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キッチンカーで発電機を使うなら必需品!携行缶を選ぶポイントを解説!
目次
キッチンカーで使用する照明や冷蔵庫、炊飯器などの調理機材を使用する際には電力が必要になります。
多くのキッチンカーが発電機を活用して電力を確保していますが、その際に使用されるのが『ガソリン携行缶』です。
ガソリン携行缶はガソリンを持ち運ぶための容器なので、発電機を購入する際に一緒に準備するのがおすすめです。
今回は、キッチンカーで使用するガソリン携行缶について解説していきます。
キッチンカーで使用するガソリンの危険性
まずは、キッチンカーで使用することの多いガソリンについて確認していきます。
ガソリンが気温が-40℃でも気化し、小さな火でも爆発的に燃焼する物質です。
また、ガソリンの蒸気を空気よりも重いので、穴やくぼみなど思わぬところに溜まりやすいという特徴があります。
離れたところにある火(静電気や衝撃による小さな火花等)によって引火する危険性があるので、取り扱いには十分に気をつけましょう。
キッチンカーでガソリンを取り扱う際の注意点
ガソリンは車や発電機などに使用される身近な物質ですが、十分な注意のもと取り扱う必要があります。
キッチンカーで取り扱う際の注意点について解説していきます。
【購入するとき】
■本人確認、使用目的の確認がある
2019年7月に京都で発生した爆発火災を受け、危険物の規制に関する規則が改正されました。
2020年2月からは、ガソリンの購入時には
・本人確認(運転免許証等)
・使用目的の確認
が行われ、販売記録の作成が行われるようになりました。
■セルフ式ガソリンスタンドでは購入できないことがある
セルフ式ガソリンスタンドでは、自動車等の燃料タンクに直接入れることしかできません。
セルフ式ガソリンスタンドで購入したい場合には従業員に相談する必要がありますが、会社内の基準等によりガソリン携行缶へ入れての販売を行えないこともあります。
【保管するとき】
■保管場所に気を付ける
火気がなく、日光等による温度変化が少ない場所で保管しましょう。
ガソリンが入った携行缶が長期間炎天下に置かれたことにより内部が高温になり、内圧を下げる動作をしないで蓋を開けたことによって気化したガソリンが広範囲に拡散、引火した事故もあります。
また、ガソリンは空気に触れると酸化劣化が進むため、満タンで保管、最大期限は6ヶ月が目安とされています。
保管が難しいので、使用時はできるだけ使い切るのが理想的です。
どうしても保管をする場合は、以上の点に気を付けて安全に保管しましょう。
■容器が劣化していないか確認する
ガソリン携行缶の調整ネジやパッキンが劣化していると、気化したガソリンが容器から漏洩することにより事故に繋がる可能性があります。
保管の際には容器が劣化していないか、必ずよく確認しましょう。
キッチンカーで使用するガソリン携行缶を選ぶ4つのポイント
取り扱いには気を付けることが多いガソリンを、安全に運搬・保管・使用するためには、どのようなガソリン携行缶を選ぶ必要があるのでしょうか。
キッチンカーでも使用しやすいガソリン携行缶の選ぶための、4つのポイントを解説していきます。
【試験確認済証がついているか確認する】
ガソリン携行缶は、消防法に定める運搬容器の基準に適合しているものでなければ使用できません。
危険物保安技術協会の性能試験に適合した金属製の容器が推奨されています。
性能試験確認を受けた容器には、危険物保安技術協会の『KHKマーク』の表示がされているので、確認して購入しましょう。
また、ガソリンの運搬については、10ℓ以下はプラスチック容器でも運搬が可能です。
しかし、プラスチック容器であっても、ガソリン用の性能試験に合格したものでなければ使用できません。
灯油用ポリエチレン容器は使用できないので、ガソリン専用容器を準備しましょう。
【容量は10ℓ程度が使いやすい】
10ℓのガソリンで、キッチンカーで使用する発電機を24時間ほど稼働できるとされています。
また、ガソリンを10ℓ入れた容器はおよそ12kgあるので、それ以上の大きさになると持ち運びが大変になります。
ガソリン携行缶への給油がなかなか難しいことから容量の大きなものを購入しがちですが、使いやすさやキッチンカーの営業時間・日数を考慮して購入しましょう。
【圧力調整ネジがあるかを確認する】
ガソリンは気化しやすい物質なので、ガソリンを入れて保管した携行缶内部は気化したガソリンによる圧力が高まった状態になります。
携行缶内部に溜まった圧力を逃がしてからキャップを開けられる、圧力調整ネジ付きのものを購入しましょう。
【ノズルが付いていると給油しやすい】
ガソリン携行缶から発電機に給油する際に、ノズルがあると使いやすくなります。
ノズルを携行缶内部に収納できるものや、専用の収納ケースが付属したものもあります。
給油の際にこぼれたガソリンから引火して火災が発生することもあるので、ノズルを使用して給油するようにしましょう。
まとめ
今回は、キッチンカーで使用するガソリン携行缶について解説しました。
ガソリンは-40℃で気化するため、静電気などの小さな火でも引火して火災に繋がる可能性があります。
ガソリン携行缶は材質などが消防法で定められており、安全に運搬・保管ができるものを選ぶ必要があります。
発電機もガソリンも、キッチンカーで美味しい料理を提供するためには欠かせません。
安全に取り扱うためにも、改めてよく確認しておきましょう。
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