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タイ料理のキッチンカーを開業したい!どんな資格や設備が必要なの?
目次
タイ料理はパクチーなどの独特なハーブやスパイスの香りが特徴で、酸味・辛味・甘味などを巧みに組み合わせて作られています。このバランスがタイ料理独自の魅力を生み出しています。
日本でも「ガパオライス」や「パッタイ」、「トムヤムクン」などは人気なメニューですが、その他にもタイ南部や北部により様々な特色のある食べ物が人々を魅了し続けています。
また、タイ料理のもう一つの魅力は健康的な食べ物が多い事です。
新鮮な野菜やスパイスをふんだんに使用しており、健康に良いとされる成分が多く含まれています。例えば、コリアンダーやレモングラスなどは抗炎症作用や抗酸化作用があるとされいています。
オリエンタルな味わいで個性豊かなタイ料理は、キッチンカーでも人気のメニューの一つになりつつあります。今回はキッチンカーでタイ料理屋を営業するメリットとデメリット、必要な資格などもあわせてご紹介します。
タイ料理とは?
タイ料理は、その鮮やかな味わいと華やかな香りで世界中に多くのファンを持つ、東南アジアの代表的なエスニックメニューです。
辛味、甘味、酸味といった様々な味わいのバランスが絶妙で、ナンプラーやパクチーといった特有の調味料を使用することにより、他にはない独特の風味を生み出しています。
キッチンカーでもタイ料理を始めとしたエスニック料理は高い人気を誇り、イベント出店などのチャンスも多いとされています。タイ料理の伝統的な味わいを保ちつつ、手軽に楽しめる形で提供されるため、新しい食文化の体験として注目を集めていくことでしょう。
ここでは、タイ料理の特徴と歴史について詳しく解説し、その魅力をさらに深く掘り下げていきます。
【タイ料理の特徴】
タイ料理は東南アジアを代表するエスニック料理で、調味料が豊富に使われていることが一番の特徴。
その多様な味わいと香りが魅力のメニューで、世界中で愛されています。
例えば、ナンプラーやパクチー、ココナッツミルク、シーズニングソースといった調味料は、タイ料理特有の深みと複雑さを加え、独特の風味を作り出しています。日本でも、辛味、甘味、酸味を巧みに組み合わせた本場さながらのメニューを好む人が増えているようです。
また、タイ料理には肉、魚介、野菜、フルーツといった様々な食材が使用され、それぞれの素材の味を最大限に活かしたメニューが多数存在します。タイ料理は健康的でありながら、食べる人の心と体を満たしてくれるエスニックメニューとして、多くの人々に選ばれています。
【タイ料理の歴史】
タイ料理の歴史は古く、その起源は中国とインドの文化が融合した地域にあります。
6~13世紀にかけてインドシナ半島に移住してきた中国系民族が持ち込んだ中華料理の影響は大きく、[揚げる]、[炒める]、[蒸す]といった調理方法や、中華鍋、セイロといった調理器具が今日のタイ料理にも生き続けています。
さらに、インドから伝わったカレーは、タイ料理の中でも特に人気のあるメニューの一つとなり、仏教の僧侶たちによって伝えられたと言われています。このように、タイ料理は多文化の影響を受けながらも独自の進化を遂げ、今日に至るまで多くの人々に愛されるメニューとなっているのです。
キッチンカーでタイ料理屋を開業する際に必要な資格
キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。
【食品衛生責任者】
キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。
食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。
受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。
※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。
栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・
食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
【保健所の営業許可】
「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。
この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。
そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。
この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。
許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。
キッチンカーのタイ料理屋に必要な設備
キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。
営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。移動販売でタイ料理屋を開業する場合も、車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。
必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
代表的なタイ料理
タイ料理は、その独特な香りと味わいで世界中から愛されているエスニックメニューの一つです。
スパイスやハーブを巧みに使った料理は、食欲をそそるだけでなく、見た目にも鮮やかで心を躍らせます。
ここでは、キッチンカーでも人気の高い、代表的なタイ料理を紹介します。
【カオマンガイ】
カオマンガイは、タイのチキンライスとも呼ばれ、シンプルながらも奥深い味わいが特徴のタイ料理です。
“カオ”は「米」・“マン”は「油」・“ガイ”は「鶏」を意味しています。
ご飯を鶏の旨味が染み込んだスープで炊き上げ、ほろほろに柔らかく煮た鶏肉をその上にのせたこのメニューは、シンプルながらも深い味わいが魅力です。
さらに、特製の甘辛いタレや辛味の効いたチリソースを加えることで、味の変化を楽しむことができます。
きゅうりやパクチーのさわやかな香りが加わり、鶏のスープとともに提供されることで、栄養バランスも考えられた、体に優しいメニューとなっています。
【パッタイ】
パッタイは、タイを代表するストリートフードの一つです。
米粉で作った麺とさまざまな具材を絶妙に炒め合わせ、ナンプラーやタマリンドで味付けした、甘酸っぱい味わいが特徴のタイ風焼きそばです。新鮮な野菜やエビ、豚肉など、さまざまな具材が使われ、それぞれの食材の味が絶妙にマッチしています。
一口食べるごとに、ナンプラーの旨味とタマリンドの酸味が絡み合い、タイの屋台で食べるような本格的な味わいを楽しむことができます。キッチンカーで提供されるパッタイは、手軽に本場の味を堪能できるため、多くの人に愛されるメニューといえるでしょう。
【ガパオライス】
タイ料理「ガパオライス」の「ガパオ」とは、バジルの一種であるホーリーバジルのことを指します。
香り高いバジルと炒めたご飯は、タイの家庭料理の定番です。
本場・タイでは一般家庭でもよく作られており、タイの国民食といっても過言ではないでしょう。
ホーリーバジルはクセがなく爽やかな香りが特徴ですが、ホーリーバジルが手に入らない場合は一般的に出回っているスイートバジルでも代用できます。
豚ひき肉や赤パプリカなどの具材と共に炒め、ご飯の上に乗せて提供するので、スパイスやハーブが苦手な方にもアレンジしやすいのが特長です。また、目玉焼きをのせることで、味にコクと深みが増し、見た目にも華やかさを添えられる、キッチンカー向きのメニューです。
【トムヤムクン】
トムヤムクンは、海老を入れたハーブや香辛料をふんだんに使う酸味と辛味を効かせたタイ料理のスープで、その人気は世界中に広がっています。
世界三大スープの一つと呼ばれており、日本でも人気があるタイ料理です。
酸味と辛味が特徴のこのスープは、海老をメインにした具材と、レモングラスやガランガル、ライムの葉などのハーブや香辛料をたっぷり使い、深い味わいを作り出しています。
トムヤムクンは、その刺激的な味わいで食欲を刺激し、食事のスターターとしても最適です。
また、その他にも鶏肉を使ったトムヤムガイ、魚肉のトムヤムプラーなど様々なトムヤムスープがあります。
バリエーション豊かなトムヤムクンですが、どれもタイ料理特有の鮮やかな味わいが楽しめることでしょう。
キッチンカーでタイ料理屋を営業するメリット
キッチンカーでタイ料理屋を営業するメリットには、どんなものがあるでしょうか。
【アジアンフードの人気が高まっている】
近年、キッチンカーだけでなく固定の店舗でもアジアンフードの人気が高まっています。
まだまだ根強い人気があるタピオカドリンクや台湾カステラなど、これからもアジアンフードから流行が生まれる可能性があります。タイ料理は独特の味わいで大きな話題になったパクチーも段々と好きな人が増え、安定した人気を保っています。タイ料理と言っても幅広く、中部・北部・南部でメニューは変わります。
キッチンカーの営業においてメニューが被ってしまうことは出店場所の競争になりやすく避けたいもの。
日本人の好みに合った料理を探して提供することで、新たな人気メニューになるかもしれません。
【トッピングを充実させて他店と差別化しやすい】
タイ料理と言えば、香草やスパイスが最大の魅力です。トッピングとして香草やスパイスを充実させて一味変えることができます。
メニューが被りやすいキッチンカーでは、他店との差別化が成功するための重要なポイントの一つになります。トッピングを充実させることで、お客様の満足度を上げると同時に他店との差別化を図りましょう。
キッチンカーでタイ料理屋を営業するデメリット
メリットもたくさんあるキッチンカーでのタイ料理屋ですが、デメリットも存在します。しっかり確認しておきましょう。
【独特な香りが苦手な人も…】
タイ料理の魅力であるパクチーなどの香草やスパイスですが、やはり好き嫌いが分かれやすくなります。
辛い・酸っぱい・クセが強いというタイ料理の特徴ですが、お子様は食べられない…などのデメリットも存在します。タイ料理を好む若年層の女性が多い、オフィス街や大学のキャンパスのランチ営業への出店を増やすことで売上を伸ばしましょう。
イベントやマルシェへの出店も望めますので、積極的に探していきましょう。
【ランチタイムやタイのフェス(お祭り)以外では売れにくい】
タイ料理の中でも日本人に馴染みがあるトムヤムクンやガパオライスは、ボリュームがあり、ランチでの人気が高いメニューです。
その代わりに、ランチタイム以外での売上は難しいと覚悟しましょう。出店場所と出店する時間をよく吟味して、効率よく売上を伸ばせる出店場所を探しましょう。
キッチンカーでタイ料理屋を成功させるポイント
キッチンカーでの人気も高くなってきているタイ料理を、成功させるポイントにはどのようなものがあるでしょうか。
【軽トラックタイプのキッチンカーを選ぼう】
基本的にキッチンカー内で調理を行う場合には、立って作業ができる軽トラックタイプのキッチンカーをおすすめします。タイ料理は特に食材の種類が豊富なので、食材を安全に保管するための冷蔵庫と冷凍庫は必須になります。
どちらもスペースをとる機材なので、軽トラックより小さいキッチンカーでは作業は難しくなります。
タイは屋台ビジネスが盛んなので、本場の屋台のように装飾を加えて集客を狙うのもオススメです。
【幅広い人が食べやすくなるようメニューを工夫する】
デメリットでもお伝えしたように、人によって好みが分かれてしまいがちなタイ料理。キッチンカーでの売上を伸ばしたいのであれば、幅広い人に親しんでもらえるよう工夫しましょう。
例えばタイ料理の中でも日本人好みにしやすいガパオライス。
メインとなる挽肉部分はバジルを控えめにしたものを提供すれば、香りや味に抵抗がある方も一度試してみたくなります。
タイ料理が好きな人には、トッピングとして追加することで楽しんでもらえるようにしましょう。
まとめ
今回はキッチンカーでのタイ料理屋開業についてお伝えしました。
日本でも人気のエスニック料理であるタイ料理は様々な工夫でお客様を喜ばせることが出来る商材です。
メニュー自体も国民に浸透しており、開業当初から一定の集客が見込める市場といえるでしょう。
研究を重ねて、美味しいタイ料理を提供できるように開業計画を進めてください。
・ビジネスプランの策定
・適切な場所の選択
・法的手続きと許認可
・メニューの開発と食材の調達
など押さえておくべきポイントがいくつもあります。
これから開業を検討される方々にはケータバンク株式会社が開催する「キッチンカー開業講座・相談会」に参加することをお勧めいたします。
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