キッチンカーの営業には欠かせない電源の確保。

キッチンカー内で調理をする際にも、食材保管のために冷蔵庫や保温庫を利用する場合にも必要となります。

給排水ポンプや車内の照明にも電力は必要となるため、営業許可取得時に保健所で受ける検査でも電源については確認されます。

営業を始める前に発電機を購入したいけれど、いったいどうやって選べばいいの…？

今回は、キッチンカーで使用するインバーター発電機についてご紹介していきます。

インバーター発電機とポータブル電源の違い

インバーター発電機は、名前の通り「インバーター」という回路を利用した発電機です。家庭にあるコンセントと同じように安定した電力供給が特徴です。ポータブル電源は、本体に内蔵されている電池に蓄電した分の電力を使用できる電源機器です。

電池容量が少ないですが、比較的軽量な製品が多く持ち運びが容易なのが特徴です。

その他、どのような違いがあるかご紹介していきます。

■電力量

インバーター発電機:電力量が大きいものを選べば複数の家電を使うことができる。

ポータブル電源:電力量が少ないため、1つの家電しか使えないことが多い。

■使用時間

インバーター発電機:燃料がある分使用できる。

ポータブル電源:蓄電分のみの使用なので長時間の営業が難しい場合がある。

■使用時の音量

インバーター発電機:救急車のサイレンと同程度の音量のため、住宅街・夜間などには不向き。

ポータブル電源:わずかな音のみなので、住宅街・夜間など静かな場所でも使用できる。

■メンテナンス

インバーター発電機:オイル交換やガソリンの保管などメンテナンスが必要。

ポータブル電源:充電以外のメンテナンスはいらない。

■使用できる場所

インバーター発電機:排気が出るため屋外での使用。

ポータブル電源:屋外・屋内どちらでも使用可能。

■寒冷地の使用

インバーター発電機:使用可能。

ポータブル電源:寒さで一気に電力を消費してしまう。

インバーター発電機の選び方

電源を貸してくれる出店場所もありますが、出店できる場所の選択肢は多いに越したことはありません。

もし出店先に電源がなくても、インバーター発電機があれば安定した電力の確保ができます。では、インバーター発電機をどのように選べば良いのかを確認していきましょう。

【使用する電気機器から選ぶ】

まずは、キッチンカー内で使用したい電気機器の起動電力を確認しましょう。

電気機器を起動する際は、使用中にかかる消費電力の1.1倍～5.0倍の起動電力を必要とします。営業を開始する際に一気にいくつもの電気機器の電源を入れれば、その分の電力が必要になります。

使用する電気機器の起動電力をカバーできる出力のインバーター発電機を選びましょう。

【使用燃料がガソリンの発電機を選ぶ】

使用燃料がガソリンの発電機は、一度の燃料補給で長時間の使用が可能です。

キッチンカーの営業時間はランチ営業でも数時間と長いので、ガソリンのように燃料が安ければ発電コストも抑えられます。

ガソリンは引火しやすいので、コンロなど火気の近くでは保管しないなど安全に考慮して使用しましょう。

【使いやすさで選ぶ】

キッチンカーを初めて開業する方の中には、インバーター発電機を初めて使用する方もいるかと思います。

本体に案内図があり、操作の順番に数字が振ってある発電機を選べば、初心者でも安心して使用できます。

また、発電機の重さも重要なポイントです。ガソリンを発電機に入れる際など、一人で持てる重さでないと不便です。どうしても重いものが持てない場合は、持ち手やキャスターがついているコンパクトサイズを選びましょう。

インバーター発電機の運転音対策

インバーター発電機の運転音は75dB以上、救急車のサイレンやパチンコ店内と同程度の音量です。出店場所が住宅街や静かな場所だった場合、騒音は近隣の方の迷惑になってしまいます。発電機用の防音カバーを使用すると約8～10dBほど騒音を低減できます。

出店場所の周囲をよく確認し、必要な場合は防音カバーを使用しましょう。

キッチンカーで使用しやすいインバーター発電機

キッチンカーで使用しやすいインバーター発電機を3つご紹介します。

【YAMAHA『EF1600iS』】

YAMAHA『EF1600iS』

定格出力:1.6kVA

燃料タンク容量:4.2L

価格(メーカー希望小売価格):217,800円(税込)※ネット通販では10万円～15万円くらいの価格で販売しています。

20kgの軽量タイプ、1人でも2人でも握りやすい大型ハンドル付きです。

静音装置がついているため、定格負荷時61dBと発電機の中でも静粛性を実現したモデルです。

【HONDA『EU18i』】

HONDA『EU18i』

定格出力:1.8kVA

燃料タンク容量:3.6L

価格(メーカー希望小売価格):228,800円(税込)※ネット通販では12万円～15万円くらいの価格で販売しています。

本体のメンテナンスカバーはコインで開閉でき、取り付けネジが一箇所なので手間なく点検ができるのが特徴です。

エンジンの回転数を抑えた運転が可能なので、長時間の使用にも向いています。

【HONDA『EU9i』】

HONDA『EU9i』

定格出力:900VA

燃料タンク容量:2.1L

価格(メーカー希望小売価格):140,800円(税込)※ネット通販では9万円～12万円くらいの価格で販売しています。

13kgと軽量なので、持ち運びやすく使い勝手が良いのが特徴です。

別売りの並列運転コードを使用すれば2台で1800VA出力になります。

平日営業では1台、イベント出店では2台にして使用する、などの方法も取れるので使い勝手の良い発電機です。

まとめ

今回は、キッチンカーで使用するインバーター発電機についてご紹介しました。

安い買い物ではない発電機、キッチンカー内で使用する総電力量をよく確認してから購入しましょう。

重さや持ちやすさ、操作のしやすさも、毎日使うからこそよく吟味する必要があります。

キッチンカーに欠かせない電源確保について、開業前によく情報を集めておきましょう。

業界初！10万円でキッチンカー開業できるフルサポート付きの新プラン↓

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

（台数限定）キッチンカー開業予定者は必見です。

従来とは比較にならない超低投資型キッチンカー開業を実現。

しかもプロによる無料フルサポートで開業前はもちろん開業後の不安も全て解消。

ケータバンクが提供する10万円開業のフルサポートプラン
「実車見学・サービス説明会」を随時開催しています。

▼詳しくはこちらから

※少人数制の為、早めのご予約をお願いします。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■