紅茶専門店でキッチンカー開業!必要な資格と設備をくわしく解説します。

高品質な茶葉を丁寧に抽出したスペシャリティティーや、フルーツ、花、スパイスなどの自然な風味を加えたフレーバーティーなどで楽しむ紅茶。

最近では、「ヌン活」という言葉が出てくるほど、アフタヌーンティーで紅茶を楽しむ方が増えてきていますね。

キッチンカーで、一杯の紅茶から生まれる幸せな時間を届けてみませんか?

設備を整えたキッチンカーなら、香り高い紅茶の移動販売ができます!

どんな設備が必要なの?

キッチンカー開業には資格もいるの?

など、キッチンカー開業前に知りたい情報を合わせて学んでいきましょう。

今回は、キッチンカーの紅茶専門店開業についてご紹介します。

キッチンカーで紅茶屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーの紅茶専門店に必要な設備

キッチンカーで紅茶を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備をご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売で紅茶専門店を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

キッチンカーで紅茶専門店を営業するメリット

紅茶は、茶葉の種類や産地によってバラエティ豊かな風味を楽しむことができます。

フルーティーなものや、花の香りがするもの、スパイシーさを感じられるものなど、その日の気分や、自分の好みに合った風味を見つける楽しみがあります。

キッチンカーで紅茶専門店を開業する際には、どんなメリットがあるでしょうか?

【固定店舗より開業資金が抑えられる】

キッチンカーで紅茶屋を営業する最大のメリットは、固定店舗を開業するよりも開業資金を抑えられる点です。

建物の賃貸契約や内装の設計・施工にかかるコストがかからず、これらの費用を節約できます。

そのため、比較的少ない資金で紅茶専門店を立ち上げることができ、リスクを最小限に抑えることができます。

【回転率が高く、利益を上げやすい】

キッチンカーでの営業では行列があまりに長い と敬遠されがちです。

しかし、紅茶を提供する場合はメニューの提供時間が早いので、回転率が高くなるのがメリットと言えます。

注文が入ってから紅茶を淹れるというシンプルな作業なので、一人でも営業ができます。

人件費などを最小限に抑えて利益を上げられるので、キッチンカーに最適なメニューです。

キッチンカーで紅茶専門店を営業するデメリット

紅茶には、その味わいだけでなく、茶葉を完全に発酵させる過程において生成される成分に高い殺菌力があり、芳醇な香りには深いリラックス効果が期待できることから、健康や美容面の観点でも注目を集めています。

紅茶を日常的に楽しむ方も多いですが、キッチンカーで紅茶専門店を開業する際のデメリットもしっかり理解しておくことも重要です。

【単価が安い】

キッチンカーで紅茶屋を営業する際のデメリットの一つは、単価が比較的安いことです。

キッチンカーのメニューは、手軽でリーズナブルなものが多いため、高単価の商品を提供するのは難しいことがあります。

そのため、売上を確保しやすくはあるものの、利益率を確保するためにはサイドメニューを充実させるなどの工夫が必要です。

紅茶とサイドメニューを組み合わせて、自宅でアフタヌーンティーができるようセットを用意するのもいいですね。

紅茶に合うサイドメニュー

サイドメニューは、紅茶の種類やお好みに応じてアレンジできます。

紅茶専門店で提供する際には、バラエティ豊かなサイドメニューを用意し、お客様に多彩な紅茶体験を楽しんでもらえるよう心がけましょう。

[サンドイッチ]

軽食としてのサンドイッチは、紅茶との相性が良いです。

ハムやチーズ、クランベリーソース、クリームチーズなど、さまざまな具材を組み合わせて楽しむことができます。クリーミーなチーズやフレッシュな野菜を使ったサンドイッチが特におすすめです。

[スコーン]

スコーンはイギリスの伝統的なお菓子で、紅茶と一緒に楽しむことが多いです。

バターやジャム、クロテッドクリームと一緒に提供するのが一般的です。スコーンのサクサクとした食感と、紅茶の風味が絶妙にマッチします。

[クッキー]

クッキーは紅茶との軽食として最適です。

バタークッキーやチョコレートチップクッキー、オートミールクッキーなど、さまざまな種類があります。紅茶の風味と甘さが組み合わさり、美味しい組み合わせとなります。

[フルーツ]

フルーツは紅茶のさわやかな風味と相性が良いです。

ストロベリーやブルーベリー、マンゴー、桃など、季節に応じて新鮮なフルーツを提供することで、紅茶タイムをより楽しいものにします。

[チーズプレート]

チーズと紅茶の組み合わせも素晴らしいです。

硬質チーズやソフトチーズ、クラッカーと一緒に提供すると、紅茶の香りとチーズのコクが調和します。

[クレープ]

クレープは薄くて軽いおやつで、さまざまなフィリングで楽しむことができます。

ベリーやナッツ、チョコレート、ホイップクリームをクレープに包んで提供すると、紅茶との相性が良い一品となります。

おいしい紅茶のいれ方

■水

汲みたての水を使いましょう。

紅茶には軟水がベターです。幸い日本は軟水に恵まれていますから、汲みたてで空気を多く含んでいれば紅茶向きです。

お湯は沸騰直後(100℃)のものがよく、ぬるかったり沸騰しすぎたお湯では紅茶の香気成分がよく出ません。

■ポット

鉄分の含まれたポットは避けましょう

陶磁器か銀製のティーポット、あるいはガラス製のティーサーバーを使いましょう。

もちろん、緑茶用の急須でもかまいません。

鉄分を含むポットの使用は、紅茶のタンニンが鉄分と化合して香味を損なうばかりでなく、紅茶の色を黒っぽくしてしまいます。

■紙コップ

内側は白が望ましい

紅茶の生命は色と香り。その色を楽しむために内側は白く、香りが広がりやすい浅いかたちのものを選びましょう。

まとめ

キッチンカーで紅茶専門店を開業し、成功させるためには、適切な設備の整備やメニューの充実が欠かせません。

開業資金の抑え方や高い回転率を活かし、単価の安さをカバーする工夫も重要です。

サイドメニューの充実により、お客様に満足してもらえる紅茶専門店を目指しましょう!

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