韓国料理を移動販売するためにキッチンカーに必要な設備や資格とは?

2003年韓国ドラマの流行とともに、日本中にブームを巻き起こした韓国料理。

今では、日本のコリアンタウンとして有名な新大久保には、老若男女問わず多くの人が集まり賑わっています。

もう、韓国料理はブームではなく定番化しているといっても過言ではありません。

さらに、次々と新しい料理で話題を作り続ける韓国料理は、飽きることなく私たちを楽しませ続けてくれますよね。

定番で人気の韓国料理と最新の話題性ある韓国料理は、キッチンカー開業を考えている人にとってピッタリのメニューと言えるでしょう。

各地で大規模なイベントやフェスが目白押しなこれからの季節に向け、大人気の韓国料理屋でキッチンカー開業準備はじめてみませんか?

設備を整えたキッチンカーなら、低資金で韓国料理屋が開業できます!

キッチンカーの魅力は、何といっても自由度の高さ!

おしゃれなキッチンカーで、人の集まる時間に、自分の好きな場所に移動しての営業が可能です。

今回は、キッチンカーでの韓国料理屋開業について知りたい情報をまとめてご紹介します。

韓国料理とは?

韓国料理は、辛さと甘さ、酸っぱさの複雑な味わいと、色鮮やかな見た目で日本のみならず世界中の食通たちを魅了してやまない料理です。

また、キムチや調味料、お酒など発酵食品の種類が多く、健康的な身体にやさしい料理でもあり、韓国人女性のお肌がきれいなのも納得です。

それは、古くから「薬食同源」の考え方が根付いていることから、食べたもので病気を予防し、健康を維持するため食事のバランスを大切にしてきたことに由来します。

そのため、身体を芯からあたためる唐辛子やニンニク、生姜など香味野菜をふんだんに使い、野菜やお肉、魚介類など栄養バランスの摂れたヘルシーなメニューが豊富なのです。

韓国は、料理だけでなく、ファッションやドラマ、歌など次々と韓流ブームを生み出すエンターテイメント力の強い国。新しい韓国料理をどんな風にブームを巻き起こしていくのか楽しみはしばらく続きそうです。

ここでは、韓国料理の特徴と歴史について詳しく解説し、韓国料理に多くの人がはまってしまう魅力を深く探っていきます。

【韓国料理の特徴】

韓国料理は、辛い唐辛子と香り高いニンニクや生姜、ネギなどの薬味野菜、発酵食品をふんだんに使われているのが最大の特徴です。

それは、韓国の気候が大きく影響を与えています。北の大地から直接流れ込む寒気の影響で、空気は冷たく乾燥しマイナス20℃になることもある韓国では、唐辛子やにんにくなどを多く食事に取り入れ、身体の芯から温め冬の寒さから身を守ってきました。

そして、食べ物が少なくなる冬に備え、長期保存させるために発酵食が発展してきました。発酵調味料や発酵食品、お酒など独特で複雑な味わいが料理に深みと風味を加えています。

キムチやチャンジャなどの発酵食品は、韓国料理の代表的な食材として、今でも多くの家庭で作られ、愛されています。これらの伝統的な技術と食材の組み合わせが、韓国料理の独特な美味しさを生み出していると言えるでしょう。

また、良い食べ物は良い薬になるという「薬食同源」の考え方が根付いていて、その時に大切にされているのが「五味五色」。

「青・赤・黄・白・黒」の5色の食材を使い、「甘味・酸味・塩味・苦味・旨味」の味付けで献立を作ることで、栄養バランスが取れ、一つの食事で多様な栄養を摂取できるよう考えられています。

例えば、ビビンバやキンパは、色とりどりの野菜や肉、海鮮をふんだんに使用し、見た目にも美しい健康的な一皿として世界中で愛されている韓国料理を代表する一品です。

【韓国料理の歴史】

韓国料理の歴史は古く、その起源は数千年前、農業を基盤としたお米と穀物中心の食文化からはじまりました。

時代が進むにつれて、仏教の広がりとともに肉や魚などの動物性食品を使用しない精進料理が発展していきます。

14世紀末、儒教が国教となり食文化も大きく変化していきます。儒教は冠婚葬祭など多く人が集まる機会があり、酒や麺類、肉魚の調理が盛んに食されるようになりました。

17世紀になると唐辛子が韓国に伝来し、それまでの韓国料理から大きく味わいを変えました。キムチの長期保存が可能になり、韓国の発酵調味料コチジャンが誕生、韓国料理において大きな転換点となります。

このように韓国料理は、自然環境や社会的な背景、外国との交流により変化し、韓国独自の食文化が形成され、多くの伝統的な料理が生まれました。

韓国料理の独特なおいしさと美しさ多くの人を魅了し愛され続けています。

キッチンカーで韓国料理屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーの韓国料理屋に必要な設備

キッチンカーで韓国料理を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備と韓国料理調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売で韓国料理屋を開業する場合も、車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【韓国料理調理の設備】

■冷蔵庫・冷凍庫

食材を衛生的に保管するために必要になります。

■コンロ

炒め物などを提供する場合には必要になります。

■その他

揚げ物を調理する場合にはフライヤー、オーブン、包丁など提供するメニューに合わせて準備しましょう。

代表的な韓国料理

韓国料理は、辛い唐辛子と香り高いニンニクや生姜、ネギなどの薬味野菜、発酵食品を組み合わせた複雑な味わいと、色鮮やかな見た目で日本のみならず世界中の食通たちを魅了してやまない料理です。

ここでは、キッチンカーでも人気の高い代表的な韓国料理をご紹介します。

【ビビンバ】

ビビンバとは、大豆もやし、ほうれん草、にんじん、ぜんまいなどのナムルと、牛ひき肉を味付けし炒めたものをご飯の上に乗せ、コチジャンやキムチを入れ、スッカラクと呼ばれる匙でかき混ぜて食べる日本でも人気のメニューです。

韓国でも、食堂や家庭でよく食べられる料理で、ユッケを乗せたユッケビビンバ、タコや貝を乗せた海鮮系のビビンバなどもあります。

キッチンカーで提供する際、事前の仕込みでナムルや肉などの具材を調理しておけば、ご飯と具材を盛り付けるだけで提供できます。

注文を受けてから提供までが短時間で済むため、お客様をお待たせすることがありません。

ビビンバ丼がよく売れるとされるキッチンカーのランチ営業では、12時から13時の1時間にどれだけの食数を売ることができるかが重要です。

1分で提供すれば60食、3分で提供すれば20食と、売上にも大きく関わるので、短時間で提供できることは大きなメリットといえます。

【スンドゥブ】

スンドゥブは、アサリや魚介類から取った旨味たっぷりの出汁に、辛くコク深いコチジャンを入れ、豆腐とたっぷりの野菜を入れて煮込んだ旨くて辛い鍋料理です。

お豆腐と卵をくずしてごはんと一緒にいただくメニューで、日本でも専門店があるほど人気のメニューです。

韓国では、辛い味付けのスンドゥブは、身体を芯から温めてくれる冬に定番の家庭料理。

スンドゥブは、韓国語で「やわらかい豆腐」を意味し、絹ごし豆腐よりもやわらかいお豆腐を使います。

キムチチゲとも似ていますが、この「やわらかい豆腐」を使わなければスンドゥブとは言えません。

キッチンカーで販売する際、ランチ時の営業では、ごはん、キムチ、韓国のりとセットでスンドゥブ定食。

イベント時には、スープとして販売するなど、営業時間に合わせ販売方法を変えることで、営業時間を選ばずに販売が可能です。

サイドメニューも充実させ、単価アップも狙いましょう!

【トッポギ】

トッポギは、韓国のお餅「トック」を甘辛いタレで炒めた韓国料理です。

トッポギにチーズをトッピングしたチーズトッポギや、エビやイカ・アサリなどをいれた豪華な海鮮トッポギ、お砂糖やあんこと合えてスイーツとして楽しむトッポギなどアレンジは無限大に広がります。

唐辛子やコチュジャンなど比較的辛いメニューが多い韓国料理ですが、トッポギは辛さの中に旨味や甘みが凝縮されていて、比較的食べやすいメニューです。

キッチンカーでは、トックをあらかじめ茹でておくことで、注文をいただいてから短時間でお客様に提供できます。

お客さまの目の前で作って提供するライブ感を味わっていただけるのもキッチンカーの魅力のひとつです。

出来立てのおいしいトッポギとともに、楽しい時間も提供してあなたのキッチンカーのファンを増やしましょう。

【冷麺】

韓国冷麺は、そば粉やでんぷんを使った麺で、モチモチとした食感が特徴。

冷たいスープに入れる汁ありの冷麺と、唐辛子ベースの辛いタレと絡めて食べる汁なしの冷麺があり、日本でも長く親しまれている韓国料理の一つです。

本場の韓国冷麺だけでなく、ご当地グルメとして盛岡冷麺があるほど、日本でも人気が高く認知度が高いため、キッチンカーで販売しても人気が出るメニューと考えられます。

数ある麺の中でも冷麺は比較的茹で時間が短いので、お客様をお待たせすることがありません。

ただし、キッチンカーでは固定の店舗と違い、使える水の量に限りがあります。

特に、麺を茹でるためには大量の水が必要になりますが、搭載のタンクの容量を大きくすることに加えて、ポリタンクなどで追加の給水を用意する必要があります。

提供メニューや提供数により様々なケースが想定されますが、つけ麺屋を開業したい場合はどの程度のお水が必要になるかを考えながら、開業計画を進めましょう。

キッチンカーで韓国料理屋を営業するメリット

度々訪れる韓国ブームは、若者を中心に広がりを見せています。

キッチンカーで韓国料理屋を営業する場合のメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

【メニューの種類が豊富!】

キッチンカーの出店場所は何店舗か並んで出店する形式が多くあります。

他店とメニューが被ってしまうと、出店のチャンスを逃してしまうことも…。

韓国料理は種類が豊富なので、他店と被らないメニューを探しやすいという利点があります。

ランチタイム出店では、代表的な韓国料理のプルコギ丼やビビンバなどボリュームのあるメニューを。

ランチタイム以外では、韓国風チキンや、韓国でおやつとして親しまれるトッポギを。

売れ行きの悪い時間帯を生み出さない効率的な営業ができます。

また、暑い夏には冷麺、寒い冬にはサムゲタンと季節限定メニューでもお客様に楽しんでいただけます。

【開業時のコストを抑えられる】

固定の店舗で韓国料理屋を開業するには、内装費や工事費がかかり数百~数千万円ほど開業資金が必要となります。

キッチンカーでの開業資金は約200万円~600万円とされているので、初期費用の負担が少なく済みます。

営業を始めてからかかる月々の駐車場代と燃料費は家賃に比べれば負担が少ないので、初期費用を抑えて開業したい方にはおすすめです。

リースのキッチンカーで開業すれば、もっと開業資金を抑えてキッチンカーを営業することだって可能です。

自分の事業計画に合ったキッチンカーの入手方法を検討してみましょう。

キッチンカーで韓国料理屋を営業するデメリット

では、開業する際に気になるキッチンカーで韓国料理屋を営業するデメリットを確認していきましょう。

【主食系の価格帯】

キッチンカーの平均的な客単価は1,000円以下と言われており、丼などの主食系は大体600~900円くらいの価格帯となります。

原価を安く抑えられれば利益が出ますが、食材にこだわって提供したい場合は価格を上げざるを得ません。

こだわりの食材や本格的な技術で仕込んでいるなど、他店との差を大きく打ち出して売り出すようにしましょう。

【使う食材が多くなると食品ロスが出やすい】

韓国料理は種類が豊富で、売上に空白の時間を作らないようサイドメニューの充実を図れるのがメリットです。

しかし、扱うメニューが増えるほど使用する食材が増え、食材ロスもでやすくなります。

営業していく中で需要予測を行い、仕入れ食材を調整しましょう。

在庫の量を適切に保つことで損失が出ないようにできます。

キッチンカーで韓国料理屋を成功させるポイント

韓国ブームが来ている今こそ開業のチャンス!と思われる方は多いのではないでしょうか。

そこで、キッチンカーで韓国料理屋を成功させるポイントをご紹介します。

【サイドメニューを充実させよう】

成功するキッチンカーの傾向として、イベントに頼りすぎず平日の出店場所で安定した売上を確保しています。

ランチタイム営業であれば主食系メニューのみ提供すれば良いですが、出店時間が長い場合にはサイドメニューの充実がポイントとなります。

お客様を途切れさせないため、また、客単価を上げるためにもサイドメニューを充実させましょう。

【軽トラックタイプのキッチンカーを選ぼう】

基本的にキッチンカー内で調理を行う場合には、立って作業ができる軽トラックタイプのキッチンカーをおすすめします。

メニュー数を増やして営業する場合は、使用する食材の種類が増えるので食材を衛生的に保管するための冷蔵庫や冷凍庫が必要になります。

軽トラックタイプのキッチンカーでは、冷蔵庫など大きめの機材を設置しても十分な作業スペースを確保できるため、調理も販売も快適に行うことができます。

まとめ

今回は、キッチンカーでの韓国料理屋開業についてご紹介しました。

美味しさはもちろんのことですが度々訪れる韓国ブームも影響し、今後も韓国料理の人気は高いものと思われます。

まだ多くはない韓国料理のキッチンカー、事業計画をしっかり立てて開業してみませんか?

これから開業を検討される方々には、ケータバンク株式会社が開催する「キッチンカー開業講座・相談会」に参加することをお勧めいたします。

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