キッチンカーの開業にともなって、初めて個人事業主となる方もいるのではないでしょうか。

「確定申告や開業にまつわる手続きについて、初めて知ることばかりでよくわからない…。」

調べてみても難しそうで、キッチンカー開業前から不安になってはいませんか？

実は、キッチンカーの開業届や確定申告などの手続きは、きちんと理解すれば難しいことはありません！

今回は、キッチンカーの開業届と確定申告について解説していきます。

キッチンカーの『開業届』とは？

キッチンカーの開業準備を進めるなかで、そもそも開業届って何？と思われる方もいるのではないでしょうか。

開業届とは、個人事業を開業したことを税務署に届け出る書類です。

正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」です。

この開業届の作成方法と提出のタイミングについて、解説していきます。

【開業届の作成方法】

開業届は、最寄りの税務署でもらうことができます。

また、国税庁のホームページからダウンロードすることもできます。

記載する項目には、納税地や氏名、屋号といった基本的な情報に加えて所得の種類や事業の概要についても記載します。

国税庁のホームページには書き方についても書かれていますが、最寄りの税務署(所得税担当)の相談窓口でも相談が可能です。

わからないことがあれば、相談窓口でよく確認して作成しましょう。

また、開業届の提出に手数料は不要です。

【開業届を提出するタイミング】

キッチンカーの開業届は、事業の開始等の事実があった日から1ヶ月以内に提出しましょう。

具体的には、キッチンカーとしての収入を得た日から1ヶ月以内と考えてください。

キッチンカーの開業時は、車両の取得や設備の準備、出店場所の確保などやることが多い時期ですが、開業届についても準備をしておくと安心です。

キッチンカーの確定申告

開業届を提出して個人事業主になり、年間所得が20万円を超えると、年に一度の確定申告を行う必要があります。

【確定申告の時期】

確定申告は毎年2月16日～3月15日までの1ヶ月間です。

前年の1月1日～12月31日までの所得額を、確定申告の書類に記載し、提出します。

確定申告に慣れている人や不安のない人は、インターネットで確定申告ができる「e-tax」がおすすめです。

キッチンカーの開業で初めて確定申告を行うひとや不安がある人は、申告会場へ足を運びましょう。

確定申告の会場は毎年混雑しますので、早めに相談をできるよう余裕をもっての準備が必要です。

【青色申告で行おう】

一般的に節税効果が高いといわれている青色申告がおすすめです。

開業届の提出とともに青色申告承認申請書を提出することで、確定申告で青色申告を選ぶことができます。

青色申告承認申請書も、国税庁のホームページでダウンロードが可能です。

まとめ

今回は、キッチンカーの開業届と確定申告について解説しました。

キッチンカーの開業時に提出する開業届ですが、記載する項目に難しいものはありません。

税務署の相談窓口もあるので、事業開始等の事実があってから1ヶ月以内に提出しましょう。

また、開業届とともに青色申告承認申請書を提出すると、確定申告で青色申告を選ぶことができます。

開業届も青色申告承認申請書も、書類自体は難しいものではありません。

開業時には様々な準備で忙しいものですが、相談窓口などをうまく利用しながら準備をすすめましょう。

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