人気のエスニック料理・フォーをキッチンカーで移動販売するには?必要な設備と資格を解説!

エスニック料理の代表格である、フォー。

ベトナムの伝統的な料理で、ベトナム国民から深く愛されているメニューです。

鶏ガラや牛骨ベースのスープと、米粉を使った平たい麺で、日本人でも食べやすいエスニック料理として親しまれています。

本場ベトナムでは屋台で楽しむフォーですが、設備の整ったキッチンカーならできたてのフォーを移動販売できます!

今回は、キッチンカーでのフォー屋開業についてご紹介していきます。

キッチンカーでフォー屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーのフォー屋に必要な設備

キッチンカーでフォーを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備とフォー調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売でフォー屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【フォー調理の設備】

■コンロ

フォーの調理に欠かせないのが、ガスコンロです。

フォーを茹でる用とスープを温める用が必要なので、複数口のコンロを設置しましょう。

キッチンカーでガスを使用するためには、プロパンガスの契約が必要です。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

■冷蔵庫・冷凍庫・クーラーボックス

使用する食材を衛生的に保管するために設置しましょう。

夏場はキッチンカー内の冷蔵庫がなかなか冷えないことがあるので、クーラーボックスの用意もあると安心です。

■その他

包丁、まな板、ボウルなどの調理器具。

容器は持ち帰りも想定して、断熱性に優れた蓋付きの容器を使用するとお客様の満足度も上がります。

キッチンカーでフォー屋を営業するメリット

米粉を使っていることから、グルテンフリーで注目されているフォー。

キッチンカーでフォーを移動販売する場合には、どのようなメリットがあるでしょうか。

【ランチ営業もイベント営業もできる!】

グルメイベントの開催が多いアジアンフードは、キッチンカー出店の機会も多くあります。

フォーももちろん人気が高いメニューなので、イベント出店も狙えるでしょう。

また、キッチンカーの活躍の場として、ランチ営業の機会も増えています。

平日のランチタイムにオフィス街や大学のキャンパスに出店できるので、集客効果も高く、人気が高い出店場所です。

しっかりお腹いっぱいになれるフォーも、ランチ営業で人気が出るメニューでしょう。

【短時間で提供できる!】

鶏ガラや牛骨を使ったスープの調理は、仕込みに時間がかかります。

しかし、お客様の注文から提供までには時間がかかりません。

スープをコンロで温めておけば、フォーを茹でるだけ。

フォーの茹で時間はおよそ1分程度なので、お客様をお待たせすることもありません。

キッチンカーでは回転率が売上に直結するので、短時間で提供できることは大きなメリットといえるでしょう。

キッチンカーでフォー屋を営業するデメリット

まだあまり多くない、フォーを移動販売するキッチンカー。

開業する場合、どのようなデメリットがあるのか確認していきましょう。

【独特の風味が苦手な人も多い】

フォーの魅力でもあるパクチーなどの香草やスパイスですが、やはり好き嫌いが分かれやすくなります。

アジアンフードを好む若年層の女性が多い、オフィス街や大学のキャンパスのランチ営業への出店を増やすことで売上を伸ばしましょう。

アジアンフードフェスなどのイベントやマルシェへの出店も望めますので、積極的に探していきましょう。

【給排水の問題】

キッチンカーは固定の店舗と違い、使える水の量に限りがあります。

特に、フォーを茹でるためには大量の水が必要になりますが、搭載のタンクの容量を大きくすることに加えて、ポリタンクなどで追加の給水を用意する必要があります。

提供メニューや提供数により様々なケースが想定されますが、フォーをキッチンカーで移動販売したい場合はどの程度のお水が必要になるかを考えながら、開業計画を進めましょう。

キッチンカーでフォー屋を成功させるポイント

CNNでアジアの最も美味しいストリートフードの一つに選ばれるほど、注目されているフォー。

ヘルシーなので、健康を気にする方でも食べやすいため、上手に売りだせばキッチンカーの人気メニューにもなれるでしょう。

これからキッチンカーの開業を考えている方に向けて、フォーのキッチンカーでの移動販売を成功させるポイントをご紹介していきます。

【食べやすいアレンジメニューも販売する!】

デメリットでもお伝えしたように、人によって好みが分かれてしまいがちなフォー。

キッチンカーでの売上を伸ばしたいのであれば、幅広い人に親しんでもらえるよう工夫しましょう。

ベースとなるスープはシンプルで誰でも楽しめる味付けに、香草やスパイスをトッピングにするなどのアレンジをすることで、多くの人に食べてもらえるでしょう。

【軽トラック型キッチンカーで開業する!】

基本的にキッチンカー内で調理を行う場合には、立って作業ができる軽トラックタイプのキッチンカーをおすすめします。

フォーで使用する食材を安全に保管するための、冷蔵庫と冷凍庫は必須になります。

どちらもスペースをとる機材なので、軽トラックより小さいキッチンカーでは作業は難しくなります。

また、フォーはベトナムの屋台で親しまれているので、本場の屋台のように装飾を加えて集客効果を高めるのもオススメです。

まとめ

今回は、キッチンカーでのフォー屋開業についてご紹介しました。

アジアンフードの人気が高く、日本人でも食べやすいメニューのフォーは今後も注目したいメニューです。

短時間で提供できるので、キッチンカー営業で気になる売上もしっかり確保しやすいというメリットがあります。

独特の風味が苦手な人でも食べやすいアレンジをして、キッチンカーの人気店を目指してみませんか?

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