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都内で急増中!話題の『豚汁専門店』でキッチンカー開業!開業に必要な資格・設備を紹介します。
目次
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キッチンカーでの開業を考えているなら、『豚汁専門店』という選択肢はいかがでしょうか。
じつは、最近、都内で続々と『豚汁専門店』がオープンしているのをご存知ですか?
豚汁は、家庭料理として人気のメニューですが、近年の健康志向の高まりに伴って注目を浴びています!
忙しいオフィスワーカーにとって、一品でバランスよく栄養が摂れる豚汁はとても人気。
また、キッチンカー開業を考えている方に豚汁をおすすめする理由は、低コストで開業しやすい点です。基本的な食材で作れる豚汁は、仕入れコストを抑えやすく、利益率が高いのが特徴。さらに、提供までの調理工程がシンプルなため、キッチンカーでの運営にも適しています。
この記事では、豚汁専門店のキッチンカー開業に必要な知識や、成功のポイントについて詳しく解説します。
キッチンカーを開業するにはどんな設備が必要なの?
キッチンカー開業には資格がいるの?
これからキッチンカーを開業しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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豚汁とは?
豚汁、大根、ごぼう、にんじん、サトイモ、ねぎ、お豆腐、こんにゃく・・・
たっぷりのお野菜と豚肉の入った具だくさんの豚汁は、スープに溶け込んだ食材のうまみで心も身体もほっこり温まる大人気のメニューです。
お味噌をベースにしているため、日本人にとってなじみ深く、子どもからお年寄りまで幅広い世代に受け入れられます。
出汁にこだわったり、目新しい食材を加えることでオリジナルの豚汁を作ることができ、メニューの幅が広がる可能性を秘めています。
豚汁は、豚肉や野菜をじっくり煮込むことで、満足感のあるメニューとして選ばれやすく、特に、寒い時期のイベントや屋外での販売では、あたたかいスープメニューが求められるため、売れ行きが良くなりやすいメニューと言えます。
【豚汁の特徴】
豚汁の最大の特徴は、具だくさんで栄養価が高いこと。豚肉のたんぱく質や脂質、発酵食品のお味噌、野菜のビタミンやミネラルを一度に摂れることから、忙しい日でも手軽に栄養バランスを整えられるため、健康志向の高い人にも支持されるメニューです。
また、豚汁は季節を問わず提供しやすいメニューです。特に寒い季節には身体を温める効果があり、冬場のイベントやフェスでの需要が高まります。
さらに、豚汁はごはんとの相性が抜群で、単品だけでなく定食やセットメニューにもしやすいです。
例えば、白ごはんやおにぎりと組み合わせれば、満足感のある食事を提供できます。これにより、幅広い層の客に対応しやすく、キッチンカー営業の安定した売上につながります。
豚汁はシンプルなメニューですが、だしや味噌、具材の選び方によって個性を出せる点も魅力。地域の特産品を活かしたオリジナルの豚汁を作ることで、他のキッチンカーと差別化しやすくなります。こだわりの味を作ることで、リピーターを増やすことができるでしょう。
【豚汁の歴史】
豚汁の歴史を紐解くと、江戸時代からすでに豚肉を使った味噌汁が食べられていた記録があります。特に九州や沖縄では豚肉を使った汁物が一般的でした。
明治時代以降になると、全国的に養豚が広まり、豚肉を使ったメニューが増えました。その中で豚汁も広まり、各地でさまざまなアレンジが生まれました。
昭和に入ると、豚汁は学校給食や家庭の定番メニューとして普及しました。特に戦後の食糧事情が厳しい時期には、少ない食材でも栄養価を確保できるメニューとして重宝されました。具だくさんで満足感がありながら、比較的安価な食材で作れる点が人気の理由です。
現在では、家庭だけでなく飲食店でも豚汁を提供する店が増えています。特に定食屋や和食店では、定番のメニューとして根強い人気があります。また、カフェやレストランで洋風アレンジが加えられた豚汁も登場し、幅広い世代に親しまれています。
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キッチンカーで豚汁屋を開業する際に必要な資格
キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。
【食品衛生責任者】
キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。
※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。
食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。
受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。
※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。
栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・
食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
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【保健所の営業許可】
「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。
この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。
キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。
そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。
この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。
※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。
許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。
キッチンカーの豚汁屋に必要な設備
キッチンカーで豚汁を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。
キッチンカーの設備と豚汁調理の設備に分けてご紹介します。
【キッチンカーの設備】
キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。
営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。
移動販売で豚汁屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。
必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
【豚汁料理調理の設備】
■ガスコンロ
豚汁の調理に欠かせないのが、ガスコンロです。
サイドメニューも提供するのであれば、複数口のコンロを設置しましょう。
キッチンカーでガスを使用するためには、プロパンガスの契約が必要です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
■豚汁に適した容器
お客様にできるだけ喜んでいただいてリピーターさんを増やしていくためには、豚汁の味にこだわるのはもちろんですが、おいしい状態で食べてもらうために容器選びも重要です。
キッチンカーのスープメニューに適した容器、おすすめの容器について詳しくまとめた以下の記事も参考にしてみてください。
豚汁専門店キッチンカーにおすすめのサイドメニュー5選
豚汁専門店としてキッチンカーを開業する際、ぜひ取り入れていただきたいのがサイドメニューです。
お客さまが、気軽に手に取りやすいサイドメニューをご紹介します。
【白ごはん】
豚汁と相性抜群の白ごはんは、シンプルながらも満足感のあるサイドメニューです。豚汁のだしのうまみがごはんに染み込み、おいしさが増します。大盛りを選べるようにすれば、食べ応えを求めるお客さんにも喜ばれます。
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【おにぎり】
おにぎりは、持ち運びがしやすく手軽に食べられるため、キッチンカーでの提供に向いています。具材のバリエーションを増やせば、飽きずに何度も足を運んでもらえることでしょう。豚汁とセットにすることで、ランチや軽食需要を狙えます。
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【漬物】
漬物は、豚汁のこってりとした味わいを引き立てるサイドメニューです。さっぱりとした味が口直しになり、食欲をそそります。季節ごとに異なる種類を用意すると、お客さんに新鮮な印象を与えられます。
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【から揚げ・コロッケ】
揚げ物は、ボリュームを求めるお客さんにぴったりのサイドメニューです。特に、から揚げやコロッケは人気が高く、単品でも売れる可能性があります。豚汁の温かさと、揚げ物のカリッとした食感の組み合わせが楽しめます。
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【卵焼き】
卵焼きは、甘さや塩気を調整しやすい万能なサイドメニューです。出汁を効かせることで、豚汁との相性も良くなります。小さくカットして提供すれば、ちょっとしたおかずとしても喜ばれますね。
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キッチンカーで豚汁屋を営業するメリット
キッチンカーでの豚汁屋を開業には、どんなメリットがあるでしょうか。たくさんのメリットがありますが、その中でも特に大きなメリットをご紹介します。
【初期投資を抑えながら開業できる】
キッチンカーでの開業は固定店舗と比べて初期投資を抑えることが可能です。
固定の店舗で豚汁を提供する飲食店を開業する場合、お店の立地や規模により異なりますが、開業資金は数百万円~と言われています。
対して、キッチンカーでは物件取得費や店舗改装費がかからないため、開業費用を少なく抑えることができます。
さらに、豚汁屋を開業する場合、ガスコンロと冷蔵設備が中心となるため、必要な設備投資は思ったよりも少なくて済むでしょう。
開業費用のなかでもキッチンカーを取得する費用が一番大きな費用ですが、リースのキッチンカーを利用すれば低資金でも開業が可能です。
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【需要の高い場所で自由に営業できる】
キッチンカーの大きなメリットは、何といってもその自由度!固定の場所ではなくお客様がいる場所に移動して営業できる点です。
フードイベントや音楽フェス、さらには観光地や公園など、豚汁を楽しんでもらえる場所はたくさんあります。
また、オフィス街でのランチタイム営業も可能で、幅広いターゲットにアプローチできるでしょう。
キッチンカー開業後、最も多いお悩みが「出店場所が確保できない」です。
豚汁で開業すれば出店場所の選択肢が豊富なので、このお悩みを回避できますね。
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キッチンカーで豚汁屋を営業するデメリット
キッチンカーは自由度が高く、開業しやすい魅力がありますが、実際に営業する中でのデメリットもあります。豚汁専門のキッチンカーを成功させるためには、デメリットを理解し対策を講じることが重要です。
【天候に左右されやすい】
キッチンカーの営業は、季節や天候によって売上が大きく左右されます。
特に冷たい雨の日や厳しい寒さの日は、お客様が外に出るのをためらうことがあるため、売上が下がる可能性が高まります。
季節や天候を考慮しながら、キャンペーンやプロモーションを実施するなど、売上を安定させる戦略を練ることが重要です。
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【仕込みや管理に手間がかかる】
キッチンカーでは、すでに出来あがった豚汁を提供することができるため、注文から提供までがシンプルなのが魅力ですが、下準備には時間がかかります。
たくさんの具材を切って、炒めて、味噌で煮込む作業はなかなか手間がかかります。
また、食材の種類が多いメニューの場合、在庫管理が難しいこともあります。
特にキッチンカーの場合は、毎日出店しない場合も多く、緻密な在庫管理が求められます。
食材のロスを減らすためには、メニューの企画や、使用する食材の選定に気を付けましょう。
キッチンカーでの豚汁屋開業を検討されている方は、事前に食材管理の計画をしっかりと立て、準備を整えておくことが成功のカギとなるでしょう。
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キッチンカーで豚汁屋を成功させるポイント
キッチンカーで豚汁屋を成功させるためには、事前の計画と戦略が欠かせません。販売戦略や出店場所の選定、メニューの差別化など、工夫を凝らすことで売上を安定させることができます。
また、リピーターを増やすための施策も重要です。成功の鍵となるポイントを押さえて、着実に事業を成長させましょう。
【ターゲットに合った出店場所を選ぶ】
キッチンカーで豚汁を売る際は、ターゲットに合った出店場所を選ぶことが大切です。
オフィス街への出店では、ランチにピッタリなセットメニューを考えるのがおすすめです。
忙しいビジネスマンに向けて、食べやすい豚汁と唐揚げなどの肉メニュー、さらにおにぎりなどのセットメニューを提供するのが良いでしょう。
季節のイベントでは単品やアルコールとのセットメニューを準備するなど、売り方を変えてみてはいかがでしょうか。
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【軽トラックベースのキッチンカーで開業しよう!】
作業工程が少なく提供できる豚汁ですが、キッチン部分では立った状態で作業できる車種を選びましょう。
キッチンカー内でずっと同じ体勢を取っていると、身体に大きな負担がかかるため、軽バンなどの小さい車種での開業はあまりおすすめできません。
また、お客様をお待たせしないよう効率よく提供するためにも、作業の動線には余裕を持つと安心です。
ランチ営業でサイドメニューやドリンクとセットで提供したい場合は、コンロ以外にも調理設備と作業スペースが必要となります。
軽トラックベースのキッチンカーなら、コンロや業務用炊飯器など、豚汁の調理に必要な調理器具を搭載しても、十分な作業スペースを確保できます。
また、公園やマンションのエントランスにも出店可能なサイズなので、出店場所を限定される心配もありません。
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まとめ
キッチンカーでの豚汁専門店開業は、多くのメリットがある一方でデメリットも存在します。豚汁は、日本人に親しまれたメニューであり、寒い季節には特に需要が高まるため、安定した売上を期待できます。また、仕込みの工夫やセットメニューの充実によって、客単価を上げることも可能です。
しかし、売り上げが天候に左右されやすく、仕込みの手間や管理に時間がかかる点も理解しておく必要があります。出店場所の選定や、ターゲットに合わせたメニュー開発を行うことで、競争の激しい市場でも成功のチャンスをつかむことがでそうです。
重要なのは、独自の味やブランディングを確立し、SNSを活用した情報発信や、地域のイベントへの参加など、認知度を高める施策を積極的に取り入れましょう。また、季節ごとの限定メニューを導入することで、話題性を作りやすくなります。
これからキッチンカーで豚汁屋を開業しようと考えている方は、メリットとデメリットをしっかり理解し、準備を整えて挑戦してください。工夫次第で、大きな成功を収めることが可能になります。しっかりとした事業計画を立て、お客様に愛される豚汁専門店を目指しましょう。
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