【キッチンカー営業許可】気を付けたい5つのポイントとは?申請の流れや必要書類も解説!

キッチンカー開業者の悩みとしてよく聞くのが、営業許可についての不安です。

初めて飲食業に就く場合、保健所とどのようにやり取りしていけば良いのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

まず、キッチンカーの営業許可申請の流れや必要書類、気を付けたいポイントについて知識をつけましょう。

今回は、キッチンカーの営業許可について解説していきます。

キッチンカーの営業許可申請の流れ

まずは、キッチンカーの営業許可申請の流れについて解説していきます。

【保健所へ事前相談】

キッチンカーの設計図等を持参して、保健所の食品衛生担当まで事前相談に行きましょう。

どのようなメニューを、どのような工程で調理するかまで明確に話せると相談がスムーズに進みます。

【営業許可申請書類の提出】

営業許可申請書類はキッチンカー完成予定日の10日前を目安に提出しましょう。

必要な書類について詳しくは、キッチンカーの営業許可申請に必要な書類の項をご覧ください。

【施設(キッチンカー)の確認検査についての相談】

営業許可申請書類を提出する際に、保健所の担当者と施設の確認検査について相談しておきましょう。

キッチンカー製作進行状況の連絡方法や検査日時について決める必要があります。

【施設(キッチンカー)の確認検査】

キッチンカーが申請の通り出来上がっているか、施設基準に合致しているかを保健所の担当者に確認してもらいます。

検査は必ず営業車が立ち会いましょう。

確認検査終了後、営業許可書交付予定日のお知らせが交付されます。

保健所の施設基準に適合しない場合には、営業許可を取得できません。

適合しなかった部分を聞き、改善して後日改めて再検査を受けるようにしましょう。

【営業許可書の交付】

営業許可書交付予定日に、営業許可書交付予定日のお知らせと認印を持って保健所に行きましょう。

営業許可書が交付されます。

【キッチンカー営業開始】

営業許可書は営業中必ず携帯しましょう。

営業許可済の標識は、キッチンカーの見やすい位置に取り付けてください。

キッチンカーの営業許可申請に必要な書類

■営業許可申請時に必要な書類

・営業許可申請書 1通

・施設(キッチンカー)の構造及び設備を示す図面 2通

・営業の大要 2通

・許可申請手数料

・食品衛生責任者の資格を証明するもの(食品衛生責任者手帳等)

※食品衛生責任者の資格とは

・栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、船舶料理士、と畜場法に規定する衛生管理責任者/作業衛生責任者の資格を有する者

・食品衛生管理者又は食品衛生監視員となることができる資格を有する者

・食品衛生責任者の資格取得のための養成講習会修了者

のどれかが必要となります。

キッチンカーの営業許可申請で気を付けたい5つのポイント

キッチンカーは開業資金が低いことから敷居が低く感じられることがあります。

そのため、開業するキッチンカーで、初めて飲食業に就かれる方もいらっしゃるようです。

初めての営業許可申請で躓いてしまわないよう、気を付けたいポイントについてまとめました。

【飲食店営業(自動車)の営業許可を申請する】

2021年6月施行の食品衛生法改正に伴い、キッチンカーの営業に必要な営業許可は「飲食店営業(自動車)」となりました。

営業許可の有効期間は5年間です。営業を続ける場合は、5年ごとに更新料を払い営業許可を更新する必要があります。

【営業する地域の保健所に申請する】

営業許可は、キッチンカーを営業する地域の保健所に申請しましょう。

また、地域によって営業許可によって営業できる地域が異なります。

1つの営業許可を取得することで、県内全体の営業ができる場合と、県内の一部の地域のみで営業ができる場合があります。

自分が営業する地域について、よく確認しておきましょう。

【食品衛生責任者の資格が必要】

営業許可申請に必要な書類の項でもお伝えしましたが、キッチンカーの営業許可には『食品衛生責任者』の資格が必要です。

各都道府県で開催している食品衛生責任者養成講習会を受講することで取得できます。

飲食業が未経験の方でも受講できるので、初めてキッチンカーを開業される方も安心です。

2021年度からオンライン(eラーニング方式)でも受講できる自治体が増えてきました。

約6時間の受講内容を、好きな場所で、好きなタイミングで受講可能なので、忙しい方でも受講しやすくなっています。

食品衛生責任者について、詳しくは以下のコラムをご覧ください。

【キッチンカーに必要な設備が整っているか】

保健所の施設検査では、キッチンカーの設備が保健所の施設基準の通りに整っているかをチェックされます。

主なチェック項目として、

・運転席とキッチン部分が完全に仕切られているか

・給排水タンクが十分な容量で設置されているか

・手洗い用水栓は自動又はレバー式などの非接触型であるか

・シンク、手洗い石鹸は十分な量設置されているか

・十分な明るさの照明設備があるか

・衛生的に保管できる収納ケースや棚は設置されているか

・蓋付きの廃棄物容器を設置しているか

・換気扇や虫の侵入を防ぐための網戸を設置しているか

などがあります。

【キッチンカーの給水タンク容量】

キッチンカーで調理を行う際、自宅や固定店舗のように水道に繋がっていません。

キッチンカー内に設置した給水タンクの容量ごとに、食品や食器の取り扱いが異なります。

うどんやラーメンといったメニューは『大量の水を要する調理』となり、200ℓ程度の給排水設備のあるキッチンカーでしか取り扱うことができません。

また、200ℓ程度の給排水設備があれば、キッチンカーの車内で仕込作業が可能になります。

自分の提供したいメニューが調理できるか、以下の表を参考によく確認しておきましょう。

まとめ

今回は、キッチンカーの営業許可について解説しました。

キッチンカーの開業では、聞きなれない営業許可申請に難しいイメージを抱かれる方が多いようです。

保健所への営業許可申請の流れや必要書類について知ることで、安心して開業の準備を進めることができるのではないでしょうか。

お読みいただいた方が気を付けたいポイントも押さえてスムーズにキッチンカー開業の手続きが行えるよう、心から願っています。

業界初!10万円でキッチンカー開業できるフルサポート付きの新プラン↓

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

(台数限定)キッチンカー開業予定者は必見です。

従来とは比較にならない超低投資型キッチンカー開業を実現。

しかもプロによる無料フルサポートで開業前はもちろん開業後の不安も全て解消。

ケータバンクが提供する10万円開業のフルサポートプラン
「実車見学・サービス説明会」を随時開催しています。

▼詳しくはこちらから

※少人数制の為、早めのご予約をお願いします。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

関連記事