キッチンカーでキューバサンドを販売する!必要な設備や資格を確認しよう!

キューバ発祥のサンドイッチ、キューバサンドをご存じですか?

柑橘果汁のマリネ液に漬けたローストポークや野菜をキューバンブレッドで挟み、両面焼き上げたメニューです。

2015年に日本で公開された『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』では、フードトラックでキューバサンドを移動販売する主人公が描かれました。

仕込作業を済ませておけばキッチンカー内での作業は少なく、調理がしやすいのが特徴です。

今回は、キッチンカーでのキューバサンド屋開業についてご紹介していきます。

キッチンカーでキューバサンド屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーのキューバサンド屋に必要な設備

キッチンカーでキューバサンドを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備とキューバサンド調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売でキューバサンド屋を開業する場合も車両内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【キューバサンド調理の設備】

■コンロ、フライパン

豚肉やキューバンブレッドを焼くために必要になります。

■オーブン

ローストポークを加熱する際に使用します。

■ホットサンドメーカー

キューバサンドは両面焼きなので、ホットサンドメーカーがあると便利です。

■その他

トング、フライ返し、ボウルなど。

キッチンカーでキューバサンド屋を営業するメリット

キッチンカーでキューバサンド屋を営業するメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

【片手で気軽に食べられるメニュー!】

キューバサンドは、フランスパンやキューバンブレッドにマリネしたローストポークや野菜を挟んだ料理。

屋外でも片手で気軽に食べられるのが特徴です。

キッチンカーで販売する場合、テイクアウトし持ち帰って食べてもらう形でもイベント会場で食べてもらう形でも、どちらでも楽しんでもらいやすいのがメリットです。

お昼ご飯としてだけでなくちょっと小腹が空いたときに食べられるので、キューバサンドはランチの時間帯以降にも集客が期待できます。

【集客しやすい場所を選んで出店できる】

固定の店舗と違い、人が集まる場所に出店できるというメリットがあります。

新型コロナウイルスの流行以降、オフィス街だけでなくマンションや公共施設へのキッチンカー出店が増えてきています。

まだあまり知名度の高くないキューバサンドは、若い人達の方が受け入れやすいかもしれません。

出店場所の確保がうまくいけば安定した売上に繋がるでしょう。

キッチンカーでキューバサンド屋を営業するデメリット

キッチンカーでキューバサンド屋を営業するデメリットを確認していきましょう。

【天気に売上が左右される】

キッチンカーの出店場所の多くは屋外のため、天候が悪化すると客足が伸びず売上が思うように上がらないことがあります。

雨でも売れ行きが落ちないオフィス街のランチ出店など、様々な季節や天候に対応できるよう対策を考えて営業しましょう。

キッチンカーでキューバサンド屋を成功させるポイント

【セット販売で単価を上げる】

キッチンカーの客単価は1,000円以下と言われており、売上の上がらない一因となっています。

売上アップのために、ドリンクやサイドメニューとセットで販売しましょう。

また、ドリンクだけでなくミニスイーツなどに一味違うものを用意することで、ランチ後のカフェタイムの売上にも繋がります。

【車内で調理するなら軽トラック型のキッチンカーで開業する】

キューバサンドの場合は焼きたてのサクサクさが美味しいので、キッチンカー内で調理することがおすすめです。

車内で調理する場合には、立って作業ができるサイズのキッチンカーを選びましょう。

キューバサンドはスペースを取る調理設備が少ないので、軽トラック型のキッチンカーでも十分な作業スペースが確保できます。

まとめ

今回は、キッチンカーでのキューバサンド屋開業についてお伝えしました。

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