昨今キッチンカーは急速に認知されその営業方法も多様化されつつあります。しかしながらまだまだ従来の基本的なキッチンカーの動き方が根強いのも事実。そんな基本的な動きから「何故キッチンカーの夜営業を見かけないのか？」を解説していきます。

キッチンカーの基本的な動き方

キッチンカーと一言に行っても様々なお店があり、その運営方法も様々！っのように見えるキッチンカー。実はかなり規則的な動きの中で今までキッチンカーは成り立っています。

【平日の営業】

多くのキッチンカーは平日の営業を「ランチタイムのみ」に限定しています。これはキッチンカーの特徴でもありますが、11：00～14：00をメインに営業時間は長くて実質3時間程度となります。平日に固定の場所で朝から夜まで営業を行っているキッチンカーは全体の1～2割程度です。

【土日祝日のイベント営業】

土日祝日は何といっても人が集まるイベントへ出店を集中させるのがキッチンカーの特徴の一つ。土日祝日に1日中ホームセンターやスーパーなどの軒先で営業をするキッチンカーも稀にいますが、やはり特別人が集まるイベントへの出店が8割以上です。

キッチンカーオーナーのタイムスケジュール

夜営業するキッチンカーが少ない理由はキッチンカーオーナーの1日のタイムスケジュールから見えてきます。

【平日のタイムスケジュール】

8：00～9：30　事前調理、出発準備

9：30～10：30　移動

10：30～11：00　営業準備

11：00～14：00　営業

14：00～15：00　キッチンカー内片付け

15：00～16：00　移動

16：00～18：00　全体片付け、翌日分仕込み

上記のように平日は3時間程度しか営業はしていませんが、その短期勝負に向けてほぼ1日掛けて準備と片付けを行っているのです。平日はもちろん夜の営業時間を取る余裕はありません。

【土日祝日のタイムスケジュール】

7：00～8：00　事前調理、出発準備

8：00～9：00　移動

9：00～10：00　営業準備

10：00～18：00　営業

18：00～19：00　片付け

19：00～20：00　移動

20：00～21：00　片付け、翌日分仕込み

上記のようにイベントはほぼ丸1日営業を行うもの。また会場の関係で入り時間が早朝になる事も多いです。こちらも当然夜の営業時間を取る余裕はありません。

まとめ

キッチンカーの営業の現在（2022年1月）の主流はあくまで平日のランチ営業と土日祝日のイベント営業。平日は営業時間自体は短くてもその他は休んでいるのでは無く、短時間営業の戦いに備えているのです。

夜の営業が主流にならないのは「主流である昼営業の為に1日時間を使っているから」となります。

しかしキッチンカーは今が正に変革期です。今後は今までの固定概念を崩すキッチンカーかが多く出現する事が予想され、キッチンカー営業も多様化に向かっていく時代に突入しつつあります。

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