キッチンカーの暑さ対策!エアコン・クーラーは使える?おすすめグッズで熱中症を防ごう!

目次

イベント会場や駅前、オフィスビルの周辺など、基本的に屋外に出店しているキッチンカー。

実は、夏のキッチンカーの車内は驚くほどの暑さになります。

夏のキッチンカー営業は、暑さとのたたかいとも言えるほど、気温が高くなる季節には、車内がまるでサウナのように感じることもあります。

しっかりとした暑さ対策をしなければ、体調を崩す原因になってしまいかねません。

とくにフライヤーやグリルを使うメニューを提供している場合は、車内の温度上昇がさらに激しくなるため、準備を怠ると営業に支障をきたすこともあります。

ランチ営業にイベントと夏も大忙しのキッチンカーは、体調を崩して出店場所をキャンセルする…なんて訳にはいきませんよね。

これからキッチンカーの開業を目指す方や、すでに夏場の営業を経験している方にとって、暑さへの対策は避けて通れない大切なテーマです。

この記事では、エアコンやポータブルクーラーの活用、冷却グッズの選び方、そして熱中症を防ぐためのポイントなどをわかりやすく紹介します。

暑い夏もキッチンカーで元気に営業するために、ご紹介する対策やグッズを取り入れてみてください!

今回は、キッチンカーでできる暑さ対策を解説します。

キッチンカーでは必須!夏の暑さ対策

近年の夏の暑さは、普通に過ごしているだけでも厳しいと感じられる気温です。

屋外に長時間出店するキッチンカーでは、気温が高くなるとまるでサウナのように感じることがあるほどの暑さになります!

そのまま無対策で営業を続けると、体調を崩す原因になりかねません。

夏にキッチンカーを営業するなら、暑さ対策は避けて通れない大切なポイントです。

ここでは、実際に車内でどのような温度になるのか、どんな症状が出やすいのか、そして万が一の際の対処法まで、具体的に解説していきます。

【キッチンカー内の暑さは50℃にもなる!?】

夏場のキッチンカーでは、気温が35℃を超えるような日には、車内が50℃近くになることもあります。

大きな販売窓があり、換気扇を設置していても、限られたスペースの中で空気がこもりやすいのが特徴です。

また、直射日光が車体全体にあたることや、調理機材からの熱が逃げにくい構造によるものと考えられます。

たとえばコンロやフライヤーなどの熱源を使うメニューの場合、わずか数時間で車内が蒸し風呂のような状態になってしまうでしょう。

気温が高くなると、作業効率が下がるだけでなく、体への負担も増していきます。

また、冷蔵庫の効きが悪くなるなど、メニューの品質を保つうえでも問題が出やすくなります。

暑さをあなどらず、しっかりとした準備をすることがキッチンカー営業成功への第一歩です。

【キッチンカーで起こりやすい熱中症の症状】

夏のキッチンカー営業で、最も気を付けたいのが『熱中症』です。

熱中症は悪化すると、入院して治療が必要になるケースや、最悪の場合には命に関わるケースもあります。

最初のサインとしては、軽いめまいや立ちくらみ、汗が止まらなくなるといった症状が出やすいです。

そのまま無理をして作業を続けると、吐き気や手足のしびれ、意識がもうろうとするなど、危険な状態に進んでしまいます。

こまめな水分と塩分の補給、首や脇の冷却、休憩の時間をスケジュールに組み込むことが大切です。

また、症状が出た場合はすぐに営業を中断し、体を冷やして安静にすることが必要になります。

キッチンカーでは特に、以下の初期症状に気を付けて営業してください。

・めまい

・顔や体のほてり

・立ちくらみ

・大量の汗

・頭痛

・倦怠感

・筋肉の硬直

【キッチンカー営業中に熱中症になった場合の対処法】

もしキッチンカーの営業中に熱中症の症状が出た場合は、すぐに作業を中断し、体を冷やすことが最優先です。

まずは涼しい場所で、首やわきの下、足の付け根などを冷やすようにしましょう。

可能であれば、保冷剤や冷たいペットボトルなどを使って体温を下げていきます。

水分だけでなく塩分も同時に補給できる経口補水液を用意しておくと、緊急時にも安心です。

また、意識がもうろうとしていたり、吐き気が強かったりするときはすぐに医療機関を受診することが大切です。

一人で営業している場合は、近隣のキッチンカー出店者に声をかけてサポートをお願いできる関係づくりをすると良いでしょう。

事前に暑さ対策のマニュアルを用意し、家族やスタッフとも共有しておくと、いざというときに冷静に対応できます。

キッチンカー営業は自由度が高い一方で、体調管理の責任もすべて自分にかかってきます。

自分の身を守るためにも、万全の備えをしておきましょう。

キッチンカーで使用するなら、エアコン?ポータブルクーラー?

キッチンカーでの暑さ対策として、「エアコン」と「ポータブルクーラー」のどちらを使えばよいか、悩む方も多いのではないでしょうか。

どちらも涼しさを保つために役立つ機器ではありますが、設置方法や電源の問題などをよく考える必要があります。

ここでは、キッチンカーにおけるエアコンとポータブルクーラーとの違いや、どちらがより現場向きかについても紹介します。

【エアコンのメリット】

気温が高い夏場には「エアコンがあればいいのに!」と思いながらキッチンカーの営業をされている方も多いのではないでしょうか。

熱を発する調理機器が多いキッチンカー内に涼しい空間を作り出すことは、キッチンカー営業での体への負担を減らすうえで効果的です。

ここでは、エアコンのメリットについて解説します。

[冷房にも暖房にもなる]

エアコンの大きな魅力は、冷房としてだけでなく、冬場の暖房としても使える点にあります。

夏だけの設備と考えず、一年を通じて使えるため、設備投資の価値が高くなります。

冷房と暖房の切り替えもボタンひとつで簡単で、季節に応じた快適な環境を手に入れることができます。

風の出る方向を調整できる点も、調理中に快適さを保つために役立つでしょう。

[設置スペースを必要としない]

エアコンのもう一つの大きな特徴は、本体が壁に取りつけられるため、床にスペースを取らない点です。

限られた空間で営業するキッチンカーにとって、この省スペース性は非常にありがたいポイントになります。

ポータブルタイプの冷却機器と違い、通路をふさぐことがないため、動きやすく安全な作業環境が保てます。

スペースを有効に活用できることで、調理器具の配置や収納の自由度も上がります。

【エアコンのデメリット】

キッチンカーでの暑さ対策としてエアコンを検討する方は多いですが、実は導入には注意すべき点もあります。

確かに快適な環境をつくれる設備ですが、運用面では意外と手間や費用がかかることもあります。

特に初期費用や使用中の電力消費など、導入前にしっかり把握しておかないと、後から困る可能性もあります。

エアコンは便利な設備である一方、すべてのキッチンカーに向いているわけではありません。

ここでは、エアコン導入にあたって考えておきたいデメリットを具体的に紹介していきます。

後悔しない設備選びのためにも、メリットとあわせてデメリットも確認しておきましょう。

[コストがかかる]

エアコンをキッチンカーに取りつけるためには、かなりの初期費用が必要になることがあります。

小型タイプのエアコンでも本体価格が高めで、さらに取り付け工事も必要となるため、トータルでかかる費用が嵩むケースもめずらしくありません。

できるだけコストを抑えたい方にとっては、大きな負担になる可能性があります。

また、エアコンは電力を多く消費するため、日々の運転コストにも影響が出やすいです。

夏場の稼働率が高くなるほど、発電機で使用する燃料費も上がっていきます。

費用対効果をしっかり検討してから導入することが、失敗しないためのポイントです。

[エアコン用に発電機が必要となる]

キッチンカーにエアコンを設置する場合、ほとんどのケースで発電機の併用が必要になります。

持ち運べる大きさと重さの発電機の場合、一つだけでは十分な電力がまかなえず、安定した冷房効果を得るにはエアコン用として使用する発電機が欠かせません。

しかし、発電機の導入にも追加の費用がかかり、設置スペースや排気の問題も考えなければなりません。

また、発電機を稼働させるにはガソリンや軽油が必要になり、燃料管理の手間も発生します。

こまめな給油が必要な場面では、営業の合間に負担が増えることも想定されます。

快適さを得るために、どこまでの設備を準備できるかを事前に考えておきましょう。

[安全性に疑問が残る]

エアコンは、本体のみで一般的に10kg前後と重量のある機器です。

車内への取り付けがしっかりと行われたとしても、キッチンカーが移動する際の揺れなどに対しての耐久性には疑問が残ります。

本来は屋内への取り付けが前提とされているので、運転などによる断続的な振動が続いた場合にはエアコンが落下するなどの事故が起こる可能性もぬぐい切れません。

また、エアコンの使用には室外機の設置が必要です。

室外機の重さは一般的に30kg~40kg前後いわれており、こちらも重量のある機材です。

どちらの機材も重さがあるため、万が一の落下などのリスクを考えると、キッチンカーの運転で起きる断続的な揺れに対する安全性には疑問が残ります。

留め置きで営業してほとんど動かさずに固定店舗のように使用するキッチンカーを除いて、車内へのエアコン設置についてはあまり現実的でないといえます。

【ポータブルクーラーのメリット】

エアコンに比べて導入のハードルが低いのが、ポータブルクーラーの大きな魅力です。

キッチンカーでの暑さ対策を考えるときに、まず検討される機器の一つでもあります。

とくに初期費用を抑えたい方や、エアコンの設置がむずかしい方には、とても便利な選択肢になります。

機能も年々向上して冷却力の高いモデルも多く登場しており、持ち運びができることから、状況に応じた使い方ができるのもポイントです。

ここでは、ポータブルクーラーを使ううえでの代表的なメリットを紹介していきます。

[設置工事の必要がない]

ポータブルクーラーのいちばんの強みは、設置工事が不要な点です。

購入してすぐに使えるため、導入までの手間がほとんどかかりません。

業者に依頼する必要もなく、開業前の準備期間が短くてすむのも魅力です。

イベント出店などで短期的に冷却が必要なときにも、手軽に持ち込めるので心強い存在といえるでしょう。

[集中的に冷風を受けられる]

ポータブルクーラーは、冷風を一点に集中して送れる設計になっているため、作業している場所を効率よく冷やすことができます。

とくに立ち作業が多いキッチンカーでは、長時間の調理によって体に熱がこもりやすくなりますが、冷風が直接届くことで暑さによる疲労をやわらげやすくなります。

一般的な送風機とは違い、しっかりと空気を冷やしてくれるため、冷却効果をすぐに実感しやすいのも特長です。

冷風の向きを自由に調整できるモデルも多く、自分の立ち位置に合わせて使えるのも便利な点です。

暑さの厳しい時間帯だけピンポイントで使用したいという方にも、とても向いている冷却機器といえるでしょう。

【ポータブルクーラーのデメリット】

ポータブルクーラーは、手軽に導入できる暑さ対策として人気がありますが、実際に使用してみるといくつか気になる点が出てくることもあります。

たとえば、設置スペースの確保や排気など、現場での使用には工夫が求められる場合があります。

事前にデメリットを理解しておけば、営業中に困るリスクを減らせるでしょう。

ポータブルクーラーの特徴を正しく理解しておくことで、キッチンカーの環境に合った使い方がしやすくなります。

ここでは、導入前に知っておきたい注意点を二つの観点から紹介していきます。

[設置のためにスペースが必要になる]

ポータブルクーラーは工事が不要な点が魅力ですが、その反面、床に設置するためのスペースを確保しなければなりません。

キッチンカーの中は限られたスペースで調理や接客を行うため、機材や冷蔵庫との配置バランスに注意する必要があります。

とくに調理台の近くや通路に設置してしまうと、作業の邪魔になったり、移動しにくくなったりすることがあります。

サイズの大きいモデルを選んでしまうと、ドアの開閉や食材の出し入れにも影響が出るかもしれません。

安全面を考慮しても、機器の位置には十分な検討が必要です。

購入前には、車内の寸法や動線を確認し、設置後のイメージを持つことが大切になります。

使いやすさを優先するためにも、実際の使用環境に合わせた選択を心がけましょう。

[排気口からは熱い空気が排出される]

ポータブルクーラーを使用する際に見落としやすい点として、排気口から出る熱風の処理があります。

本体は涼しい風を出す一方で、内部では熱を外へ逃がしているため、排気口のまわりは熱気で高温になります。

排気の方向や出口の位置を誤ると、せっかくの冷却効果が帳消しになってしまうこともあるので注意しましょう。

たとえば、車内に排気がこもると逆に温度が上がってしまい、調理環境がより過酷になるおそれがあります。

キッチンカー内で配置するときに、風通しの良い配置を心がけることが重要です。

また、排気口の近くに冷蔵庫や食材を置いてしまうと、品質にも悪影響が出る可能性があります。

快適な営業環境を保つためにも、排気の取り扱いには十分な注意が必要です。

設置前には、車両の構造や動線をしっかり確認し、適切な配置を検討しましょう。

キッチンカーで夏の暑さを対策しよう!

暑い夏も、毎日元気にキッチンカーを営業するためには暑さ対策が必須です。

これから開業する方も、すでに営業中の方も、手軽に取り入れられる暑さ対策を知っておくと安心です。

ここでは、実際のキッチンカー営業現場で役立つ基本的な対策を紹介していきます。

道具の選び方や体調管理、身につけるものの工夫まで、今日からすぐに実践できる内容ばかり。

体調を守ることが、お客さまにおいしいメニューを届けるための第一歩です!

自分に合った対策を見つけて、暑い季節でも無理なくキッチンカー営業を続けていきましょう。

【ポータブルクーラーや扇風機を使う】

暑さ対策の基本として、まず取り入れたいのが前項でもご紹介したポータブルクーラーや扇風機の活用です。

キッチンカー内は熱がこもりやすいため、空気を動かすことで体感温度を下げる効果が期待できます。

ポータブルクーラーは冷風を直接体に当てることができるので、暑さによる疲労をやわらげやすくなります。

場所を選ばず持ち運べるタイプなので、配置を変えられるのも便利です。

また、コンパクトな扇風機であれば、狭いスペースでもじゃまにならずに使用できます。

扇風機と保冷剤を組み合わせて、冷たい風を送る工夫をしているケースも見られます。

風を循環させるだけでも、作業時の不快感がかなり軽減されるので、電源状況に合わせた製品を選ぶと安心です。

【こまめに休憩する】

キッチンカーの車内温度はかなり高くなるため、その中で調理・販売作業を行うのはすごく体力を消耗します。

機器やグッズによる冷却だけではなく、自分自身の体調管理を意識することも非常に重要です。

とくに暑さがピークを迎える昼過ぎの時間帯は、無理をせず、こまめに休憩を取るように心がけましょう。

キッチンカーは一人で営業することも多く、つい作業に集中してしまいがちですが、少しの休憩が体力の消耗を防ぎます。

いつものペースよりこまめに休憩を取るように意識しましょう。

キッチンカーは実際に営業している時間以外にも、仕入れや仕込みなど日々忙しくスケジュールが埋まりがちです。

夏場だけでも、時間と体力に余裕を持ったスケジュールを組むようにしましょう。

営業の合間に休憩時間をあらかじめスケジュールに入れておくと、無理なく実践しやすくなります。

暑さに負けないためには、メニュー提供のスピードだけでなく、自分の体を守ることにも目を向けてください。

【通気性の良い服装にする】

暑さ対策では、身につける服の選び方も意外と見落とせないポイントです。

調理中は火を使うことが多く、車内はとても蒸し暑くなります。

だからこそ、通気性がよく汗を吸収しやすい素材の服を選ぶことで、快適に作業ができるようになります。

たとえば、吸湿速乾性の高いシャツやインナーを着用すれば、汗をかいてもすぐに乾くため、べたつきを防げます。

さらに、通気口のついた作業着やメッシュ素材のベストなど、専用の熱対策ウェアも選択肢としておすすめです。

服装を見直すだけで、長時間のキッチンカー営業が格段に楽になります。

快適な装いは作業効率を上げるだけでなく、見た目の清潔感にもつながるので、お客さまの印象も良くなるでしょう。

【意識的に水分を摂取する】

キッチンカーでの営業中は、知らず知らずのうちに大量の汗をかいてしまいます。

そのため、意識して水分をこまめに摂取することがとても大切になります。

ただのどが渇いてから飲むのではなく、時間を決めて定期的に水分を取る習慣をつけておくと安心です。

とくに夏場は作業に集中していると、水分補給を忘れてしまいがちになります。

携帯用のボトルを準備しておき、調理の合間に一口ずつ飲むようにすると体調管理がしやすくなります。

水だけでなく、冷たい麦茶やスポーツドリンクなども効果的です。

冷えた飲み物を用意することで、体を内側から冷やす効果も期待できます。

暑さを乗り切るために、水分補給は最優先で取り組むべき対策といえるでしょう。

【水分だけでなく塩分・糖分も摂取する】

水分だけでなく、塩分や糖分も一緒に補給することが、暑さによる体調不良を防ぐために欠かせません。

汗をかくことで体内の塩分が失われ、それが原因で頭が重くなったり、足がつったりすることもあります。

そうした症状を防ぐためには、塩分を適度に含む飲み物やタブレットを取り入れるとよいです。

最近では、コンビニでも塩分入りのキャンディーやグミなどが販売されており、キッチンカー営業の合間にも手軽に補給できます。

糖分を含むスポーツドリンクを飲めば、エネルギーの回復にも役立ちます。

甘すぎる飲料は避けたい場合には、はちみつを加えた水や、フルーツジュースを少量摂るなどの工夫もできます。

日差しの強い日や風の弱い日は、体への負担が大きくなるため、特に意識して塩分と糖分を取り入れてください。

バランスよく補給することで、長時間の営業でも集中力を保ちやすくなります。

【夏の間は提供するメニューを変更する】

キッチンカーでは特に、夏は揚げ物などの熱いメニューが購入されにくい傾向にあります。

暑い季節には、提供するメニューも見直すことで、キッチンカー内の暑さを和らげる工夫ができます。

思い切った対策ですが、夏場だけは冷たいメニューや短時間で調理できる内容に切り替えるという方法は、理にかなっているのでおすすめです。

たとえば、長時間加熱が必要なメニューや、油を多く使う揚げ物などは、調理中にかなりの熱が車内に発生してしまいます。

冷たいメニューならフライヤーなどを使わないため、車内の暑さも多少軽減するでしょう。

冷やしドリンクやかき氷、アイス系のスイーツは、涼を求めるお客さまにも喜ばれやすく、販売のチャンスが広がります。

暑さを乗り越えるには、無理せず営業スタイルを柔軟に変えていくことも大切です。季節に合ったメニューを展開することで、売上にも良い影響を与えることが期待できます。

キッチンカーのメニューと天候の関係については、以下の記事も参考にご覧ください。

【冷却グッズを使う】

キッチンカーでの暑さ対策には、身につけるタイプの冷却グッズを取り入れるのも有効です。

たとえば、首まわりを冷やすネッククーラーや、氷を入れて使える冷却タオルなどは、簡単に取り入れられて効果も高いです。

最近は冷却プレートや、ファン付きベストといったグッズも増えており、長時間の作業にも耐えやすくなっています。

冷却スプレーを衣服の内側に吹きかけると、ひんやりした感覚が続き、気分もリフレッシュされやすくなります。

保冷剤を小さなポーチに入れて身につけておくと、移動中や仕込み中でも手軽に冷やすことができます。

キッチンカー開業の準備とあわせて、こうしたグッズも一緒に揃えておくと安心です。

毎年のように暑さが厳しくなるなかで、自分の体を守るための備えとして、冷却グッズは欠かせない存在になっています。

次項でおすすめの冷却グッズについて紹介するので、こうした身のまわりの工夫も積極的に取り入れてみてください。

キッチンカーの暑さ対策におすすめの冷却グッズ5選!

スポットクーラーをつけたいけれど、置くスペースがない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

キッチンカーの暑さ対策として、冷却グッズを取り入れるのも効果的な方法です。

暑さがピークを迎える季節に、効率的に体を冷やせるアイテムがあると安心して営業を続けられます。

調理や接客中も使いやすいことがポイントで、動きやすさや安全性も重視したいところです。

冷房機器だけではカバーしきれない部分を補ってくれるため、グッズの力は軽視できません。

ここでは、すでに多くのキッチンカー運営者が実践しているおすすめの冷却アイテムを5つ紹介していきます。

100円均一やホームセンターで購入して、すぐに取り入れられる便利な冷却グッズばかりで、準備も簡単です。

自分のスタイルに合った暑さ対策を見つけて、快適なキッチンカーの営業環境を整えていきましょう。

【首掛け扇風機(ハンディファン)】

手持ちの扇風機も流行しましたが、キッチンカーで取り入れる場合には首掛け扇風機がおすすめです。

キッチンカーのような狭い場所でも動きの邪魔にならず、風をしっかり体に当てることができます。

手を使わずに使用できるため、調理中でも安全性が高く、人気の高いグッズです。

首からかけるストラップ式のものは、調理作業中に火器や調理器具に触れてしまう恐れがあるので使用を控えましょう。

キッチンカー内では、首の左右に送風ファンがあるヘッドフォンのようなタイプの商品が適しています。

髪の毛が長い場合にはファンにからまる可能性がありますが、しっかりまとめておけば異物混入のリスクも軽減するので安心です。

【冷却スプレー】

服や肌に直接吹きかけるだけで、ひんやりした感覚を得られる冷却スプレーは、暑さを一時的に凌ぐために欠かせないアイテムです。

キッチンカー内で使用すると食材にかかる恐れがあるので、車外で使うようにしましょう。

メントール配合のものは体温が下がることはありませんが、使用した箇所に清涼感を得られます。

持ち運びがしやすく、必要なときにすぐ使えるのも便利な点です。

冷却スプレーは1本あたりの価格も手ごろで、消耗品として使いやすい点も大きな魅力です。

【ネッククーラー】

最近は、外気温の変化によって液体・個体と状態変化をするPCM素材タイプのネッククーラーが流行しています。

首にかけて使用することで、太い血管をゆるやかに冷やすことができます。

いくつかのサイズが展開されていますが、できるだけ首にフィットするものを選ぶようにしましょう。

調理や接客の動きを妨げることなく使えるため、キッチンカーでの使用に向いています。

何度も冷凍して繰り返し使えるモデルを選べば、コスト面でも優れています。

長時間の効果は期待できないので、他の冷却グッズと合わせて使うのがおすすめです。

【ファン付き作業着】

最近では屋外で作業する方がよく着用している、ファンが付いている作業着が増えています。

ポータブルバッテリーと接続することで、作業着に付いているファンが作動して衣服内に風が送られる仕組みです。

見た目は一般的な作業服と変わらず、接客時も違和感を与えにくいため、営業スタイルに合ったものを選びやすいです。

ただし、エアコンのように温度調整は行われず、風が発生するのみと理解しておきましょう。

ファンとバッテリーを外せば普通の作業着と同様に洗濯できるので、汗をかいてしまっても清潔に使えます。

【冷却パック・冷感タオル】

冷却パックや冷感タオルは、営業の合間や休憩中に体を一時的に冷やすために活用できる便利なアイテムです。

手で叩いたり、衝撃を与えたりすることで一気に冷たくなるので、すぐに体を冷やしたい場合には重宝します。

また、水に濡らすと冷たく感じる冷感タオルもキッチンカーでは使いやすいアイテムです。

しばらく使ってぬるくなってしまっても、水につけて絞れば何度でもひんやり感が復活します。

首、わき、ひざ裏などに当てることで、効率的に体温を下げることができるでしょう。

冷却アイテムを複数組み合わせて使って、暑さへの対応力がさらに高めてください。

まとめ

今回は、キッチンカーでできる暑さ対策を解説しました。

夏の暑さは年々厳しく感じられ、屋外で営業するキッチンカーは暑さ対策が必須となっています。

車内は想像以上に気温が上がりやすく、対策を怠ると体調を崩してしまう恐れがあります。

エアコンやポータブルクーラーの導入を検討するだけでなく、冷却グッズや服装、メニュー構成の見直しなど、できる工夫を積み重ねていくことが大切です。

また、水分や塩分のこまめな補給、休憩時間の確保といった基本的なことも、熱中症を防ぐためには欠かせません。

体を守ることは、キッチンカーの営業を長く続けるための基盤になります。

夏はイベントやフェスが多く、キッチンカーにとってはとても大切な書き入れ時。

バッチリ暑さ対策をして、元気に夏を乗り切りましょう!

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