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キッチンカーで洋食屋をはじめませんか?開業に必要な資格や設備をわかりやすく解説!
目次

オムライス、ナポリタン、グラタン、ドリアなど、子どもも大人も大好きなメニューが多い洋食。
幅広い年齢層の方に愛されている洋食は、さまざまな場所に移動して営業できるキッチンカーでも人気のメニューです。
きちんと設備を整えたキッチンカーなら、本格的な洋食をお客様に提供できますよ!
キッチンカーで、みんなが笑顔になれる洋食を移動販売してみませんか?
今回は、キッチンカーの洋食屋開業についてご紹介していきます。

洋食料理とは?
洋食料理とは、日本独自の進化を遂げた“西洋風”の料理を指します。ヨーロッパやアメリカから伝わった食文化をベースに、日本人の味覚や食材に合わせてアレンジされたメニューです。
オムライスやナポリタン、ハンバーグ、クリームシチューなど、日本人なら誰もが一度は食べたことのあるなじみ深い料理で、海外の本格的な「西洋料理」とは異なり、日本ならではの工夫が施されています。
和食とも違い、どこか懐かしくてホッとする味わいで家庭料理としても幅広い世代に愛されています。
【洋食料理の特徴】
洋食は、デミグラスソースやホワイトソース、カレーソースなど、ルウやソースを使った調理法が多く、小麦粉とバターをベースにした濃厚な味付けが特徴です。
また、パンやライスとの相性が良いので、定食やプレートとしても提供しやすく、ボリューム感のある食事として人気があります。
洋食は家庭の味としても浸透しており、食べ慣れた安心感があります。そのため、外食でもオーダーしやすく、子ども連れやシニア層にも喜ばれるメニューです。
日本人の味覚に合わせた独自のメニューも多くあります。例えばナポリタンは、イタリア料理ではなく日本生まれのスパゲッティ。
それ以外にも、多くの洋食メニューは「日本人が食べやすいように」工夫されています。

【洋食料理の歴史】
洋食の歴史は、明治時代にさかのぼります。開国によって海外の文化や食材が一気に日本へ流入し、西洋料理が上流階級の間で注目され始めます。
当初の西洋料理は本場のレシピに忠実でしたが、時代が進むにつれて日本人の口に合うように改良されていきました。
明治時代、鉄道会社や官公庁などでビーフステーキやシチューが提供されるようになり、しだいに一般家庭でも洋食が広まっていきました。
大正時代~昭和初期になると、都市部に洋食店が登場し、ハヤシライスやオムライスなど「日本式洋食」が誕生。レストランの定番メニューとして浸透していきます。
戦後以降、給食や家庭料理として、ナポリタンやハンバーグが子どもたちにも人気のメニューになり広まっていきました。
洋食は時代とともに日本の食文化に深く根付き、現在では「和食・中華・洋食」の三本柱のひとつとして、多くの人に親しまれるメニューとなっています。

キッチンカーで洋食屋を開業する際に必要な資格
キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。
【食品衛生責任者】
キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。
※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。
食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。
受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。
※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。
栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・
食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
【保健所の営業許可】
「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。
この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。
キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。
そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。
この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。
※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。
許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。
キッチンカーの洋食屋に必要な設備
キッチンカーで洋食を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。
キッチンカーの設備と洋食調理の設備に分けてご紹介します。
【キッチンカーの設備】
キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。
営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。
移動販売で洋食屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。
必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
【洋食調理の設備】
■フライヤー
洋食の定番・コロッケなどの揚げ物を行う場合には設置する必要があります。
電気式とガス式がありますが、キッチンカーで使用する場合はガス式がおすすめです。
火力が強く、カラッとした仕上がりになります。
足付きのテーブルタイプと台の上に置く卓上タイプがあるので、その他に設置する調理機材やキッチンカーの台の広さなどを考えて、使いやすい方を選びましょう。
■炊飯器
オムライスや洋食のお弁当を提供する場合には、炊飯器を設置しましょう。
キッチンカーで使用する炊飯器はガス式、炊飯量は5升がおすすめです。
キッチンカーで使う炊飯器について詳しくはこちらをご覧ください。
■ガスコンロ
食材を焼く・炒める・温めるためにはガスコンロもあると便利です。
複数口あれば、サイドメニューの調理も行えます。
キッチンカーでガスコンロを使うためには、プロパンガス会社との契約が必須となります。
キッチンカーで使うプロパンガスについて、詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
■その他
冷蔵庫・冷凍庫・まな板・包丁など、必要な調理器具を準備しましょう。

洋食料理のキッチンカーにおすすめのサイドメニュー4選
キッチンカーの売り上げを安定的に伸ばしていくなら、サイドメニューを充実させましょう!
目的のメニューを買ったついでに、「あ!これも!」と気軽に追加できるメニューがあるといいですね。
人気のメニューをご紹介します。
【サラダ】
栄養バランスが偏りやすい外食では、サラダはとてもよく買われるサイドメニューです。栄養価の高い旬の野菜や、少し珍しい野菜、彩のきれいな野菜が入っているとお客様の目を引き手に取りやすくなるでしょう。

【カニクリームコロッケ】
手作りするのが難しいメニューはキッチンカーでは人気のメニューです。
カニのうま味がとけだした、とろりとしたホワイトソース。プロが作る本格的なカニクリームコロッケは、その味にリピートしてくれること間違いなしです。

【エビフライ】
小さいころに食べたお子様ランチのオムライスの横に、ドーンと大きな存在感を醸しだしていたエビフライ。
子どもの頃を懐かしんで、見つけたら買わずにはいられません。人気のタルタルソースもぜひ一緒に販売しましょう。

【スープ】
手間ひまのかかるスープは、洋食メニューの中でも人気のあるメニューです。特にランチ時には、定番の定食メニューと一緒に楽しみたいですようね。
特に人気があるのは、オニオングラタンスープやコーンポタージュ、クラムチャウダーです。
また、冬の寒い時期でのイベントでは、身体の温まるスープは単品メニューでもとても人気。ぜひ、メニューに加えてみてください。

キッチンカーで洋食屋を営業するメリット
キッチンカーで洋食屋を営業するメリットには、どのようなものがあるか確認していきましょう。
【子どもも大人も大好きなメニューが多い!】
洋食といえば、ハンバーグ・オムライス・ヒレカツ・グラタンなどが浮かびます。
どのメニューも、子どもから大人まで嫌いな人はいないと言えるほど、万人受けするメニューです。
ボリュームが求められる平日のランチ営業でも、家族連れが多い休日の公園でも、人気があります。
嫌いな人が少ないので、どんな場所でも、どんな人にも売りやすいメニューといえるでしょう。

【低資金で開業できる!】
固定の店舗で韓国料理屋を開業するには、内装費や工事費がかかり数百~数千万円ほど開業資金が必要となります。
キッチンカーでの開業資金は約200万円~600万円とされているので、初期費用の負担が少なく済みます。
営業を始めてからかかる月々の駐車場代と燃料費は家賃に比べれば負担が少ないので、初期費用を抑えて開業したい方にはおすすめです。
リースのキッチンカーで開業すれば、もっと開業資金を抑えてキッチンカーを営業することだって可能です。
自分の事業計画に合ったキッチンカーの入手方法を検討してみましょう。

キッチンカーで洋食屋を営業するデメリット
キッチンカーの洋食屋開業にはデメリットも存在します。
開業後に「思っていたのと違った…」と後悔しないためにも、しっかり確認しておきましょう。
【ランチ営業以外は売れにくい】
洋食はボリュームがあるメニューが多いので、ランチ営業で人気が高い傾向にあります。
ただし、その分それ以外の時間帯では売れにくくなってしまいます。
対策として、ランチタイムのみの出店場所を探すか、単品でお惣菜として販売するなどの対策を取りましょう。

【気温や天候に売上を左右されやすい】
キッチンカーの出店場所は、ほとんどが屋外です。
そのため、雨の日は客足が遠のき、売上が伸びにくい傾向にあります。
また、台風やゲリラ豪雨などの悪天候時には出店するイベントが中止になってしまうこともあります。
・雨でも買いやすいオフィスビルの真下などの出店場所を確保しておく
・イベントに偏らないように出店スケジュールを組む
以上のような対策をしておくと、気温や天候に左右されにくい安定したキッチンカー経営が実現できます。

キッチンカーで洋食屋を成功させるポイント
メニューの種類が豊富で他店と被りにくいことからも、人気が高い洋食のキッチンカー。
キッチンカー開業を成功させるポイントを押さえておきましょう。
【ドリンクやサイドメニューとのセット販売を行う】
キッチンカーの平均客単価は1,000円以下とされています。
洋食の場合はメニューによって異なりますが、800円~1,000円前後に価格設定することが多いようです。
売上確保のためには、ドリンクやサイドメニューとセットで販売するのが効果的です。
洋食に合うメニューやミニサラダなどをセットとして販売してみましょう。

【軽トラック型キッチンカーで開業する】
基本的にキッチンカー内で調理を行う場合には、立って作業ができる軽トラックタイプのキッチンカーをおすすめします。
メニュー数を増やして営業する場合は、使用する食材の種類が増えるので食材を衛生的に保管するための冷蔵庫や冷凍庫が必要になります。
軽トラックタイプのキッチンカーでは、冷蔵庫など大きめの機材を設置しても十分な作業スペースを確保できるため、調理も販売も快適に行うことができます。

まとめ
今回は、キッチンカーの洋食屋開業についてご紹介しました。
子どもも大人も大好きな洋食は、さまざまな場所で人気が出るメニューと考えられます。
また、認知度が高く、嫌いな人が少ないので、キッチンカー開業には向いています。
設備の整ったキッチンカーで、みんなに愛されるキッチンカーの洋食屋さんを始めてみませんか?
キッチンカー開業を成功させるためには
・ビジネスプランの策定
・適切な場所の選択
・法的手続きと許認可
・メニューの開発と食材の調達
など押さえておくべき開業計画のポイントがあります。
これから開業を検討される方々にはケータバンク株式会社が開催する「キッチンカー開業講座・相談会」に参加することをお勧めいたします。
開業講座・相談会では、キッチンカー業界の現状・仕組みの説明、開業時に注意をすべき点やキッチンカー店舗を運営するために必要な情報を実例を交えてご案内しております。
洋食料理のターゲット市場を考慮し、魅力を活かしたメニューを提供するなど、お店オリジナルのウリを掲げて開業する事がポイントになります。
アンテナを張って、キッチンカー開業における成功へのステップを、1歩ずつ着実に積み上げていきましょう。

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