キッチンカーで使いやすい調理器具の選び方【包丁・まな板編】

キッチンカーで調理をする際に、欠かせないのが調理器具。

中でも包丁とまな板はどの料理にも使用するため、使用頻度が高い調理器具です。

毎日使うものなので、使いやすいものを選べば作業効率を上げることができます。

キッチンカーの開業をきっかけに初めて飲食業に携わる人は、

「どんな素材のものを買えば良いのかな?」

「衛生的に使えるのは、どの素材なんだろう…?」

と、悩んでいませんか?

今回は、キッチンカーで使いやすい包丁とまな板の選び方について解説していきます。

キッチンカーで使いやすい包丁の選び方

調理する際に欠かせないのが包丁。

毎日使うものなので、自分にとってどのような包丁が使いやすいのか考えて購入する必要があります。

『どの食材をどのようにカットするのか』を考えて、包丁の素材や種類を見ていきましょう。

【包丁の素材】

■鋼

包丁の代表的な素材である鋼は、切れ味が一番の特徴です。

また、切れ味の良さが長く続くのも魅力の一つです。

炭素の含有量が多いほど切れ味が良いのですが、脆く欠けやすいといった傾向もあります。

月に一度は研いで手入れが必要になるので、慣れていない方には少し扱いにくい素材です。

■ステンレス

一般的によく使われているのが、ステンレス素材の包丁です。

鋼に対して錆びにくいのが特徴で、刃こぼれもしにくく使いやすい素材です。

刃と柄が一体になっている包丁もあり、洗浄が楽で衛生的に使えるというメリットがあります。

■セラミック

鋼やステンレスとは異なり、金属ではなくジルコニアセラミックという素材で作られた包丁です。

食材を切っても包丁にくっつきにくく、金属臭も付かないのが特徴です。

軽くて持ちやすく、錆びの心配もありません。

ただし、薄刃なのでちょっとした衝撃で欠けやすいことや硬いものを切りにくいといったデメリットがあります。

【包丁の種類】

■出刃包丁

魚をさばくために使う包丁。

魚の骨を切るために厚みがあり、切れ込みが入れやすいよう先が尖っています。

■刺身包丁

刺身を切るために使う包丁で、切れ味も良く、綺麗な断面になるのが特徴。

キッチンカーで使用する場合は短めの刺身包丁の方がスペースを取らず使いやすいでしょう。

■菜切り包丁

野菜を切るための包丁。

先が尖っておらず、長方形の形をしているので垂直方向に力を入れて切りやすくなっています。

■牛刃

肉を切るための包丁。

肉の筋が切りやすいように、先が尖っています。

刃渡りが長く厚みがあるので、塊の肉を切る際に使いやすいでしょう。

■三徳包丁

肉、魚、野菜を切れる万能包丁。

みじん切りなどもしやすく、小さめの魚であればさばけます。

何を切るにも使いやすいので、専門性を求めない場合は三徳包丁がおすすめです。

キッチンカーで使いやすいまな板の選び方

包丁と共に使用するまな板。

包丁との相性やキッチンカー内の作業スペースに合うサイズなどをよく見て選びましょう。

【まな板の素材】

■木製

木製は衝撃を吸収してくれることから、刃こぼれがしにくく、手が疲れにくいのが特徴です。

ヒノキやヒバを使用したまな板は、木材そのものの抗菌作用があるので、細菌が繁殖しにくいといわれています。

難しいメンテナンスはありませんが、日々の手入れを怠るとカビや腐食の原因となります。

使用後はすぐに洗い、風通しの良い場所で乾かしましょう。

■樹脂製

一般的によく使われているのが、樹脂製のまな板。

サイズが豊富なので、キッチンカー内のスペースに合わせて選びやすいのが特徴。

色付きのまな板もあるので、食材ごとに使い分けたいときにもおすすめです。

木製に対して柔らかさに欠けるので、刃当たりの良さはあまり感じられません。

■ゴム製・シリコン製

使いやすさと清潔さを兼ね備えているのが、ゴム製・シリコン製のまな板。

樹脂製よりも柔らかさがあるため刃当たりが良く、傷がつきにくいので菌が繁殖しにくいのが特徴。

耐熱素材でない場合は、熱湯消毒ができない点と、加熱後の食材を置けない点に注意して使用しましょう。

【まな板の機能】

■抗菌

素材に抗菌剤が練り込まれている、又はコーティングされているものです。

細菌の増殖を防ぐことができますが、こまめな洗浄や傷がついていないかの確認は必須です。

■耐熱

耐熱素材であれば熱湯消毒が可能なので、まな板を衛生的に保つことができます。

■滑り止め

使用しているうちにまな板がズレてしまうのを防ぐために、滑り止め加工がされているものです。

濡れた布きんを挟んで滑り止めにする方法もありますが、あまり衛生的ではありません。

■自立スタンド

キッチンカー内の作業スペースが限られているけれど、まな板は頻繁に使用するといった場合には、自立スタンド付きがおすすめです。

まとめ

今回は、キッチンカーで使いやすい包丁とまな板の選び方について解説しました。

なんとなく選んでしまいがちな調理器具ですが、使い方や使う食材の種類に合わせて選ぶ方法があります。

特に、包丁とまな板はキッチンカーの調理で毎日使うもの。

自分にとって使いやすく、手に馴染むものを探してみましょう。

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