被災地でキッチンカーが役立つ理由とは?災害時、頼りになるキッチンカーについて解説

近年注目を集めているキッチンカーは、イベント会場や観光地だけではなく、オフィス街や住宅街などへの出店機会が増えています。

日常に密着した営業が増えているキッチンカーですが、いざというときには被災地を助ける存在になることをご存じですか?

地震や火山の噴火だけではなく、最近増えている異常気象による大雨、洪水、土砂災害など、日本ではさまざまな自然災害が発生します。

キッチンカーは、災害が起きた後の避難生活などで困っている被災者の方を助ける役割も担っているのです。

今回は、キッチンカーの災害支援について解説していきます。

キッチンカーが被災地での災害支援に向いている理由

イベント会場や観光地、最近では住宅街やオフィス街のランチタイム営業と、どんどん活躍の場を広げているキッチンカー。

実は、災害が起きたときにも被災地に赴き、炊き出しなどを行って、被災者の方々の力になれるよう頑張っています。

なぜキッチンカーが被災地での災害支援に向いているのか、その理由について詳しく見ていきましょう。

【ライフラインが復旧していなくても調理ができる】

災害時、被災地では電気やガス、水道といったライフラインが止まってしまうことから、被災者の方はとても不便な生活を強いられてしまいます。

特に食事に関しては調理が必要のないメニューの支給が続くこともあり、食欲が落ちて体力低下や感染症への罹患に繋がってしまうケースが多く、今後の被災者支援の課題といえるでしょう。

キッチンカーの出店場所の中には電源を貸してくれるところもありますが、ほとんどの場合は自分で電気やガスといった熱源を準備しています。

そのため、被災地のライフラインが復旧していなくても、あたたかい出来立ての料理を提供できるのです。

【屋外での調理作業に慣れている】

設備さえあれば屋外でも調理作業ができるかというと、実はなかなか難しいものがあります。

キッチンカーで調理する場合は、スペースが限られていること使える電気量やガスの量に限りがあること、何より水の量が限られていることが特徴です。

このように、被災地の特殊な環境下で、衛生面にも配慮しながら調理をするのは、慣れているキッチンカー事業者でなければできないことでしょう。

日頃から電気・ガス・水の量に気を配って調理することに慣れているため、災害時のキッチンカー調理でも効率よくこなすことができます。

【被災地のなかで移動ができる】

キッチンカーの強みはなんといっても「移動できること」ではないでしょうか。

避難所にテントなどを立てて炊き出しする風景はよく見かけますが、次の場所に移動するためには解体作業が必要になります。

キッチンカーであれば、そのまま移動するだけで調理設備を別の避難所にも提供することができるのです。

材料や燃料さえあれば、1日に複数の避難所での炊き出しもできるため、より多くの被災者にあたたかな食事を提供できるでしょう。

※ただし、通行止めになっているなどの場合を除き、一般車両が移動できる状態に限られます。

災害支援に協力する各地のキッチンカー協会・組合

災害時、とても頼りになるキッチンカー。

開業者が増えていることから、ここ数年で各都道府県にキッチンカー協会や組合がいくつも設立されています。

自治体と協定を結び、いざというときに避難所のどこにキッチンカーを乗り入れるかなどの情報交換を行っている団体も増えています。

自治体と連携することで、足りない物資や食材などについてミスマッチを起こすことなく被災者の方への支援が可能となります。

災害支援に協力する、いくつかの団体について解説します。

【香川県キッチンカー協会】

会員同士で地域連携を図り、防災時に役割を担えるよう活動しているキッチンカー協会です。

高松市、善通寺市、さぬき市、坂出市、丸亀市などの自治体と災害時の炊き出しに関する協定を結んでいます。

・ 避難所におけるキッチンカーによる炊き出しの実施

・ キッチンカー協会が調達可能な物資の供給

・ 自治体が提供する米等の食材の調理

以上を主な活動として、被災者の方への支援を行っていきます。

【宮城キッチンカー協会】

目的を「発災時の炊き出し支援」として、2017年に任意団体として始まったキッチンカー協会です。

2018年から宮城キッチンカー協会として本格始動しました。

2019年にあった宮城県丸森町での豪雨災害では、炊き出し支援としてたこ焼きやセリ鍋、豚汁などを計3回2ヶ所で配布しました。

名取市、大河原町などの自治体と災害時の炊き出しに関する協定を結んでいます。

【さやまキッチンカー協会】

埼玉県狭山市のさやまキッチンカー協会は2021年に始まったキッチンカー協会です。

狭山市で行われるキッチンカー出店イベントの窓口としての機能だけでなく、買い物難民問題へも取り組んでいます。

狭山市とは防災協定を結んでおり、大規模災害時には被災者の方々に炊き出しによる食事の提供を行います。

まとめ

今回は、キッチンカーの災害支援について解説しました。

災害発生後、電気やガスといったライフラインが使えないことにより被災者の方々はとても不便な避難生活を送ります。

キッチンカーなら機動性があり、必要な物資や食材を乗せて被災地まで移動が可能です。

また、車両内で炊き出し調理ができるのでテントの設営などの労力もかからず、複数の避難所に移動することもできます。

キッチンカーは日頃の営業時から限られたスペースや資源での衛生的な調理作業を行っているため、災害時にはとても頼りになります!

今後も、自治体と災害時の対応について協定を結ぶキッチンカー協会が増えていくことを心から願っています。

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