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【開業者の疑問】キッチンカー開業に必要なタンクの容量は?選び方・取り付け方法についても解説!
目次
キッチンカー開業の準備を進める際に、見逃せないのが「給水タンク」や「排水タンク」といったタンクの容量選び。
車内で調理作業を行うキッチンカーを開業するなら、タンクの容量は開業時にしっかりと確認しておきたい大切なポイントです。
キッチンカーに設置するタンクの容量は、保健所の営業許可に大きく関係する設備であるため、自己判断だけで決めることはおすすめできません。
この記事では、キッチンカーに必要なタンクの基本知識から、容量の目安、選び方、取り付け方法、排水処理の注意点まで、開業前に知っておきたい情報をわかりやすく整理しています。
これから開業準備を進める中で、後悔しない設備選びと安定した運営を実現するための参考として、ぜひ最後まで確認してみてください。
今回は、キッチンカーのタンクについて詳しく解説していきます。

キッチンカーに必要なタンクとは?
キッチンカーを開業する際、給水や排水に関する設備は保健所の営業許可にも深く関わる項目です。
容量不足や設置ミスがあると、計画通りの開業が難しくなる原因にもなりかねません。
ここでは、キッチンカーに欠かせない給水タンクと排水タンクについて、それぞれの特徴や注意点を整理しながら解説していきます。
設備選びで後悔しないためにも、基礎知識をしっかりと身につけた上で、長く安定して営業できるキッチンカーの環境づくりを目指していきましょう。
【給水タンク】
給水タンクとは、調理や手洗い、器具の洗浄などに使用する「清潔な水」を貯めておくためのタンクです。
キッチンカーでは、水道に直接つなげないケースが多いため、タンクに貯水した水を使って営業する形が基本の作業形態です。
保健所の営業許可基準では、提供するメニューの種類や内容に応じて、必要な給水タンク容量が定められています。
一般的には、40リットルから200リットル程度までのタンクを、営業の内容のよって適切なサイズを選んで積載します。
キッチンカー開業前の段階で一度保健所に相談し、想定メニューに合ったタンク容量を確認しておきましょう。
保健所の営業許可で定められている給水タンクの容量については、以下の通りです。

(参考:東京都保健医療局健康安全部食品監視課発行「自動車関係営業許可申請等の手引」)
【排水タンク】
排水タンクとは、手洗いや洗浄作業で発生した「使用済みの水」を一時的に貯めておくためのタンクです。
キッチンカーの出店場所の多くでは、排水をそのまま地面や側溝に流すことは禁止されているため、排水タンクを設置する必要があります。
キッチンカーの給水タンクから使用した水は、すべて排水タンクに回収される仕組みになっています。
そのため、容量不足が起きないよう、排水タンクの容量は基本的に給水タンクと同等、またはそれ以上のサイズが必要です。

キッチンカーに設置する給水タンクの容量は?
キッチンカーを開業する際には、提供するメニュー数や調理方法に合わせて、給水タンクの容量を適切に決めることが重要です。
給水タンクの容量は、営業中に使用できる水の総量を左右するため、売上や作業効率にも大きな影響を与える要素の一つです。
また、保健所の営業許可では、メニュー数や内容に応じて必要なタンクの容量に基準が定められているため、自己判断だけで決めることはおすすめできません。
ここでは、東京都保健医療局健康安全部食品監視課発行「自動車関係営業許可申請等の手引」を参考にして、代表的な営業パターン別に、適した給水タンク容量の目安について詳しく解説していきます。
【1種類のメニューだけ提供|40ℓタンクを設置】
取り扱いできるメニューは1種類、調理工程は簡易なものとなります。
1工程の調理しかできないことを考えると、キッチンカー内での調理はほぼできません。
材料を切るなどの工程はせず、既製品の盛り付けのみなど、シンプルなメニューしか取り扱えないと考えましょう。
【複数メニューを提供|80ℓタンクを設置】
取り扱いできるメニューは複数ですが、2工程までの簡易的な調理を行うこととされています。
また、大量の水を使用しない調理に限られるため、営業許可取得時によく確認が必要です。
2工程までなので、例として「揚げる・焼く」などの調理工程に、「盛り付け」を合わせて2工程になります。
トッピングなどが盛り付け以外に1工程としてカウントされることもあるため、予定している場合には管轄の保健所に確認してみましょう。

【車内で調理したメニューを提供|200ℓタンクを設置】
取り扱いできるメニューは複数、大量の水を使用する調理も可能になります。
複数のメニューを提供し、材料のカット、加熱調理、洗浄作業など、キッチンカー内で本格的な調理を行う場合には、200ℓタンクを設置することが求められます。
また、仕込み作業も可能になるので、調理工程に制限がありません。
しかし、実際にキッチンカーで取り扱えるメニューかどうか、最終的には保健所の判断となるので開業前によく確認しましょう。

キッチンカーに設置するタンクを選ぶための4つのポイント
キッチンカーに設置するタンクは、単に容量だけで決めるものではなく、提供するメニュー数や種類を総合的に考えた上で選ぶことが重要になります。
しかし、開業初期の段階では、設備選びの経験が少ないため、価格だけで判断してしまうケースも少なくありません。
タンクは一度設置すると簡単に交換できない設備であるため、導入前の検討がその後のキッチンカー経営を左右します。
ここでは、キッチンカー開業時に必ず確認しておきたい、タンク選びの代表的な4つのポイントについて整理して解説していきます。
【提供するメニュー数で選ぶ】
タンク容量を決める際に確認すべきポイントの1つが、提供するメニューの数と内容です。
メニュー数が少ない場合には水の使用量も比較的予想しやすいですが、複数のメニューを同時に提供する場合には、調理工程や洗浄作業が増えるため、水の消費量も大きくなります。
また、イベント出店や繁忙期には、通常よりも販売数が増えるため、平常時の想定だけで容量を決めることはおすすめできません。
将来的にメニュー追加を検討している場合には、現在の構成だけでなく、今後の展開も踏まえた容量設計が重要になります。
また、保健所の営業許可取得にも関わるため、前項まででもお伝えした保健所の営業許可で定められている給水タンクの容量を確認しましょう。
保健所によって基準の解釈が異なることもあるので、開業前には事前相談をするのがおすすめです。
キッチンカー開業時の保健所への事前相談については、以下の記事で詳しく解説しています。
【タンクの設置スペースで選ぶ】
タンクの容量を選ぶ際には、車内に確保できる設置スペースを正確に把握しておくことが欠かせません。
キッチンカーの車内は、調理機器、冷蔵庫、作業台、収納棚など、多くの設備で限られた空間が埋まっています。
そのため、タンクを設置する場所を事前に決めておかないと、導線が悪化し、作業効率が大きく低下する恐れがあります。
特に大型タンクを無理に設置すると、通路が狭くなったり、調理や提供作業に支障をきたしやすくなったりすることもあるため注意が必要です。
また、メンテナンスや清掃を行う際に、簡単に取り外せない配置になってしまうと、日常管理の負担も増えてしまいます。
給水口や排水口の位置、ホースの取り回しなども含めて、設置後の使いやすさを想定することが重要です。

【キッチンカーの最大積載量で選ぶ】
タンク容量を決める際には、キッチンカーの最大積載量を必ず確認する必要があります。
水は1リットルあたり約1キログラムの重量があるため、大容量タンクを設置すると車両重量が大きく増加します。
例えば、200リットルの給水タンクを満水にした場合、それだけで約200キログラムの負荷が加わることになります。
これに調理機器や食材、発電機などの重量が加わると、場合によってはキッチンカーの積載制限を超えてしまう可能性も否定できません。
タンク導入前には、車検証を確認し、現在の積載状況と余裕重量を把握しておくことが重要です。

【取り扱いやすさで選ぶ】
タンクは毎日の営業で繰り返し使用する設備であるため、取り扱いやすさも重要な判断基準です。
給水作業や排水処理は、キッチンカーの営業前後に必ず行う作業であり、手間がかかりすぎると負担が積み重なってしまいます。
例えば、清掃しにくい構造のタンクでは、汚れや臭いが残りやすく、衛生管理面でのリスクも高まります。
フタの開閉しやすさや、内部まで手が届く設計かどうかも、長期使用を考える上では重要なポイントです。
日々の作業負担を減らすためには、価格だけでなく、実際の使いやすさを重視した選定が求められます。

キッチンカーに設置するタンクの注意点
キッチンカーに設置する給水タンクや排水タンクは、営業中だけでなく、営業終了後の作業や衛生管理にも大きく関わる設備です。
導入時には問題なく使用できていても、管理が不十分な状態が続くと、臭いや汚れ、故障などのトラブルにつながりやすくなります。
ここでは、開業前に必ず理解しておきたい、タンク管理に関する代表的な注意点について詳しく解説していきます。
日常的な管理意識を高めることで、長期的に安心して営業できるキッチンカーの環境づくりにつなげていきましょう。
【排水タンクは給水タンクと同じかそれ以上の容量にする】
キッチンカーのタンク設備を考える際には、給水タンクだけでなく、排水タンクの容量にも十分な注意が必要になります。
使用した水はすべて排水タンクに回収されるため、排水タンクが小さいと営業中にすぐ満水になってしまう可能性があります。
排水タンクを給水タンクと同等、もしくはそれ以上の容量に設定することが基本です。
【営業終了後は毎回清掃する】
タンクを長く安全に使用するためには、営業終了後の清掃作業を習慣化することが重要です。
給水タンクや排水タンクの内部には、水垢や汚れ、食品カスなどが少しずつ蓄積されていきます。
これらを放置すると、臭いや雑菌の繁殖につながり、衛生状態の悪化を招く原因となるので注意が必要です。
特に排水タンクは汚れがたまりやすいため、定期的な洗浄を怠ると衛生的なトラブルに発展する恐れがあります。
毎回の営業後に内部を洗い流すと、清潔な状態を維持しやすくなります。
また、清掃時にはホースや接続部、コック部分の状態もあわせて確認することで、漏水や破損の早期発見につながるでしょう。

キッチンカーにタンクを取り付ける方法
キッチンカーにタンクを取り付ける作業は、水回り設備の中でも特に重要で、設置ミスがあると漏水や故障の原因になりやすくなります。
開業準備の段階では、できるだけ費用を抑えたいと考える場面も多く、取り付け方法について悩むケースも少なくありません。
一方で、初期費用だけを重視して判断すると、後から修理や再施工が必要になり、結果的に負担が増える場合もあります。
ここでは、代表的な3つの取り付け方法について、それぞれの特徴や注意点を整理しながら解説していきます。
【自分で購入して取り付ける】
給水タンクや排水タンクを自分で購入し、取り付け作業まで行う方法は、初期費用を抑えやすい点が特長です。
ただし、給排水ホースの接続や固定作業・防水処理などには、専門的な知識と技術が必要です。
取り付けが不十分な状態で使用を続けると、走行中のズレや水漏れなど、重大なトラブルにつながりかねません。
コスト重視で導入する場合でも、安全性と法令対応を最優先に考えることが最優先なので、キッチンカー製作会社などの専門業者に依頼するのがおすすめです。

【キッチンカー製作会社に依頼して取り付ける】
安全性と完成度を重視する場合には、キッチンカー製作会社にタンクの取り付けを依頼する方法があります。
専門業者の多くは、車両の構造を理解した上で取り付け作業を行うため、トラブルが発生しにくい点が大きなメリットです。
給水設備や排水設備以外の設備を含めた総合的な設計を行ってもらえることも多く、車内レイアウトとのバランスも取りやすくなります。
また、保健所や車検の基準を考慮した設計が行われることも多いため、開業時の手続きもスムーズに進みやすくなるでしょう。
後から修理や改修が発生するリスクを抑えられることを考えると、長期的にはコスト削減につながる場合もあります。

【給排水タンクが設置してある中古キッチンカーを購入する】
開業準備期間を短縮したい方には、給排水タンクも含めて必要な設備が設置されている中古キッチンカーを購入する方法もおすすめです。
選ぶ車両によっては調理に必要な設備なども一通り整った状態で導入できるケースもあるため、追加工事の手間や時間の大幅な削減も可能です。
すぐにキッチンカーを開業して、営業開始を目指したい場合には、有効な選択肢といえるでしょう。
また、新規製作と比較すると、初期費用を抑えられる可能性が高い点も大きな魅力です。
中古キッチンカーを購入する際は、設備状態を正しく見極めた上での購入がおすすめです。
以下の記事では、中古のキッチンカーを購入する際の注意点を詳しく解説しているのでご覧ください。
キッチンカーの排水タンクの水はどこに流す?
キッチンカーでは、調理作業などで排水タンクにたまった使用済みの水を処理しなければなりません。
どこでどのように処理するか、事前に決めておくと開業後も安心です。
排水処理は、衛生管理や環境配慮の観点から、不適切な対応は大きなトラブルにつながりやすくなります。
ここでは、代表的な排水処理方法として、自宅や仕込み場所で処理する場合の具体的な方法について解説していきます。
【自宅又は仕込み場所のシンクに流す】
排水タンクにたまった水を処理する方法として、最も一般的なのが、自宅や仕込み場所のシンクに流す方法です。
家庭用や業務用のシンクは下水設備と接続されていることが多く、適切に処理すれば環境面や衛生面でも安心して使用できます。
ただし、排水には油分や細かい食材カスが含まれている場合があるため、そのまま流すと配管詰まりの原因になることがあります。
そのため、排水前に簡易フィルターやネットでゴミを取り除く作業を行いましょう。
また、一度に大量の排水を流すと、シンクからあふれたり、排水能力を超えたりする恐れもあります。
複数回に分けてゆっくり処理することで、設備への負担を抑えやすくなります。

【自宅又は仕込み場所の汚水桝に流す】
極端に排水量が多い場合や、油分を多く含む排水が発生する場合には、汚水桝を利用した処理方法が適しているケースがあります。
汚水桝は、家庭や施設の敷地内に設置されている排水設備です。
汚れや異物を一時的に集める役割を持っているため、下水管への直接負担を軽減し、詰まりや悪臭の発生を防ぎやすくなります。
ただし、汚水桝は定期的な清掃を前提とした設備であり、放置すると機能低下や悪臭の原因になるので注意が必要です。
排水処理とあわせて、汚水桝内部の点検や清掃を習慣化しておきましょう。
また、地域によっては排水に関する条例やルールが定められている場合もあるため、事前確認が欠かせません。

キッチンカーの排水タンクの水を捨てる際の3つの注意点
キッチンカー営業では、排水タンクにたまった水を適切に処理することが大切です。
方法については前項まででお伝えしましたが、排水処理は衛生管理と安定運営の両面において重要です。
不適切な対応は、設備トラブルや近隣トラブルの原因になりやすくなります。
ここでは、排水タンクの水を処理する際に特に意識しておきたい3つの注意点について整理して解説していきます。
【大量の排水を一気に流さない】
排水タンクにたまった水を処理する際には、一度にすべてを流さないように気を付けましょう。
大量の排水を一気に流してしまうと、シンクや排水管の処理能力を超えてしまい、あふれや逆流の原因になる場合があります。
排水があふれると、床や周辺を汚してしまい、清掃や修復に余計な手間がかかることにもなりかねません。
また、排水管内部に汚れが一気に流れ込むことで、詰まりやすい状態を作ってしまう恐れもあります。
このようなトラブルを防ぐためには、複数回に分けて少しずつ処理しましょう。
時間をかけてゆっくり排水することで、設備への負担を抑えながら安全に処理を行いやすくなります。

【固形物をそのまま流さない】
排水タンク内には、食材の切れ端や調理カス、細かなゴミなどの固形物が混ざっている場合があります。
これらを取り除かずにそのまま排水してしまうと、配管詰まりや悪臭発生の大きな原因となります。
特に油分と固形物が組み合わさると、排水管内で固まりやすく、深刻なトラブルに発展しやすくなるので注意しましょう。
排水前にはネットやフィルターを使用して、固形物を確実に除去するのがおすすめです。

【自治体によって処理方法は異なるので営業許可取得時に確認する】
排水処理に関するルールは、地域や自治体によって細かく定められている場合があります。
同じキッチンカー営業であっても、場所によって求められる処理方法や設備基準が異なることは珍しくありません。
そのため、開業準備段階で保健所や担当窓口に相談し、排水処理の基準を確認しておきましょう。

まとめ
今回は、キッチンカーのタンクについて詳しく解説しました。
キッチンカー開業において、給水タンクや排水タンクの容量選びと管理方法は、安定した営業を続けるための重要な基礎となります。
提供するメニュー数や内容、調理方法によって必要な水量は大きく変わるため、自分のキッチンカーに合った容量のタンク選びが欠かせません。
また、設置スペースや積載量、安全性まで考慮してタンクを選ぶことで、日々の作業効率アップやトラブル防止にもつながります。
さらに、排水処理や清掃管理を徹底することで、衛生環境を良好に保ちましょう。
タンクの容量については、保健所が定める基準を必ず事前に確認して進めてください。
日々の管理や点検を習慣化し、小さな異変にも早めに対応する意識を持つことで、安心して営業を続けられる環境づくりにつながります。
タンク容量と正しい運用方法を理解した上で、キッチンカー開業成功への確かな土台を築いていきましょう。
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