物価高の昨今、毎日の昼食を少しでも節約したい！と思っているサラリーマンの方が増えています。

定食屋さんやレストランでランチを頼むと1,200～1,500円が当たり前。

たまの外食ならいいですが、毎日昼食を取るサラリーマンにとっては死活問題です。

固定の店舗に比べ費用を抑えられるキッチンカーは、出来立てのおいしいメニューがレストランよりもお得に食べられると、ランチ時のオフィス街で人気が集まっています。

そんな今だからこそ、おいしい回鍋肉でキッチンカーを開業するチャンスです！

回鍋肉をキッチンカーで販売するためには、どんな設備が必要？キッチンカー開業には資格もいるの？

など、キッチンカー開業前に知りたい情報を合わせて学んでいきましょう。

今回は、キッチンカーの回鍋肉屋開業についてご紹介します。

回鍋肉とは？

回鍋肉(ホイコーロー)は、中国四川料理のひとつで、豚肉とキャベツ、ピーマン、ネギをニンニクで炒め、甜面醤や豆板醤で味付けをした料理です。

ご飯が進む味付けで、お肉も野菜も一度に摂れるバランスの良いメニュー、しかも手軽に調理ができるので家庭でも定番のメニューといえます。

【回鍋肉(ホイコーロー)の特徴】

回鍋肉は、甘みのある甜面醤と辛みのある豆板醤を使って、豚肉とキャベツ、ピーマンなどの野菜を炒めた四川料理です。

四川料理といえば辛い料理が多いイメージがありますが、その中でも回鍋肉は辛みの少ないマイルドな味わいのメニューで、大人から子どもまで食べられる人気のメニュー。

名前の「回鍋」は「再び鍋に戻す」という意味で、茹でた豚肉を再度鍋で炒める調理方法を指しています。

【回鍋肉(ホイコーロー)の歴史】

回鍋肉の発祥は中国四川省とされていますが、その美味しさから中国全土に広まりました。

また、中国国外でも中華料理店のメニューとして広く提供されるようになり、特に日本では家庭料理としても人気があります。

四川料理が日本に紹介されたのは20世紀初頭から中期にかけてで、1970年代頃には回鍋肉もその代表的な料理として知られるようになりました。

キッチンカーで回鍋肉屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

【2024年完全版】キッチンカーの営業許可って何？申請の流れや書類の書き方などを解説！

キッチンカーの回鍋肉(ホイコーロー)料理屋に必要な設備

キッチンカーで回鍋肉を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備と回鍋肉調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売で回鍋肉屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【徹底解説】キッチンカーに必要な設備や使いやすい内装のポイントとは？

【回鍋肉調理の設備】

■ガスコンロ

回鍋肉の調理に欠かせないのが、ガスコンロです。

複数口のコンロを設置することをおすすめします。

キッチンカーでガスを使用するためには、プロパンガスの契約が必要です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【まとめ】キッチンカーのプロパンガスはどこで契約する？料金や注意点も解説！

■炊飯器

回鍋肉はぜひともランチ営業で提供したいメニュー！

ランチで販売する際には、やはりご飯が必須ですよね。炊き立てほかほかのご飯は日本人にとって何よりうれしいです。

業務用炊飯器には、電気式とガス式の2タイプがあります。

ガス式を選ぶ場合は、プロパンガス対応かをチェックしましょう。

電気式の場合、消費電力との兼ね合いで選んでください。

キッチンカーで使う炊飯器について、詳しくはこちらをご覧ください。

キッチンカーで使う業務用炊飯器の選び方とは？おすすめ商品3選を紹介！

サイドメニューにおススメの中華スイーツ

キッチンカーで安定した売り上げを確保するために、ぜひ押さえておきたいのがサイドメニューの充実化です。

回鍋肉を買いに来られたお客様が「あ！これも食べたい！」と気軽に追加してもらえる商品があると、単価アップが狙えます。

そんな「気軽に単価アップ」ができるサイドメニューを紹介します。

【杏仁豆腐】

白くて滑らかな食感のデザートで、アーモンドの風味が特徴です。

軽い甘さで、食後の口直しにぴったり！

【エッグタルト】

サクサクのパイ生地と滑らかなカスタードが特徴のポルトガル風タルト。

香港やマカオで人気があり、中華風にアレンジされたものも多いです。

小ぶりで食べやすく、持ち帰りにも便利です。

【マンゴープリン】

マンゴーの果肉をたっぷり使った滑らかなプリン。

フルーティーで爽やかな味わいが特徴で、食後のデザートとして人気があります。

【ゴマ団子】

外はカリッと、中はもちもちした食感が特徴の揚げ団子。

中には甘いあんこやゴマペーストが入っており、香ばしいゴマの風味が楽しめます。

一口サイズで、温かい状態でも冷めても美味しいです。

キッチンカーで回鍋肉屋を営業するメリット

うま味のある豚肉としゃきしゃきの野菜、甘さと辛さが絶妙に調和し、ご飯がすすむことから人気の回鍋肉。

キッチンカーで販売する際のメリットは多くありますが、その中でも特に注目すべきメリットを紹介します。

【ランチ営業で活躍ができる！】

回鍋肉は、ランチタイムに手軽に食べられるメニューとして人気があります。

キッチンカーなら、オフィス街や学校、公園など、さまざまな場所でランチ営業ができ、多くの人々に回鍋肉のおいしさを提供することができます。

手軽さと満足感を提供できるため、ランチタイムに提供するメニューとして広い層のお客様に支持される可能性が高いでしょう。

キッチンカーの出店場所として、毎週同じ場所に出店できるランチ営業は、安定した売上確保に欠かせないポイントです。

【開業時のコストを抑えられる！】

キッチンカーで回鍋肉屋を開業する際の初期投資は、固定店舗と比べて抑えられるメリットがあります。

具体的には、キッチンカーの購入や改装、そして必要な調理器具の購入で、おおよそ200万円～600万円程度とされています。

固定店舗での開業では、内装や設備投資で数百万円から数千万円が必要になりますが、キッチンカーであればそのコストを大幅に削減できるのです。

これにより、回鍋肉屋の開業にかかるリスクも低減でき、新しいビジネスチャンスに挑戦しやすくなりますね。

キッチンカーで回鍋肉屋を営業するデメリット

疲労回復に効果的な栄養素が多いことから、健康志向の方でも食べやすい肉メニューとして親しまれている回鍋肉。

キッチンカーで移動販売する場合には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

【季節や天候に売上が左右されやすい】

キッチンカーの営業は、季節や天候によって売上が大きく左右されることがあります。

特に冷たい雨の日や厳しい寒さの日は、お客様が外に出るのをためらうことがあるため、売上が下がる可能性が高まります。

季節や天候を考慮しながら、キャンペーンやプロモーションを実施するなど、売上を安定させる戦略を練ることが重要です。

【食品ロスが出やすく損失に繋がる】

回鍋肉の材料は新鮮であることが求められ、食材のロスが出やすいのがデメリットです。

仕入れた食材の量を適切に管理し、可能な限り無駄を出さないよう努めることが重要です。

食材のローテーションを考えながら、需要を予測し、計画的な仕入れを心掛けましょう。

キッチンカーで回鍋肉屋を成功させるポイント

難しい調理作業もなく、注文から短時間で提供できるのが回鍋肉の魅力です。

キッチンカーでの豚の回鍋肉屋開業を成功させるポイントについてまとめました。

【サイドメニューやドリンクとセットで販売する】

キッチンカーでは客単価が1,000円以下であることが多く、回鍋肉をランチ販売する場合でも800円前後に価格を設定することになるかと思います。

客単価を向上させるためには、サイドメニューやドリンクとのセット販売が効果的です。

また、サイドメニューでバリエーション豊かに見せることで、お客様は回鍋肉屋さんのキッチンカーを訪れる度に新しい味を楽しむことができます。

【軽トラック型キッチンカーで開業する】

キッチンカー内でずっと座ったままや中腰の体勢を続けると、身体への負担が大きくなります。

快適に調理作業や接客ができるよう、軽トラック型キッチンカーでの開業をおすすめします。

軽トラック型キッチンカーでは、回鍋肉を調理するための複数口コンロや、盛り付けに必要な作業スペースを十分に確保できます。

都市部の細い道でも運転しやすく、駐車スペースが限られる出店場所にも安心して出店が可能です。

まとめ

今回は、キッチンカーでの回鍋肉屋開業についてご紹介しました。

キッチンカーでの回鍋肉屋営業は、出来立ての温かい食事を提供することで、多くのお客様に喜んでもらえるビジネスです。

提供時間が短いのも魅力的で、ランチタイムの短い間にたくさんのお客様に回鍋肉を提供できます。

サイドメニューやドリンクとのセット販売で客単価を向上させ、軽トラック型キッチンカーで効率的な営業を行うことが、成功への鍵となります。

これからのキッチンカー開業、回鍋肉屋さんに是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

業界初！10万円でキッチンカー開業できるフルサポート付きの新プラン↓

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

（台数限定）キッチンカー開業予定者は必見です。

従来とは比較にならない超低投資型キッチンカー開業を実現。

しかもプロによる無料フルサポートで開業前はもちろん開業後の不安も全て解消。

ケータバンクが提供する10万円開業のフルサポートプラン
「実車見学・サービス説明会」を随時開催しています。

▼詳しくはこちらから

※少人数制の為、早めのご予約をお願いします。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□