-
- 投稿日:
- 更新日:
バームクーヘン専門店をキッチンカーで開業しよう!
目次
ドイツ発祥の伝統的な焼き菓子「バームクーヘン」。
木の年輪を模した層状の形が美しく特別な贈り物やお祝いの席などで定番の人気のスイーツですよね。
口に入れた瞬間に広がるバターや卵の風味と素材の味を引き立てるシンプルな甘さ、しっかりと焼き上げられた層が重なることで独特の食感が魅力で誰にでも好まれるお菓子として愛されています。
設備を整えたキッチンカーなら、焼きたてバームクーヘンの移動販売ができます!
開業に向けて必要な準備は何か、どんな設備が必要で、どうすればお客様に選んでもらえるのか。
など、キッチンカー開業前に知りたい情報を合わせて学んでいきましょう。
今回は、キッチンカーのバームクーヘン専門店開業についてご紹介します。
バームクーヘンとは?
バームクーヘンは、ドイツの伝統的な焼き菓子で、バター、砂糖、小麦粉、卵を混ぜ合わせた生地を、バームクーヘン専用のオーブンで、一層一層回しながら焼き上げる、木の年輪のような美しい断面が特徴の焼き菓子です。
その美しい年輪のような見た目から「幸せが重なる」「成長する」などの意味が込められ、大切な人の幸せを願った特別なギフトとして人気のあるスイーツです。
【バームクーヘンの特徴】
バームクーヘンの作り方はとても独特です。棒の表面に生地をかけながら、棒を回し焼き上げることを繰り返すことで、何層にも重なった美しい年輪のような模様を形作ります。
基本的な材料はいたってシンプルで、バター、砂糖、小麦粉、卵。材料はシンプルですが、その配合や焼き加減によって味が変わってくる奥の深いお菓子といえます。
「バウムクーヘン」と呼ばれることもありますが
①使用する油脂はバターのみ使用する
②ベーキングパウダー(膨張剤)を使用しない
③バター・小麦粉・砂糖1に対し、卵を2使用する
④職人が1本1本手作りする
本場ドイツでは、この規定を満たさないと「バウムクーヘン」として販売することができないそうです。
ただし、日本においては特に決まった規定はないようで、自由な材料や作り方でオリジナリティー溢れるおいしいバームクーヘンが存在し愛され続けています。
【バームクーヘンの歴史】
バームクーヘンは、15世紀のドイツが発祥とされ、最も古い記録では、ドイツにあるザクセン城で1400年代に作られたというものです。
当初は貴族や富裕層の特別な祝い事や結婚式などで提供されることが多く、その豪華な見た目と手間のかかる製法から「ケーキの王様」とも称されました。
日本にバームクーヘンが紹介されたのは1919年、第一次世界大戦中にドイツ兵捕虜として日本に送られたカール・ユーハイムが広島で製造したのが始まりです。
ユーハイムはその後、横浜に洋菓子店を開き、バームクーヘンの製造と販売を続けました。
彼の手によってバームクーヘンは日本に広まり、その美味しさと見た目の美しさで多くの人々に愛されるようになりました。
キッチンカーでバームクーヘン専門店を開業する際に必要な資格
キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。
【食品衛生責任者】
キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。
※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。
食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。
受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。
※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。
栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・
食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
【保健所の営業許可】
「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。
この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。
キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。
そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。
この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。
※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。
許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。
キッチンカーのバームクーヘン専門店に必要な設備
キッチンカーでバームクーヘンを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。
キッチンカーの設備とバームクーヘン調理の設備に分けてご紹介します。
【キッチンカーの設備】
キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。
営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。
移動販売で 屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。
必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
【バームクーヘン調理の設備】
■バームクーヘンオーブン
バームクーヘンを焼くために必要なのがバームクーヘン専用のオーブンです。
卓上型で小ぶりなタイプから、6本焼ける本格的なタイプまでありますが、キッチンカーに積めるサイズには限りがあるため、オーブンのサイズや重さ、電源などをよく調べて検討しましょう。
■冷蔵庫・冷凍庫・クーラーボックス
バームクーヘンの調理に使用する食材を新鮮に保つために、冷蔵庫や冷凍庫は必須です。
特に夏場はキッチンカー内が暑くなりがちなので、クーラーボックスを用意しておくと、食材を冷たく保てて安心です。
キッチンカー内のスペースを効率的に利用しながら、冷蔵・冷凍設備を配置することで、食材の管理がスムーズに行えます。
業務用冷凍ストッカーの選び方について、詳しくは以下の記事も参考にご覧ください。
バームクーヘンのアレンジレシピ
今やバームクーヘンは、コンビニからデパートまで、どこでも簡単に買える大人気スイーツです。専門店も多く存在し、改めて人気の高さを感じます。
そのまま食べてもおいしいバームクーヘンですが、新しい楽しみ方でバームクーヘンの魅力を伝えてはいかがでしょうか。
ここでは、バームクーヘンのアレンジレシピを紹介します。
【バームクーヘンブリュレ】
バウムクーヘンにグラニュー糖をまぶして、バーナーで焦がせば完成!
カラメルのパリッとした香ばしい味わいがおいしいバームクーヘンのブリュレ。
【バームクーヘンのフレンチトースト】
バームクーヘンを使ったフレンチトーストはいかがでしょうか。フレンチトーストを作る卵液に、一口大にカットしたバームクーヘンを染み込ませバターで焼き、メープルシロップと粉砂糖を振りかけて提供します。
トッピングにバニラアイスを乗せれば、暑い季節にも喜ばれること間違いなしです。
【サクサク揚げバーム】
薄く切ったバームクーヘンに小麦粉、水、卵を混ぜた衣をまとわせて油で揚げただけのサクサク揚げバーム。
メープルシロップや砂糖をかけて食べると、サクサクした新食感のバームクーヘンが味わえます。
【バームクーヘンのティラミス】
バームクーヘンにコーヒーソースを浸して、マスカルポーネチーズをかけてココアパウダーで飾り付けます。
透明なカップで提供すれば見た目も可愛く、食べ歩きにも便利です。
キッチンカーでバームクーヘン専門店を営業するメリット
バームクーヘンは、しっとりとした食感と口に入れた瞬間に広がるバターや卵の風味が魅力です。生地にしっかりと焼き上げられた層が重なることで、独特の食感が生まれます。また、素材の味を引き立てるシンプルな甘さがあり、誰にでも好まれるお菓子として愛されています。
【出店場所の選択が多い!】
キッチンカーの大きなメリットは、場所を選ばずに営業できる点です。
フードイベントや音楽フェス、さらには観光地や公園、サービスエリアなど、バームクーヘンを楽しんでもらえる場所はたくさんあり、幅広いターゲットにアプローチできるでしょう。
キッチンカー開業後、最も多いお悩みが「出店場所が確保できない」です。
バームクーヘン専門店で開業すれば出店場所の選択肢が豊富なので、このお悩みを回避できるかもしれません。
【開業費用を安く抑えられる!】
固定店舗での開業に比べて、キッチンカーでの開業は初期投資を大幅に抑えることができます。
キッチンカーは移動式の店舗であるため、賃料や内装費などの固定費がかからないのが大きなメリットです。
キッチンカーならではのメリットを生かし、バームクーヘンの美味しさを多くの人々に提供することで、成功のチャンスを掴むことができるでしょう。
キッチンカーでバームクーヘン専門店を営業するデメリット
バームクーヘンは、プレーンだけでなく、チョコレート、抹茶、フルーツフレーバーなど、様々なバリエーションがあります。さらに、季節限定の味やトッピングを加えたバージョンもあり、消費者に飽きさせない魅力があります。
昔から人気の焼き菓子ですが、キッチンカーで販売する際のデメリットもしっかり考えておきましょう。
【ランチ営業での活躍は期待できない】
キッチンカーでのバームクーヘン屋営業における大きなデメリットの一つは、ランチタイムでの活躍が期待できない点です。
キッチンカーでの安定した売り上げを確保を狙った場合、確実な需要が見込めるランチ営業は魅力です。
しかし、ランチタイムは主食系のメニューが求められることが多く、スイーツであるバームクーヘンは少し不利です。
そのため、ランチタイムを避けた営業時間設定や、カフェタイムを狙った出店戦略が考えられます。
また、スイーツを求める層へのアピールや、イベントなど特別な機会に合わせた出店も良い戦略となり得ます。
バームクーヘンの魅力を活かしつつ、ターゲット層や営業時間の見直しを行うことで、このデメリットをカバーしましょう。
キッチンカーでバームクーヘン専門店を成功させるポイント
デパ地下やスーパー、コンビニなどでも手軽に購入できるバームクーヘン。
それだけ定番のスイーツであり、人気の高さがうかがえます。
キッチンカーでバームクーヘン専門店を開業し、成功へと導くための重要なポイントをいくつかご紹介します。
【他店とは違うオリジナリティーを】
バームクーヘンは、有名専門店もあるほど人気のスイーツですが、キッチンカーでバームクーヘンを販売する際には、キッチンカーの特性を踏まえて戦略を考える必要があります。
店舗展開をする有名なバームクーヘン専門店は、そのお店のバームクーヘンを求めて、わざわざお客様が出向いて購入します。
しかし、キッチンカーの場合、その多くはどこかのイベントや観光地などに行った際に、初めてあなたのキッチンカーを見つけ「食べたい!」と思ったときに購入するのです。
ですから、あなたのキッチンカーを見つけたその一瞬で「食べたい!」「食べてみたい!」と思わせる必要があります。
その為に、他店とは違うオリジナリティーを研究し、魅力的な打ち出し方でアピールしましょう。
また、多くないバームクーヘン専門店のキッチンカーなら、話題性もあり目につきやすいとも言えます。
多くの人の目に留まるような工夫をして、キッチンカー開業を成功させましょう!
【軽トラック型キッチンカー・移動販売車で開業する】
キッチンカー選びは、バームクーヘン専門店としての成功に直結します。
立って作業ができる軽トラック型キッチンカーを選べば、調理効率もアップし、疲労を軽減できます。
また、すでに調理済みのバームクーヘンを移動販売したい場合は、パン用移動販売車で販売することもできます。
石焼き芋屋さんのように道路上を流しながら販売できるので、出店場所探しや出店料の支払いの必要がありません。
ケータバンクのプランなら、購入だけでなくリースも行っているので、初期費用を抑えて開業することができます。
まとめ
今回は、キッチンカーのバームクーヘン専門店開業についてご紹介しました。
バームクーヘンは、老若男女人気の定番スイーツですが、キッチンカーで販売する際には、独自性と工夫が必要になってきます。
しかし、打ち出し方や出店場所次第で大きな成功を収めることが期待できます。
おいしいバームクーヘンと心を込めたサービスがあれば、リピーターを増やしていけるはずです!
多くの人々に愛されるキッチンカーになれるよう、開業準備を進めていってください。
業界初!10万円でキッチンカー開業できるフルサポート付きの新プラン↓
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
(台数限定)キッチンカー開業予定者は必見です。
従来とは比較にならない超低投資型キッチンカー開業を実現。
しかもプロによる無料フルサポートで開業前はもちろん開業後の不安も全て解消。
ケータバンクが提供する10万円開業のフルサポートプラン
「実車見学・サービス説明会」を随時開催しています。
※少人数制の為、早めのご予約をお願いします。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□