キッチンカーの設備は取り外せるの?-おすすめしない理由と5つの失敗例-

目次

キッチンカーを廃業し、車両の売却を考え始めたときに多くの人が悩むのが「車内の設備を取り外すべきか」という判断です。

特に、車両を購入後に設置した設備は外せる一方で、実際にはガスや電気、水まわりなどが複雑に組み合わさっていることも多く、安易な作業が思わぬトラブルを招くリスクがあります。

また、設備を外して車両とは別で売却しようと検討される方も多いですが、床や壁へのダメージ、売却時査定額の低下など、後から問題になる要素も少なくありません。

さらに、取り外した後にできた部分の補修まで含めると、想定以上の手間や費用がかかるケースも多く見られます。

この記事では、キッチンカー設備取り外しの注意点や、よくある失敗例を整理しながら、売却前に考えておきたいポイントを分かりやすく解説します。

後悔しにくい選択につなげるための判断材料として、参考にしてみてください。

今回は、キッチンカーの設備取り外しについて解説します。

キッチンカーの設備は売却前に外すべき?残すべき?

キッチンカーを手放す場面では、車内に設置された設備を外すか、そのまま残すかで迷うケースが多く見られます。

しかし、この判断は売却価格や取り外し作業の難易度、後々のトラブル発生にまで影響する重要な分かれ道になることを理解しておきましょう。

ここでは、設備取り外しを巡る基本的な考え方を整理しつつ、なぜ安易な判断による設備の取り外しがおすすめできないかを具体的に掘り下げていきます。

【DIYはリスクが大きく、専門業者の依頼が基本になる】

キッチンカーの設備は見た目以上に複雑な構造で設置されています。

キッチンカー製作キットなどでDIYをされる方もいますが、給排水の配管、電気配線などが複雑な場合も多く、個人作業での取り外しは高いリスクを伴います。

表面上はボルト止めに見える設備でも、内部ではフレーム加工や床下固定が行われているケースなどもあり、無理に外すことで車体に歪みが生じる可能性もあります。

ガス設備を誤った手順で外した場合、配管の破損や漏れにつながり、安全面で深刻な問題が発生する可能性も否定できません。

電気設備についても、配線処理が不十分なまま残ると、売却後にショートや通電不良が起こり、責任問題に発展することも考えられます。

キッチンカー専門業者に依頼すれば、構造を理解した上で安全に作業が進めてもらえます。

大切に使ってきたキッチンカーの価値を守るという視点でも、DIYではなく専門業者を前提に考える姿勢が重要です。

【設備を外すか残すかは売却条件で決める】

キッチンカーの設備を外すかどうかの判断は、売却条件を軸に整理することが重要です。

たとえば、次の使用者が同じジャンルのメニューを想定している場合、設備付きの方が魅力的に映り、価格交渉が有利に進むことがあります。

一方で、車両のみを探している買い手にとっては、設備が残っていることで購入に慎重となる場合もあり、条件のすり合わせが不可欠です。

特に、床や壁には、設備撤去後に跡や傷が残ることもあります。

見た目や耐久性が大きく低下してしまった場合には、結果として査定額が下がるケースも少なくありません。

加えて、売却価格だけでなく、売却までにかかる時間や手間も条件の一部として考える視点が求められます。

設備を残す場合と外す場合、それぞれのメリットと制限を比較し、どの条件が最優先かを整理することが失敗を防ぐ近道になります。

【迷ったら専門業者に「売却前提」で相談する】

キッチンカーの設備を取り外すかの判断に迷った場合は、車両の売却までを見据えた相談ができるキッチンカー専門業者を頼るのがおすすめです。

売却前提で相談することで、どの設備を残すと価値が保たれるのか、どこまで外すとリスクが高まるのかといった具体的な助言が得られるでしょう。

キッチンカー売買の実績がある専門業者に相談すれば、過去の売却事例を踏まえた判断ができるため、個人では見落としやすい視点からアドバイスが受けられることもあります。

また、設備を残したまま売却する場合の清掃や簡易整備、書類面の整理についてもまとめて相談できる点は大きな利点です。

キッチンカー廃業は精神的にも負担がかかる場面だからこそ、判断を一人で抱え込まない姿勢が大切になります。

キッチンカーの設備は自分で取り外せる?

キッチンカーの設備は工具があれば外せそうに見えるため、自分で対応できるのではと考えられがちです。

しかし、実際には簡単な作業とは言えない要素が多く含まれています。

設備の構造は車両ごとに異なり、見えない部分で固定や配管が行われていることも多いため、表面だけを見て判断すると失敗につながりやすくなります。

また、売却を前提とした場合、外せるかどうかだけでなく、外した後にどのような状態が残るかまで考える視点が欠かせません。

ここでは、自分で取り外す場合に起こりやすい問題を整理し、なぜおすすめされにくいのかを具体的に解説します。

【ガス電気水まわりは事故や故障の元になりやすい】

キッチンカーの設備の中でも、ガスや電気、水まわりは特に注意が必要な部分であり、知識が不足した状態で触れると事故や故障の原因になりやすい特徴があります。

ガス配管は一見単純に見えても、接続部の処理や閉栓手順を誤ると、後から漏れが発生する可能性が高まります。

電気設備では、配線の切断や処理が不十分なまま残ることで、通電時に異常が起こる例も報告されています。

水まわりについても、給排水ホースの外し方を誤ると、床下や壁内部に水が残り、腐食やにおいの原因になることがあります。

これらの不具合は作業直後ではなく、時間が経ってから表面化する場合が多く、売却後のトラブルにつながりやすくなります。

設備が原因の問題は責任の所在が不明確になりやすく、精神的な負担が長引く傾向があります。

安全面を軽視した取り外しは、結果として車両全体の信頼性を下げる要因になります。

ガス電気水まわりは、特に慎重な対応が求められる領域だと言えます。

【車や床や壁を傷めると査定が下がりやすい】

設備を自分で外す際に見落とされがちなのが、車両本体や床、壁へのダメージが査定に直結しやすい点です。

キッチンカーの設備は走行中の揺れに耐えられるよう、床や壁にしっかり固定されていることが多く、無理に外すと傷や歪みが残りやすくなります。

ビス穴や切断跡が目立つ状態になると、見た目の印象が悪くなり、評価が下がる原因になります。

床材が剥がれたり、壁パネルが浮いたりした状態になると、補修が前提となり、査定額が調整されるケースも少なくありません。

また、設備撤去後の見た目が悪いと、次の使用者が具体的なイメージを持ちにくくなります。

その結果、売却までに時間がかかってしまう可能性もあり、価格交渉でも不利になりやすくなります。

小さな傷でも積み重なることで、全体の評価に影響する点は見逃せません。

設備を外す行為が、車両価値を下げる要因になる可能性は意識しておきましょう。

【処分・搬出・清掃まで含めると想定より負担が増えやすい】

キッチンカー設備取り外しを考える際、外す作業そのものに目が向きがちですが、実際にはその後の工程まで含めた負担を想定する必要があります。

大型の設備は重量があり、車外へ搬出するだけでも人手や時間が必要です。

また、ガス機器や業務用機材は、一般ごみとして処分できない場合が多く、処分には手続きや費用が発生します。

さらに、設備を外した後の車内には油汚れや水あかが残りやすく、清掃に想定以上の手間がかかる場合があります。

清掃が不十分な状態では、内覧時の印象が悪くなり、売却条件に影響が出るので、念入りな清掃が必要です。

このように、設備の処分先の手配や清掃など、作業前に考えるべき点は多岐にわたります。

これらをすべて一人で対応する場合、時間的にも体力的にも負担が大きくなりがちです。

キッチンカーの設備取り外し・よくある5つの失敗例

キッチンカーの設備取り外しは、事前に流れを理解していないと小さな判断ミスが積み重なり、大きな損失につながりやすい作業です。

特に、売却を前提とする場合、作業中の失敗だけでなく、その後の査定や引き渡し時に問題が表面化することもあります。

設備を外した直後は問題がないように見えても、時間が経過してから不具合が見つかるケースも少なくありません。

ここでは、設備取り外しで起こりやすい5つの失敗例を整理し、なぜ注意が必要なのかを具体的に解説します。

【配線やブレーカー周りを触って機器が動かなくなる】

キッチンカーの電気設備は、電気に関する知識のない方にとっては複雑な配線構成になっていることがあります。

そのため、安易に設備を取り外すと、他の機器まで影響を受けて動かなくなる場合があります。

一部の設備だけを外したつもりでも、実際には共通回路だったというケースも珍しくありません。

こうした不具合の修理には専門知識が必要となり、結果として追加費用が発生することも考えられます。

電気系統の問題は見た目では判断しにくく、後から評価を下げる要因にもなるので、特に慎重な扱いが求められる部分だと留意しておきましょう。

【給排水まわりの取り外しで水漏れ・腐食・においが残る】

給排水設備は、キッチンカー内部でもトラブルが起きやすい箇所の一つです。

ホースや配管を外した後に水分が残ったまま長期間経ってしまうと、床下や壁内部で腐食が進行する可能性があります。

作業直後は問題がなくても、時間が経ってからにおいや変色が出る場合もあります。

排水まわりの処理が不十分だと、車内に独特のにおいが残り、印象を大きく下げる要因にもなりかねません。

この状態で査定を行うと、車両の管理状態に不安を持たれやすくなります。

水回りの失敗は、見えない部分で進行する点が特に厄介だと理解しておきましょう。

【換気扇・フード撤去で穴や雨漏りが発生する】

換気扇やフードは、屋根や壁を貫通して設置されていることが多い設備です。

撤去時に処理を誤ると、穴が残ったままになり、外部から雨水が入り込む原因になります。

一時的に塞いだつもりでも、走行中の振動で隙間が広がることがあります。

雨漏りが発生すると、内装材や床材まで影響が広がりやすくなりかねません。

その結果、補修範囲が拡大し、費用も大きくなりがちです。

換気設備の撤去は、外装への影響を考えた対応が必要だという点をポイントとして覚えておきましょう。

【ビス穴・接着跡が残り内装補修が高くつく】

設備を固定していたビスや接着材の跡は、取り外し後に目立ちやすい部分です。

小さな穴であっても数が多いと、内装全体の印象を悪くします。

補修を行う場合、部分対応では済まず、面での修復が必要になることもあります。

壁材や床材の種類によっては同じ材料が手に入らないケースもあるため、全体張り替えが必要になると想定以上の費用がかかります。

見た目の劣化は、使用感が強く出る原因になります。

内装補修が前提になると、売却条件も厳しくなりがちです。

【設備の処分方法を誤り追加費用やトラブルになる】

取り外した設備は、その後の処分方法まで考える必要があります。

業務用機器は一般廃棄物として出せない場合が多く、専門の処分先が必要です。

処分区分を誤ると、引き取りを断られたり、再手配が必要になったります。

この対応が遅れると、保管場所の確保が負担になるので注意が必要です。

結果として、追加費用や時間的ロスが発生しやすくなることを理解しておきましょう。

売却前に!キッチンカー設備を取り外す前に確認すべきこと

キッチンカーの設備取り外しは作業そのものよりも、事前確認の不足が原因で失敗につながるケースが多く見られます。

特に、売却を前提とする場合、設備を外してから問題に気付く流れは避けたいところです。

車両状態に関わる部分は、後戻りが難しく、判断を誤ると追加費用や手続きの遅れにつながります。

設備を外す前に確認すべき点を整理しておくことで、作業後のトラブルを減らしやすくなるでしょう。

ここでは、見落とされやすい確認項目を3つに分けて解説します。

【営業許可に関係する部分を把握する】

キッチンカーの設備は、営業許可を取得する際の条件として設置されているものが多いです。

たとえば、シンクや給排水設備、換気設備などは、営業許可の設備基準として設置にされているケースが一般的です。

これらを無計画に外してしまうと、売却後の購入者がすぐにキッチンカーを営業できない状態になります。

売却時に次の使用者が営業を前提とする場合には、営業許可の取得条件を満たさない車両は敬遠されやすくなるので注意しましょう。

また、保健所ごとに細かな基準が異なるため、設備を外す前に、どの設備が許可と結びついているのかを整理しておくことが重要です。

【設備が構造要件に含まれていないか確認する】

キッチンカーの中には、設置してあるキッチン設備が車両の構造要件に含まれているケースがあるので注意が必要です。

例として、車両製作時に構造変更手続きを行っている場合、シンクや作業台、調理機材などの設備などが構造要件に含まれていることがあります。

その場合には、取り外しによって登録内容との相違が生じることもあるので、登録内容との相違が生じないよう、必ず事前に確認しましょう。

【外した後の穴や配線跡は先に直し方を決めておく】

設備を外した後に残る穴や配線跡は、想像以上に車内の印象を左右します。

作業後に考えようとすると、補修方法が限定され、費用が高くなる傾向があります。

床や壁に開いた穴は、防水や強度の面でも問題になりやすい部分です。

配線跡が露出したままでは、安全面に不安が残り、評価が下がりやすくなります。

補修方法には、簡易的な処理から部材交換まで幅があり、事前に方針を決めておくことが重要です。

直し方を決めずに取り外すと、応急処置のまま売却を進める流れになりがちです。

見た目の整った状態は、車両全体の印象を大きく左右します。

設備取り外しと補修は、セットで考える意識が欠かせません。

キッチンカーは設備を取り外さずに売却するのがおすすめの理由

キッチンカーの売却を考える場面では、設備を残したまま売却する方が結果的に有利になるケースが多く見られます。

取り外し作業には手間や費用がかかるだけでなく、売却時の評価や引き渡し後のトラブルにも影響することがあるのです。

特に次の購入者がすぐにキッチンカーの営業を始めたいと考えている場合、設備付き車両は魅力的な選択肢となります。

設備を残すことで、キッチンカー売却までの流れがシンプルになり、交渉も進めやすくなるでしょう。

ここでは、設備を取り外さずに売却することがなぜおすすめされるのかを、具体的な理由に分けて解説します。

【設備があると購入者がそのまま使える】

キッチンカーを探している人の多くは、購入後すぐに営業を始めたいと考えています。

そのため、設備がそろった状態の車両は大きな魅力です。

シンクや給排水設備、換気設備などが残っていれば、追加工事の手間を減らせます。

一方、設備がすべて外された車両は、購入後に多くの準備が必要になります。

その結果、問い合わせが減ることも考えられるため、売却までに時間がかかるケースもあると理解しておきましょう。

設備付きであれば、購入後の具体的な使い道を想像しやすくなるので、使える状態を保つことは、売却を円滑に進める大きな要素になります。

【設備によってはキッチンカーの査定額が上がる】

キッチンカーの査定では、車両本体だけでなく、搭載されている設備も評価の対象になります。

状態の良い業務用の調理機材や、需要の高い設備が残っている場合、査定額が上がるケースもあります。

設備を外してしまうと、こうした付加価値を自ら手放す形になるので注意しましょう。

また、設備撤去後に内装補修が必要になると、査定額が下がる要因になります。

設備が残っていれば、車内の完成度が高く見え、印象も良くなることもあります。

査定時の評価は、見た目と実用性の両方が影響するので、設備を活かすことで、売却条件を有利にしてください。

キッチンカーの査定について、詳しくは以下の記事で解説しています。

【車内に傷をつけるリスクが低減する】

設備取り外し作業では、床や壁、車体に傷が付くリスクを完全に避けることは難しいです。

ビス穴や接着跡、配線跡が残ると、見た目の印象が大きく下がります。

補修を行っても、完全に元の状態に戻すことは簡単ではありません。

設備を残したまま売却すれば、こうした作業中のダメージによる査定額ダウンを避けられます。

傷や補修跡が少ない車両は、管理が行き届いている印象を与えやすくなるので、結果として、価格交渉でも不利になりにくくなります。

設備を無理に外さない判断が、車両価値を守る選択につながることもあるのです。

まとめ

今回は、キッチンカーの設備取り外しについて解説しました。

キッチンカーの設備取り外しは、外せるかどうかだけで判断するとその後の失敗につながりやすい作業です。

特に、ガスや電気、水まわりなどは事故や故障の原因にもなりやすく、取り外し後に問題が表面化するケースも少なくありません。また、床や壁の傷、ビス穴、配線跡は査定や売却条件に直結することもあり、想定以上に価値を下げる要因になります。

さらに、設備の処分や搬出、清掃まで含めると、時間と費用の負担が大きくなりやすい点も見逃せません。

キッチンカーの売却を前提とする場合は、営業許可との関係や補修方法を事前に整理する姿勢が重要になります。設備を残したまま売却すれば、次の使用者がそのまま使える可能性が高まるので、査定や交渉が有利に進むこともあります。

無理に外す判断よりも、全体の流れを見据えた選択が後悔を減らす近道になることを基本として押さえておきましょう。

最後に、車両の構造変更手続きを行っている場合には、キッチン設備が構造要件に含まれているケースがあります。

そのため、キッチンカーの設備の変更や取り外しを行う際には、登録内容との相違が生じないよう、必ず事前にご確認ください。

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