人気急上昇のクラフトビールでキッチンカーの客単価をアップさせる方法とは?メリットや注意点も解説!

キッチンカーで開業する方の多くが、イベントやフェスで活躍したいという目標をお持ちではないでしょうか?

非日常が味わえるイベントではアルコールの売れ行きが良いので、こだわりの一品を用意して出店したいですよね。

アルコールの提供で他店と差をつけたいなら、今流行りのクラフトビールを取り入れるのがおすすめです。

メニューとセット販売すれば、もちろん客単価アップにも繋がります!

今回は、キッチンカーで売り上げ・客単価アップに役立つクラフトビールについて詳しく解説します。

ビールとクラフトビール比較

最近人気のクラフトビールでキッチンカーの売り上げ・客単価を上げていきませんか?

まずは、ビールとクラフトビールの違いについて説明していきます。

【ビールとクラフトビールの違いって?】

日本における明確な定義はありませんが、ビールは大手メーカーから生産され、一般的にリーズナブルな価格で入手できます。

一方、小規模な醸造所が作る多様で個性的なビールを「クラフトビール」と呼びます。

1994年に改正された酒税法により、ビールの最低年間製造量の基準が、2000キロリットルから60キロリットルへと引き下げられ、小規模ブルワリー(醸造所)が数多く登場し、地ビール(クラフトビール)ブームが巻き起こったのです。

【ビールよりもクラフトビール市場拡大中!】

近年、大手メーカーによるビール類の年間製造量は右肩下がりの傾向がある一方、クラフトビール市場は急拡大しており、第三次クラフトビールブームともいわれています。

多くの消費者が大量生産の画一的な商品よりも、新しい味わいを探求している傾向にあるようで、需要の高まりとともに、2019年には400を超えるビール製造免許場があり、より個性的で多彩な味わいのある新たなクラフトビールが続々と誕生しています。

【ビールとクラフトビールで違う価格の違いとは?】

価格はビールとクラフトビールの間で大きな違いがあります。ビールは大量生産され、コストが低く抑えられるため、販売価格も一般的にリーズナブルです。

一方、クラフトビールは高品質な原材料を使い、手間とコストがかかる製造プロセスを採用しています。その独自性や、品質、ストーリーを通じて価値を付加することで一般的なビールよりも高い価格で市場に提供されます。

キッチンカーでクラフトビールを提供する場合、高品質な選択肢を提供することで、客単価をアップさせるチャンスがあります。

キッチンカーでクラフトビールを販売するメリット

香り・コク・苦味など個性的な味わいのあるクラフトビール。

キッチンカーでクラフトビールを販売することには、どんなメリットがあるのでしょうか。

【ビールより価格設定が高めにできる】

キッチンカーでクラフトビールを販売する最大のメリットは、価格設定が高めにできることです。

クラフトビールはビールに比べて高品質で個性的な味わいがあり、ストーリーを通じて価値を付加することで高い価格帯を設定できます。

キッチンカー経営者は、手作り感と独自のフレーバーを活かし、クラフトビールを提供することで、客単価をアップさせることが可能です。

【セット販売しやすい】

クラフトビールはその味わいを引き立てるフードとの相性が良いため、キッチンカーでのセット販売がしやすいのも大きなメリットです。

例えば、おいしいバーガーとクラフトビールの組み合わせは多くの方が魅力的に感じるのではないでしょうか。

クラフトビールを主力商品と組み合わせたセットメニューを提供することで、顧客に多彩な選択肢を提供し、売上を伸ばしましょう。

【イベント出店がしやすい】

キッチンカーでのイベント出店が盛んな現代において、クラフトビールの提供は大きなアドバンテージとなります。

多くのイベントやフェスでは、ビールやクラフトビールが人気商品です。

クラフトビールを提供することで、イベント参加者からの注目を集め、集客力を高められるかもしれません。

ただし、アルコールを製造しているメーカーが協賛しているイベントや、フェスでのアルコール販売はNGな場合もありますので、事前に調べておきましょう。

キッチンカーでクラフトビールを販売するときの注意点

作り手のこだわりによってひとつひとつ味わいが違い、飽きることのないクラフトビールですが、キッチンカーでクラフトビールを販売する際には、どんなことに注意すればよいでしょうか?

キッチンカーでクラフトビールを販売するときの注意点を、しっかり押さえておきましょう。

【キッチンカーで販売できるメニュー数を確認しておこう!】

キッチンカーが営業するためには、保健所の営業許可が必要です。

営業許可取得時にはキッチンカーの検査を行い、取り扱いできるメニューについて品目数が定められます。

アルコールなどのドリンクも品目に含まれますので、定められた品目数を確認し、決められたメニュー数でアルコールを販売しましょう。

【キッチンカーでのアルコール販売に必要な許可とは】

キッチンカーで深夜0時を過ぎて営業し、アルコールを販売する場合は、深夜酒類提供飲食店営業届の提出が必要となる場合があります。

ただし、深夜酒類提供飲食店営業届は、バーや居酒屋のように、お酒の提供が主となる飲食店を経営する場合に必要な届けだということを覚えておきましょう。

自分のキッチンカーが当てはまるかについては地域の条例によって異なるため、事前に確認しましょう。

許可が必要になる場合は、各警察署に確認の上、申請を行ってください。

キッチンカーでのアルコール販売の注意点について、詳しくは以下の記事で解説しています。

クラフトビールの仕入れ方法

キッチンカーでクラフトビールを提供する場合、どのように仕入れればいいのでしょうか?

キッチンカー開業者がクラフトビールを仕入れる方法について具体的に説明します。

【クラフトビール醸造所から直接仕入れる】

キッチンカーで提供したいクラフトビールを見つけたら、直接、醸造所から入れることができるか問い合わせしてみましょう。

醸造所とパートナーシップを築くことで、新鮮で特別なクラフトビールを手に入れることができ、お客様にアピールすることができます。

醸造所によっては、卸問屋や提携のサイトを経由しないと買えない場合もありますので確認していきましょう。

【酒類卸問屋や酒屋から仕入れる】

酒類卸問屋が独自に海外や国内のクラフトビールを仕入れて販売しているケースもありますので、取引している問屋があれば確認してみてもよいでしょう。

酒類卸問屋:日本酒類販売、国分、三井食品、大星岡村、升喜、三陽物産など。

酒屋:カクヤス、河内屋、小倉など。

【クラフトビールフェスティバルや展示会を訪れる】

クラフトビールフェスティバルや展示会に参加することは、新しいビールを発見し仕入れる方法の一つです。

これらのイベントでは、多くのクラフトビール醸造所が自社の商品を紹介し、試飲ができる機会が提供されます。

醸造所の方と直接交流し、新たなビールの仕入れ契約先を開拓していきましょう。

【インターネットで仕入れる】

近年、インターネットでクラフトビールを購入できるショップが増えています。

ネットショップを活用することで、離れた場所のクラフトビールを手に入れることができるので地理的な制約を超えて、より多くのクラフトビールを仕入れることが可能になります。

以下のようなサイトがありますので、ぜひ参考にしてください。

・サンクトガーレン https://www.sanktgallenbrewery.com/

・クラフトビアーズ https://www.craftbeers.jp/

・クラフトリカーズ https://craftliquors.jp/

・WITCH CRAFT MARKET https://witchcraftmarket.com/pages/about

2023年注目のクラフトビール5選!

【ヤッホー・ブルーイング「よなよなエール」】

香りとコクを楽しむクラフトビール。

クラフトビールの王道の味わいを追求したよなよなエール。

フレッシュな柑橘類の香りと、やさしいモルトの甘味が組み合わさっています。

ほんのり甘く香ばしい麦芽の風味があるため、甘じょっぱい料理とよく合いますよ。

【銀河高原ビール「銀河高原ビール 小麦のビール」】

小麦と酵母が織りなすまろやかさが特徴のビール。

小麦と酵母が織りなす自然なまろやかさを持つ、白濁した小麦色の無濾過ビールです。苦みが少なく優しい口当たりと甘い香りを楽しめますよ。コクと甘味を味わったあとは、軽快でフレッシュな余韻が喉からゆっくり広がっていきます。

【協同商事コエドブルワリ「COEDO 瑠璃Ruri」】

世界的なビールのコンテストでも入賞を果たしている注目のクラフトビール。

どんな料理とも相性がいいので、お食事のお供をお探しの方におすすめ。

ホップの香りや苦味のバランスがとれたさわやかな飲み口です。キレイな黄金色と白くやわらかな泡が特徴。

【ヤッホー・ブルーイング「裏通りのドンダバダ」】

シャルドネを思わせる爽やかな香りでドライな飲みごたえ

ベルギーの伝統的なビアスタイルであるゴールデンエールをベースにしつつも、既存の製法に囚われずモダンに再構築されています。

ベルギー酵母由来の香りとホップの香りが複雑に重なることで、ワインのシャルドネを思わせる爽やかな香りが特徴。ドライかつ飲みごたえのあるクラフトビールです。

【Molson Coors「BLUE MOON」】

オレンジピールやコリアンダーの風味のホワイトエール。

BLUE MOONはビール好きにもそうでない人にも愛飲される爽やかで飲みやすいビールです。

オレンジピールやコリアンダーの風味を加え、香り豊かで独創的。

口に含むと、すがすがしいフレーバーが広がり、コリアンダーのぴりっとした香味がアクセントを与えます。

まとめ

今回は、キッチンカーで売り上げ・客単価アップに役立つクラフトビールについて解説していきました。

製法や原材料、風味などの点で一般的なビールとは大きく異なるクラフトビール。

それぞれ個性的な味わいがあり、ストーリーを通じて価値を付加することで高い価格帯を設定できます。

キッチンカーのメニューに合ったクラフトビールを提供することで、あなたのキッチンカーの魅力がさらにワンランクアップするでしょう!

記事でご紹介した内容を参考に、あなたのキッチンカーのファンを増やし、売り上げアップ、客単価アップに繋げてみてください。

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