の出店場所では駐車スペースが限られることもあり、この小さなサイズが大きな魅力になるケースもあります。
では、軽バンキッチンカーの基本的なサイズと、実際によく使われている人気の車種を分けてご紹介します。
買い手がチェックするポイントを理解することで、査定時のアピール材料にもつながるでしょう。
[軽バンキッチンカーのサイズ]
軽バンキッチンカーの一般的なサイズは、以下の通りです。
▼長さ:約3,395mm×幅:約1,475㎜×高さ:約1,835mm
狭い道や住宅街のイベントスペースにも入りやすく、駐車場の確保が難しい場所でも対応できます。
そのため、カフェメニューやスイーツメニューを販売する方が多い車種です。
また、小ささを活かして効率的に作業できるようにしっかりと整備できるように設計されていれば、使い勝手も良好です。

[軽バンキッチンカーの人気車種]
軽バンベースのキッチンカーでとくに人気が高いのは、「スズキ・エブリイ」などのモデルです。
これらの車種は、全国に販売店や整備工場が多いため、購入後のサポートも受けやすいという安心感があります。
また、中古市場でも安定した流通量があり、価格相場がはっきりしているのも魅力です。
こうした人気車種を所有している場合は、査定前に内外装の清掃を徹底し、厨房設備の動作確認も済ませておくと、買取価格が上がる傾向があります。
購入希望者がチェックするポイントを意識して整えることが、高値売却の近道になります。
【イベントでも活躍!軽トラックベースの小型キッチンカー】
小型キッチンカーは、軽トラックをベースにした車両で、イベントやフェスなどの出店にもよく使われています。
コンパクトながら荷台部分に自由な設計ができるため、さまざまなメニューに対応できる点が大きな強みです。
この車種は需要が安定しているため、中古市場でも比較的高値での売却が期待できます。
キッチンカーの売却を考えている方は、まずこの軽トラックタイプがどのようなサイズなのか、そして買い手に人気のある車種は何かをおさえておくと有利です。
[小型キッチンカーのサイズ]
小型キッチンカーの一般的なサイズは、以下の通りです。
▼長さ:約3,500mm×幅:約1,500mm×幅:約2,500mm
このサイズは、一般的な駐車場にも停めやすく、狭い路地や住宅街にも入れるため、都市部でも活躍の場が広がります。
軽バンベースのキッチンカーとは異なり、キッチンスペースで立ったまま調理ができる空間も確保できます。
外観のデザインも自由度が高く、販売していたときの個性や世界観がそのまま残るのも評価ポイントです。
売却の際には、調理スペースの寸法や天井の高さなどを具体的に提示することで、買い手にとってわかりやすくなります。
使用していたメニュー内容と相性が良かった点もあわせて伝えると、さらに魅力が伝わりやすくなるでしょう。

[小型キッチンカーの人気車種]
軽トラックベースのキッチンカーで人気のある車種は、「スズキ・キャリイ」や「ダイハツ・ハイゼットトラック」などです。
これらの車両はパーツ供給が安定していて、燃費も良いことから多くのキッチンカー事業者に選ばれています。
軽トラックベースのキッチンカーの魅力でもある、カスタム性が高く、調理設備や販売窓などを自在に設置できるのも特徴です。
とくに中古市場では、外装の見た目や厨房機器の状態、換気設備の有無などが買取価格を左右します。
また、実績がある車種であることを伝えるだけでも、買い手の安心感につながります。
【メニューの幅が広がる!中型キッチンカー】
中型キッチンカーは、より本格的なメニューの調理が可能になることで人気があります。
サイズが大きくなる分だけ、搭載できる設備も豊富になり、焼き物や揚げ物など、火力やスペースが必要なメニューにも対応しやすくなります。
調理スペースが広く、複数人での営業もできるため、回転率の高い出店や混雑するイベントでも力を発揮します。
このような強みを活かした中型キッチンカーは、中古市場でも一定の需要があります。
ただし、車両の大きさに対する理解や用途の明確さがないと、買い手にうまく伝わらず、査定価格が下がってしまうこともあります。
売却を検討している方は、まずこの車種のサイズや特徴、そして人気のあるモデルをきちんと把握しておくことが重要です。
[中型キッチンカーのサイズ]
中型キッチンカーの一般的なサイズは、以下の通りです。
▼長さ:約4.300~5,200mm、幅:約1.800m、高さ:約2.500~3,000mm
軽タイプと比べて広い調理空間を確保でき、本格的な調理設備を設置しやすいのが特徴です。
また、複数人で調理や接客ができるため、メニュー数を増やした営業にも対応できます。
ただし、サイズが大きい分だけ運転には普通免許以上が必要になるケースもあるため、購入を希望する人にとっては運転条件が判断材料になります。
そのため、売却時には車両のサイズだけでなく、運転に必要な免許区分や積載可能重量などもあわせて伝えるとよいでしょう。
装備していた設備の一覧や、どのようなメニューに向いていたかを示すことも、買取査定の際にプラス評価となる要素です。

[中型キッチンカーの人気車種]
中型キッチンカーで人気があるのは、「トヨタ・タウンエース」や「日産・バネットトラック」、「いすゞ・エルフ」などの車種です。
これらは荷室のスペースが広いため、調理設備を設置するキッチンスペースを確保しやすいことから、本格的な営業をしていきたい方に多く選ばれています。
特に、大型フェスで活躍した実績がある車両は、購入希望者からも信頼されやすくなるといえるでしょう。
売却の際は、どのようなメニューを提供していたのかを具体的に伝えられると、買い手のイメージがしやすくなります。
【存在感が圧倒的!大型キッチンカー】
大型キッチンカーは、見た目のインパクトから、商業施設や大規模イベントでも強い存在感を発揮します。
本格的な調理設備を設置できるほどの広さがあり、メニューの幅が広がるだけでなく、提供スピードや作業効率も大きく向上します。
このような利点から、企業によるフードプロモーションや常設出店にも使われることが多い車種です。
しかし、サイズが大きいぶん駐車スペースなどの問題があり、すべての買い手に合うとは限りません。
ここでは、大型車両のサイズ感や設備構成を確認したうえで、人気の高い車種についても詳しくご紹介します。
[大型キッチンカーのサイズ]
大型キッチンカーの一般的なサイズは、以下の通りです。
▼長さ:約6,000~6.500mm、幅:約2,000mm、高さ:約3,000~3.300mm
このクラスの車両になると、オーブンやコールドテーブル、複数口コンロなどの設備を搭載でき、本格的なメニューをスムーズに提供する環境が整えられます。
また、車内にスタッフ3人以上が入れる広さがあり、作業効率を考えた動線設計もしやすくなります。

[大型キッチンカーの人気車種]
大型キッチンカーで評価が高いのは、「いすゞ・エルフ」や「マツダ・タイタン」などの車種です。
これらの車種は耐久性が高く、荷台スペースが広いため、大掛かりな厨房設備を搭載しても安定して走行できるのが特徴です。
中古市場では、外装のデザイン性や内装の清潔感が特に重視されます。
イベントで使用されていた実績や、内外装の写真がそろっていると、安心して購入を検討する買い手が増えます。
キッチンカーを売る方法・4選
キッチンカーの売却には複数の方法があり、それぞれにメリットと注意点があります。
どの方法を選ぶかによって、売却までのスピードや金額、手続きの手間も大きく変わるため、気軽に「有名だからここで売却しよう」と決定するのはおすすめできません。
ここでは、キッチンカーを売却する4つの方法をわかりやすくご紹介します。
ご紹介する選択肢の中から、自分にとって最適な方法を見つけるためのヒントもまとめました。
それぞれの特徴を理解して、納得のいくキッチンカーの売却を目指しましょう。
【キッチンカー製作会社に売却する】
キッチンカーをスムーズに売却したいと考える方には、キッチンカー製作会社への売却が有力な選択肢です。
製作会社の中には、使用済みのキッチンカーを買い取り、整備や改装を加えて次のオーナーへ再販する仕組みを持っている会社も多くあります。
そのため、調理設備や外装が整っている車両であれば、高く評価してもらえる可能性もあります。
また、キッチンカーの機能や設備に詳しいスタッフが査定を行うため、査定額に納得できるのではないでしょうか。
実績のある製作会社を選ぶことで、トラブルのない安全な売却が可能になります。
右も左もわからず、売る方法に迷っている方は、まずキッチンカー製作会社に査定を依頼してみるとよいでしょう。

【ネットオークションで売却する】
ネットオークションは、場所に縛られずに、広い層に向けてキッチンカーを売ることができる方法として知られています。
写真や説明文を工夫することで、車両の魅力を自由に伝えることができ、思わぬ高値で落札される可能性もあります。
買い手と直接やり取りする形式のため、交渉の余地がある点も魅力のひとつです。
ただし、出品にはある程度の知識と準備が必要です。
車検証のコピーや装備品の詳細、清掃や整備の有無などをきちんと記載しないと、買い手の信頼を得ることが難しくなります。
高値で売れるチャンスがある反面、リスクもある方法といえるでしょう。

【中古車販売サイトで売却する】
中古車販売サイトのように、多くの人が閲覧するプラットフォームに情報を載せるのも、キッチンカーを売る方法としてとても有効です。
写真やスペック、メニュー内容に応じた使い方の提案を記載すれば、より具体的なイメージを伝えることができます。
一部のサイトでは、出張査定や成約サポートなどのサービスも充実しており、手続きが不安な方でも安心して利用できます。
出品から販売までの流れが整備されているため、初めての方でも進めやすいのが特徴です。
ただし、成約時に手数料がかかる場合もあるため、事前に条件を確認しておきましょう。
広い販路を活かして売却したい方にとって、有効な手段のひとつです。

【個人売買で売却する】
個人売買は、知人やSNS、地域の掲示板などを通じてキッチンカーを個人間で直接売る方法です。
中間マージンが発生しないため、売る側も買う側もコストを抑えることができるのが最大のメリットです。
また、実際に現車を見てもらいながら説明できることが多いため、細かなポイントも伝えやすくなります。
一方で、契約書の作成や名義変更、車両の引き渡しなど、すべての手続きを自分で行う必要があります。
信頼関係のある相手でない場合は、トラブルに発展するリスクもあるため、慎重に対応することが大切です。
売却前に、簡単な契約書のテンプレートを用意しておくと安心です。
コスト重視で売りたい方には向いていますが、安全面には十分注意しましょう。

キッチンカーを高く売却しよう!査定前に押さえたい5つのポイント
キッチンカーを少しでも高く売りたいと考えるなら、ただ「売りたい」と伝えるだけではもったいないです。
査定前にいくつかの準備をしておくだけで、買取価格に大きな差が出ることがあります!
とくにキッチンカーは、車両そのものだけでなく、調理設備も評価対象になるため、確認すべき点が多いのが現実です。
ここでは、実際に査定に出す前にやっておきたい5つのポイントを紹介します。
少しの手間をかけることで、思った以上に良い条件で売却できる可能性もあります。
今すぐにでも行動できる内容ばかりですので、ぜひ確認してみてください。
【事前にキッチンカーの買取価格の相場を調べておく】
キッチンカーの売却を成功させるためには、まず自分の車両の価値を知ることが大切です。
相場を知らずに査定を受けると、提示された金額が高いのか安いのか判断できず、損をしてしまうおそれがあります。
インターネットの中古車サイトや製作会社の買取事例などを参考にしながら、同じサイズや装備の車両がどのくらいで売られているかを確認してみましょう。
また、相場は季節や需要によって変動することもあるため、できるだけ最新の情報を集めることが大切です。
複数の業者に査定を依頼する「相見積もり」も有効な手段です。
比較することで、おおよその価格帯がわかり、自信を持って売却に進むことができます。
準備段階での情報収集が、納得できる結果につながります。

【整備・修理の履歴を残しておく】
キッチンカーを買い取る側にとって、車両がどのように使われてきたかはとても重要な情報です。
とくに過去に修理や整備をした記録がある場合は、できる限り履歴を残しておくようにしましょう。
車検の記録簿や整備明細などがそろっていると、「きちんと管理されていた車両」と評価され、査定に良い影響を与える可能性があります。
また、修理した箇所がどのような状態だったか、なぜその作業が必要だったかまで説明できると、買い手の安心材料になります。
整備履歴があることで、次のオーナーが使用する際にもトラブルの不安が軽減されます。
記録がない場合は、今からでも点検を受けておくのもおすすめです。
手間を惜しまない姿勢が、信頼感を生み、キッチンカーの高価買取につながります。

【車内設備をチェックし、動作確認を行っておく】
キッチンカーは、車体そのものよりも、内部の設備が重視される場合が多くあります。
たとえば、冷蔵庫やシンク、換気扇、コンロなどが正常に使えるかどうかは、査定額を大きく左右します。
売却前には、すべての機器が問題なく動くかを細かくチェックし、メンテナンスも済ませておくようにしましょう。
とくに動作確認がされていないまま査定に出すと、減額の対象になるケースもあります。
「動作不明」と判断されるよりも、「問題なく使える」と伝えたほうが、高く評価される可能性が高いです。
また、設備ごとのメーカー名や型番、購入時期などをまとめておくと、買い手にとっても安心材料になります。
こうした事前準備を整えることで、査定時に強い印象を残すことができ、高価買取の実現につながるでしょう。

【キッチンカーの清掃・消臭を済ませておく】
キッチンカーの売却を成功させるには第一印象が重要で、特に車内外の清掃がとても大切です。
使用済みのキッチンカーは、油汚れやにおいが残っていることが多く、そのままでは買い手の印象を悪くしてしまいます。
例として、メニューに揚げ物やスパイスを多く使っていた場合、換気扇まわりや床面には見えにくい汚れが蓄積していることが多いです。
買取査定を受ける前には、調理器具だけでなく、壁や天井、照明などの部分も忘れずに清掃するようにしましょう。
また、換気扇部分の汚れは、においの原因にもなりやすいため、使ってしっかり対処することが大切です。
見た目がきれいなだけでなく、車内に入ったときの空気が快適であることも、査定額に好影響を与えます。
「手入れされているキッチンカー」と思ってもらえるだけで、信頼感が高まり、買取価格に差が出ることもあります。
掃除に時間をかけるのは面倒かもしれませんが、そのひと手間が大きなリターンにつながる可能性があるので、高く売りたいと考えるなら、車内外の清掃をしっかりと行いましょう。

【走行距離が大台に乗る前に売却を検討しておく】
キッチンカーを買う側の立場になって考えてみる、走行距離は大きな判断材料になります。
一般的な車両では、10万キロを超えると中古車市場では「多走行車」と見なされ、査定額が下がる傾向があります。
とくにキッチンカーは設備の重さや営業による移動の負担があるため、走行距離が多い車両ほど、消耗のリスクを見込まれてしまいます。
まだ営業を続けるか、そろそろ廃業するか迷っている方は、現在の走行距離をひとつの目安にしてみましょう。
たとえば、走行距離が少ない段階で売却を検討すれば、価格が下がりにくい可能性があります。
また、距離が少ないうちに売ることで、車体の劣化や設備の傷みによる減額も回避しやすくなります。
一度走行距離が大台を超えてしまうと、そこから急激に値下がりすることもあるため、タイミングの見極めはとても重要です。
「また使うかもしれないから」と先送りにせず、少しでも早く査定を受けてみることをおすすめします。
今の状態でどれくらいの価格がつくのかを知っておけば、判断もしやすくなりますし、納得のいく売却にもつながります。

キッチンカーの売却時に必要な書類と注意点
キッチンカーを売却するときには、車両だけでなく各種書類の準備も欠かせません。
必要な書類がそろっていないと、売却手続きがスムーズに進まず、買い手からの信頼を失う可能性もあります。
とくにキッチンカーは、車両としての登録書類に加えて、調理設備に関する情報や保険関係の確認など、通常の中古車以上に手間がかかることが多いです。
ここでは、キッチンカーを売却する前に準備しておきたい書類の一覧や注意点を詳しくまとめました。
どの書類が必要になるかを事前に把握しておくことで、売却のチャンスを逃すことなく、スムーズに手続きを進めることができます。
これから売却を検討する方は、必ず一度チェックしておきましょう。
【キッチンカー売却時に必要な書類一覧】
キッチンカーの売却に必要な書類は、一般的に以下の通りです。
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証明書
・自動車税の納付証明書
・印鑑登録証明書(発行後3ヶ月以内のもの)
・リサイクル券
・譲渡証明書
・自賠責保険承認請求書
いざ売りたいときに書類に不備があると、手続きに時間がかかり、せっかくの売却チャンスを逃してしまう可能性があります。
チェックリストを作成し、手元にすべての書類がそろっていることを確認してから、売却先とやり取りを始めましょう。

【設備図面も忘れず準備する】
キッチンカーには、調理設備や配線、配管などが組み込まれているため、設備図面の有無が大きなポイントになります。
購入希望者は、「どこに何が設置されているか」「どのような設備があるか」を非常に重視しているため、図面やレイアウト表があると査定がしやすくなります。
とくに、シンクの数や設置できるタンクの容量などは、買い手にとって大切な情報になります。
もし、どうしても手元に図面がない場合は、自分で作成したものでも、配置と寸法がわかるだけでも役立ちます。
口頭だけで説明するよりも、資料があるだけで信頼感が高まり、交渉もスムーズになるでしょう。
高く、早く売りたい方は、ぜひこのひと手間をかけておきましょう。

【自賠責保険・任意保険の手続きも忘れずに行う】
キッチンカーを売却するときには、保険の扱いにも注意が必要です。
まず、自賠責保険は絶対に加入する保険であり、車両を他の人に譲渡する場合には、契約者の変更を行ってください。
また、任意保険に加入している場合は、売却日が決まった時点で解約手続きを進めることが大切です。
売却後も保険料が発生し続けることがないよう、しっかりと解約日を調整しましょう。

キッチンカー売却のタイミングで価格が変わる?キッチンカー市場の傾向とは
キッチンカーを高く売るためには、タイミングを見極めることがとても重要です。
同じ車両であっても、売る時期によって査定価格が数十万円変わることもあります。
中古市場は需要と供給のバランスによって価格が動くため、事前に市場の流れを知っておくことが大切です。
ここでは、キッチンカーの売却に適したタイミングや、価格が下がりやすい時期について詳しくご紹介します。
特定の季節や月によって買い手の動きが変わるため、売却を急ぐよりも、少し待つことで条件が良くなるケースもあります。
キッチンカーの売却は大きな金額となることもあるので、後悔しないためにもチェックしておきましょう。
【イベントシーズン前は売却チャンスが広がる】
春から秋にかけては、全国各地でフードイベントや地域の催しが多く開催される時期です。
このシーズンには、新たにキッチンカーを購入して出店を始めたいという人が増えるため、中古車市場にも動きが出やすくなるでしょう。
出店希望者は「すぐに使える車両」を求める傾向が強いため、設備の動作確認や清掃をしっかり済ませておけば、高評価につながることも。
売り急ぐ必要がない方は、こうした需要期に向けて準備を整え、タイミングを合わせることで高価買取を狙うことができます。

【車検の有効期限が影響することもある】
車検の残り期間も、査定金額に影響する要素のひとつです。
車検が切れていたり、数か月しか残っていなかったりする場合は、買い手側に車検の取得費用が発生するため、そのぶん価格が下がる可能性があります。
売却を検討している時点で、車検の更新が近い場合は、更新してから売るか、そのまま売るかを慎重に判断しましょう。
設備の状態が良好であれば、車検を通してから売却したほうが高く売れることもあります。
一方、費用をかけずに早く手放したい場合は、車検が切れる前に売却するほうが安心です。
タイミングを逃さず、車検の残り期間を有効に活用しましょう。

【売却希望者が多くなる時期には価格が下がる】
市場に売却希望の車両が一気に増えると、それに対して買い手が少ない状態では価格競争が起こりやすく、査定額が下がる要因になります。
こうしたタイミングの場合には、あえて売却を避けることで、より良い条件での売却が期待できます。
「急いで売らなければならない状況でない」のであれば、供給が少なくなるタイミングを狙って売却をするとよいでしょう。
市場の動きを見ながら、余裕を持って動くことで、思わぬ損を防ぐことができます。
失敗しない!キッチンカー売却時の注意点とトラブル回避法
キッチンカーの売却は、大きな金額が動く取引になるため、事前の確認や準備を怠るとトラブルにつながってしまうことがあります。
とくに個人売買では、相手との信頼関係だけで手続きを進めてしまうケースが多く、後から後悔する例も少なくありません。
ここでは、キッチンカー売却時に起こりやすい失敗と、それを防ぐための具体的な対策をまとめました。
取引をスムーズに進め、納得できるかたちで手放すためにも、ぜひ事前にチェックしておいてください。
【契約書は必須!口約束での取引は避けておく】
キッチンカーの売却時には、どれだけ信頼できる相手であっても、必ず書面で契約内容を残しておくことが大切です。
口約束だけで進めてしまうと、後になって「聞いていない」「そんな話ではなかった」というトラブルに発展することがあります。
個人売買などで契約書を自分で用意する場合には、売却金額や支払い方法、引き渡し日、車両の状態、付属設備の内容などを明確に記載しておくと安心です。
テンプレートを使えば簡単に作成できますし、インターネットでもひな形を入手できます。
買い手と内容をしっかり確認し、両者が納得したうえで署名を交わせば、あとで言った言わないの問題を防ぐことができます。
大切な財産であるキッチンカーを手放すのですから、形式を整えることはとても大事です。
「そこまでは必要ない」と思わず、後悔しないように準備しておきましょう。

【引き渡し後の設備トラブルを防ぐために点検しておく】
キッチンカーの設備は、調理や給排水、換気など多くの機器が関係しています。
売却前にこれらの動作確認をせずに引き渡してしまうと、後になって「動かない」「壊れている」と指摘され、トラブルになるおそれがあります。
とくに冷蔵庫や給排水、電源系統などは、営業中に負荷がかかりやすいため、細かな不具合が起きやすい箇所です。
引き渡し前には、設備ごとに動作確認を行い、問題がある場合は修理か告知をしっかりしておきましょう。
「現状引き渡し」にする場合も、その内容を文書に残すことが重要です。
あとから揉めるより、最初に点検して正直に伝えることで、買い手にも安心してもらえます。
信頼を得る姿勢が、結果としてトラブル回避につながります。

【支払い方法や入金タイミングを明確にしておく】
キッチンカーの売買は高額になることが多く、支払い方法によってはトラブルの原因になることがあります。
「入金予定日が過ぎたのに振り込まれない」「頭金だけでその後の支払いが滞る」といった事例も、実際に見受けられます。
こうしたトラブルを防ぐためには、売買契約時に支払い方法を明確にし、期日や金額を文書に記載しておきましょう。
また、できるだけ安全性の高い決済手段を選んでください。
売る側も、入金確認後に車両を引き渡すように徹底すれば、未払いのリスクを減らせます。
「お金の話ばかりだと気まずい」と感じるかもしれませんが、明確に取り決めることが信頼関係の構築につながります。

【買い手とのやり取りは記録を残しておく】
キッチンカーの売却では、細かなやり取りが何度も発生します。
「いつ引き渡すか」「どの設備を残すか」「清掃の範囲はどこまでか」など、話した内容が増えていくと、あとから内容が食い違うこともあります。
こうしたズレを防ぐために、やり取りはできるだけメールやメッセージアプリなど、記録が残るかたちで行うようにしましょう。
電話で話した場合も、要点をあとから文面で確認するクセをつけておくと安心です。
「この内容は口頭で話したけど文書にもしておきます」と伝えれば、相手も納得しやすくなります。
売却後に「言った」「聞いていない」とならないためには、記録が何よりの証拠になります。
少しの手間でトラブルを回避できるので、確実に残しておくことがおすすめです。

まとめ
今回は、キッチンカーを売る方法について、詳しく解説しました。
キッチンカーの売却を検討している方にとって、どこで・いつ・どのように売るかはとても重要な判断です。
車種の特徴や設備の状態、市場の動きによって査定額は大きく変わります。
また、売却方法の選び方やタイミング、書類の準備、事前の点検なども、高価買取を実現するためには欠かせません。
少しでも条件の良いかたちで手放したいと考えるなら、今回の記事でご紹介したポイントを参考に、しっかり準備を整えてからキッチンカーの売却に進みましょう。
キッチンカーは、次のオーナーにとって新たなスタートの場になります。
だからこそ、トラブルなくスムーズに取引を終えることが、売る側にも買う側にも大切なことです。
信頼される売却を目指して、まずは今の車両の状態や相場を確認するところから始めてみてください。

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