キッチンカーで使う業務用フライヤーのおすすめ商品3選!種類や選び方も解説!

唐揚げやポテトなど、キッチンカーの人気メニューには揚げ物が多い傾向にあります。

これからキッチンカー開業を考える方の多くが、業務用フライヤーの導入を検討されているのではないでしょうか?

せっかく業務用フライヤーを導入するなら、使いやすいものを選びたいですよね。

キッチンカー開業準備の段階で、業務用フライヤーの種類や選び方、入手方法をしっかり学んでおけば安心です。

初めての開業でも迷わないよう、おすすめ商品3選もご紹介します!

今回は、キッチンカーで使う業務用フライヤーについて徹底的に解説していきます。

キッチンカーで使う業務用フライヤーの種類

キッチンカーで人気の揚げ物メニューの調理に、欠かせないのがフライヤー。

メインメニューだけでなく、サイドメニューの調理として設置をお考えの方も多いのではないでしょうか。

業務用フライヤーは、以下の2種類に分けられます。

・電気式

・ガス式

キッチンカーで使う業務用フライヤーは、どのように選べば良いのでしょうか?

電気式とガス式、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。

【電気式フライヤーのメリット・デメリット】

■メリット

電気式フライヤーの最も大きなメリットは『安全性』です。

ガスのように火を使わず、油の温度が上がりすぎたら自動で止まる機能が付いているため、火災を起こすリスクを減らせます。

キッチンカー内は限られたスペースに複数の調理器具を置き、作業スペースを確保するため火気には特に注意して調理しなければいけません。

電気式ならその点安心して、安全にキッチンカー営業を行えるでしょう。

また、ガス式よりも厨房内の温度の上昇が少ないため、暑い夏の営業時には嬉しいですね。

■デメリット

電気式フライヤーはガス式と比較して、油の温度が上がるまで時間がかかります。

出店場所に移動してからすぐに営業開始したい場合には、使いにくく感じるでしょう。

揚がり方も、ガス式と比較するとサクッと感やカリッと感が劣るといわれています。

また、キッチンカー開業時は開業資金を抑えたい方が多いため、新品購入では価格が高いこともデメリットとして挙げられます。

【ガス式フライヤーのメリット・デメリット】

■メリット

ガス式フライヤーは『火力の強さ』が一番の魅力です!

揚げ物のおいしさに必要なカラッと感、サクッとした仕上がりを求める場合はガス式を選びましょう。

火力が強いことから、油の温度が速く上昇する点もメリットといえます。

仕込みに時間がかかったり、渋滞に巻き込まれたりして出店場所への到着がギリギリになっても、フライヤーの油の温度上昇が遅くて心配することはありません。

油の温度が下がりやすい冷凍食品を揚げる場合にも、ガス式がおすすめといえます。

■デメリット

ガス式フライヤーは容量が大きいこともあり、設置場所が限られる点がデメリットといえます。

フライヤーの他に置きたい調理機材を設置しても、作業スペースがしっかり確保できるか確認しましょう。

また、火力が強いため、キッチンカー内の温度上昇は避けられません。

真夏に空気がこもりやすいキッチンカーでガス式フライヤーを使用すると、耐えがたい気温になることもあります。

冷却グッズなどを活用して、暑さ対策を行いましょう!

キッチンカーで行う暑さ対策について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

キッチンカーで使う業務用フライヤーの選び方

キッチンカー開業で初めて飲食業に携わる方も多く、どの業務用フライヤーを選べばいいのかに悩まれる方が多いかと思います。

業務用フライヤーを選ぶときには、以下のポイントに着目しましょう!

・置き方

・槽の数

・熱源(電気式/ガス式)

それぞれについて、詳しく解説していきます。

【置き方で選ぶ】

キッチンカー内のスペースは限られているため、置き方で選ぶのが大切です。

業務用フライヤーの置き方は大きく2種類に分けられているため、特徴をご紹介します。

[卓上型]

フライヤー自体に脚が付いておらず、作業台の上に置いて使うタイプです。

油量が少なめで、使わないときに降ろしやすいため、サイドメニューや季節限定メニューの調理のためにフライヤーを置きたい方におすすめです。

[スタンド型]

フライヤーに脚がついているタイプです。

入れられる油量が多いことから、メインメニューの調理にフライヤーを使いたい方におすすめです。

【槽の数で選ぶ】

フライヤーは、1槽式と2槽式があります。

2槽あるメリットは、揚げる量を増やせることと、二度揚げできることが挙げられます。

特に二度揚げをしない場合は、1槽式で大容量のフライヤーを買う形でも良いでしょう。

【ガス式/電気式で選ぶ】

最初にご紹介した、電気式とガス式で選ぶのも良いでしょう。

キッチンカーでは、固定店舗のように電気やガスといった熱源の使用ができません。

電気を使うためには発電機の準備を、ガスを使うためにはLPガス(プロパンガス)の契約をしましょう。

フライヤーでは、揚げたときのおいしさや使い勝手から、ガス式を選ぶ方が多いかと思います。

キッチンカーにおけるプロパンガスの契約について詳しく解説した記事も、あわせてご覧ください。

キッチンカーで使う業務用フライヤーの入手方法とは?

業務用のフライヤーはいったいどこで購入できるの?

開業資金に限りがある場合は、どのような手段で入手すれば良いの?

以上のようなお悩みをお持ちの方に向けて、キッチンカーで使う業務用フライヤーの入手方法を詳しく解説します!

【新品を購入する】

一番イメージしやすいのが「新品を購入する」という方法です。

インターネットで購入する場合は、メーカー直販サイトや調理機器販売サイト、Amazonや楽天市場でも購入ができます。

実際に目で見てから購入を決めたい方は、業務用調理機材専門店に行く必要があります。

事前に調べ、業務用フライヤーの在庫があるか、見たい機材は置いているかを問い合わせてから訪ねると良いでしょう。

【中古品を購入する】

キッチンカーの開業には何かと費用がかかることが多く、新品を買うのは難しい…という方には、中古での購入がおすすめです。

ただし、中古品購入時には以下の3点を必ず確認しましょう。

・年式

・故障

・付属品

その他、キッチンカーで使用する中古厨房機器について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【レンタルする】

業務用フライヤーはレンタルすることもできます。

しかし、多くはイベントなどで1日使う場合を想定しています。

揚げ物メニューをメインとして開業する場合は長期的に使用することになるので、あまり現実的なレンタル料金ではありません。

電気式かガス式かを選ぶために使ってみたいときや、単発のイベントで揚げ物メニューを提供するときには利用してみましょう。

キッチンカーで使う業務用フライヤーのおすすめ商品3選!

初めてのキッチンカー開業では、どんなフライヤーを選べばいいのかわからず迷ってしまいますよね。

ここでは、キッチンカーで使う業務用フライヤーとしておすすめの商品3選をご紹介します!

【マルゼン/ガスフライヤー[MGF-23K]】

マルゼンのガス式フライヤーの中で、レギュラータイプとされる1槽式のフライヤー。

すばやく確実な圧電式自動点火方式なので使いやすいのが特徴です。

スタンド部分にはモップが入る隙間が設けられているので、清掃のしやすさが魅力です。

【ホシザキ/[FL-27A-GA]】

業務用調理機材で有名なホシザキのフライヤー。

側面加熱方式で、温度が低く対流がない油槽底部に揚げカスをためるため、綺麗な油を維持しやすいのが特徴です。

底面の掃除がしやすいのも使いやすいポイントといえます。

【マルゼン/電気フライヤー[MEF-M8FT]】

マルゼンが販売している電気式のフライヤー。

卓上タイプなので、メインでなくサイドメニューの調理に使用する方におすすめです!

油の温度や揚げ時間を設定できるため、火災などの心配も少なく使用できます。

キッチンカーの揚げ物メニューをおいしく仕上げる3つのコツ

キッチンカーでの揚げ物メニューは、特に人気が高いメニューです。

ここでは、キッチンカー開業で初めて飲食業に携わる方に向けて、揚げ物のおいしさを引き出すための重要な3つのコツをご紹介します。

ただ揚げれば良いわけではなく、奥が深い揚げ物メニュー。

キッチンカーで揚げ物を扱う方々は、ぜひ以下のポイントを参考にしてみてください。

【丁寧に下処理をする】

揚げ物の味の決め手となるのは、下処理の丁寧さです。

食材をきれいに洗い、適切なサイズにカットすることは、基本中の基本です。

特に気を付けてほしいのが、じゃがいもなどのデンプンを多く含む食材は、水にさらして余分なデンプンを取り除くことがポイント。

また、食材を揚げる前に、しっかりと水気を拭き取ることで、油はねを防ぎ、カリッとした仕上がりを実現できます。

この工程を怠ると、揚げたときに食材が油を吸いやすくなり、べたついた仕上がりになってしまうので注意が必要です。

【油の温度と量に注意する】

フライヤーで揚げ物をする際には、油の温度が非常に重要です。

揚げ物メニューにもさまざまありますが、揚げ物の多くは170~180℃で揚げるのが適しているといわれています。

適切な温度で揚げることで、外はカリッと中はジューシーな仕上がりになります。

温度が低すぎると食材が油を吸いすぎてしまい、高すぎると外側が焦げてしまうため、温度管理は慎重に行ってください。

また、油の量も重要なポイントです。

食材が完全に浸るくらいの量を用意することで、均一に加熱され、おいしい揚げ物を作ることができます。

【揚げた後はしっかりと油をきる】

揚げた後の処理も、揚げ物のおいしさを左右するポイントです。

揚げたての食材は、キッチンペーパーの上に出し、余分な油をしっかりと取り除きましょう。

また、油切りバットを使用するのもおすすめです。

油切りバットで油を切ってから、キッチンペーパーで余分な油を吸わせるのが理想的とされています。

油が余分に残っていると味が重たく感じられ、食感も損なわれます。

食材を揚げた後は、速やかに油を切ることで、サクサクとした食感を保ちましょう。

キッチンカーで人気の揚げ物メニュー5選

キッチンカーで人気が高い揚げ物メニューですが、具体的にどんなメニューの人気が高いのでしょうか?

ここでは、キッチンカーで特に人気のある揚げ物メニューを紹介します。

適した出店場所や他店と差別化するアレンジのヒントもお伝えするので、これからキッチンカーを開業しようと考えている方々に、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

どのメニューもシンプルながらも、お客様に愛されるポイントがありますので、ぜひフライヤー購入後の参考にしてください。

【唐揚げ】

唐揚げは、子どもから大人まで、どの年代にも愛される定番の揚げ物メニュー!

鶏肉を使った唐揚げは、外はカリッとして中はジューシーな食感が魅力ですよね。

キッチンカーで提供する際には、特製のタレやスパイスで味のバリエーションを楽しませることができます。

最近ではさまざまなフレーバーが好まれているので、他店と差を付けたい方はメニュー研究してみましょう。

また、どこでも手軽に食べられる点も、キッチンカーに最適です。

単品ではフェスやイベントでの需要が高いほか、ご飯とあわせれば唐揚げ弁当にもなってランチ出店もできるので、出店場所の選択肢も豊富といえます。

【ポテト】

ポテトフライも、男女問わず、幅広い年齢層から支持される人気メニューです。

キッチンカーでポテトを提供する場合は、その場で揚げることで、外はカリッと中はふっくらとした食感をお楽しみいただけます。

トッピングや味付けのバリエーションも豊富で、シンプルな塩味からチーズやバーベキューソースを加えたもの、大人にはトリュフオイルやパルメザンチーズを使用した高級感のある味付けまで、幅広いアレンジが可能です。

また、ポテトは調理時間が短く、大量に迅速に提供できるため、大勢のお客様が訪れるイベントでもスムーズな対応が可能です。

【カツ】

カツは、お肉のおいしさをダイレクトに感じられることから、人気の揚げ物メニューです。

牛肉、豚肉、鶏肉とどのお肉でもおいしく仕上がるので、多様なニーズに応えることができます。

カツはボリュームがあることから、オフィス街でのランチ出店の機会が見込めるでしょう。

最近では、グルテンフリーのオプションがトレンドとなっています。

野菜と合わせてヘルシーなメニュー展開を用意するのもおすすめです。

また、キッチンカーでカツを提供する際は、サクサクの衣とジューシーなお肉が鍵となります。

ブランド肉を使用して、味にこだわった高級路線を目指すのはいかがでしょうか。

【ドーナツ】

ドーナツは、揚げ物メニューの中では人気が高いスイーツメニューです。

アレンジの自由度が高く、最近ではヘルシーな選択肢として全粒粉やビーガン向けのドーナツが注目を集めています。

キッチンカーでその場で揚げることで、通常のカフェや店舗とは違う、作りたての味わいとなり、市販のものとは一線を画すおいしさを提供できます。

チョコレートやグレーズ、ナッツなど、トッピングを工夫することで、見た目にも華やかなメニューになるでしょう。

また、地元の食材を活用した限定メニューを提案することで、地域性を前面に出したイベントやマルシェなどへの出店見込めます。

【チュロス】

チュロスは、外はカリッと中はもちもちの食感が楽しめるスペイン発祥のデザートです。

砂糖やシナモンをまぶして提供するのが一般的ですが、チョコレートソースを添えたり、アイスクリームと組み合わせたりするのもおすすめです。

最近では、ディップソースを多様化することでさらに楽しめるようになり、キャラメル、果物ベースのソースなども人気があります。

キッチンカーでなら出来立て、揚げたてのチュロスを提供できるので、作りたての温かさと香りが魅力を引き立て、お客様を惹きつけることでしょう。

お祭りやイベントで人気が高いメニューなので、地域の特産品を使用したソースやトッピングを提供することで、常に新鮮な魅力となるでしょう。

まとめ

今回は、キッチンカーで使う業務用フライヤーについてご紹介しました。

キッチンカーで業務用フライヤーを使う場合は、発電機やプロパンガスの準備が必要です。

揚げ物メニューをメインとして開業する場合には購入がおすすめですが、一時的に使用したい場合にはレンタルも検討しましょう。

また、作業スペースが限られたキッチンカーでは、置き場所に合わせてフライヤーを選ぶのも大切なポイントです。

今回の記事を参考にして、キッチンカー営業で使いやすい業務用フライヤーをぜひ探してみてください!

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