キッチンカーのパン屋開業!開業資金・メニュー・売上アップのポイントを紹介!

焼き上げるときの香ばしい香りだけで、食べたくなってしまうパン。

最近ではパンをメインにしたグルメイベントが開催されるなど、パンへの注目度が高まっています。

お店を構えるのも素敵ですが、青空の下で焼きたてのパンを販売するなんて夢のようですよね。

設備を整えたキッチンカーなら、移動販売のパン屋が開業できます!

開業準備を進めるにあたって、気になるのが開業資金ですよね。

「キッチンカーって購入すると製作するといくらかかるの?」

「どんなメニューが人気なの?」

このように、キッチンカー開業にあたり不安や疑問を抱く方は少なくないはずです。

この記事では、キッチンカー開業資金の相場や内訳について解説し、開業に必要な資格やキッチンカーの設備について詳しくお伝えしていきます。

初めて飲食業に携わる方にもわかりやすくご紹介していくので、開業時の参考にしてみてください。

おしゃれなキッチンカーで、自分の好きな場所に移動して営業してみませんか?

今回は、キッチンカーでのパン屋開業について知りたい情報をまとめてご紹介します。

キッチンカーのパン屋開業に必要な開業資金とは?

キッチンカーのパン屋開業をお考えの方にとって、一番気になるのが「開業にいくらかかるのか」ではないでしょうか?

開業資金の詳しい相場や内訳について、確認していきましょう。

【キッチンカーの開業資金の相場】

前提として、どのような車両を使うのか、どのような厨房機器を設置するのかで価格は大きく変わることを理解しておきましょう。

・キッチンカーをオーダーメイドで製作する

・キッチンカーを中古で購入する

・キッチンカーをレンタル、リースする

など、車両の入手方法で価格は変わりますが、開業資金の相場は約250万円~600万円といわれています。

【キッチンカー開業資金の内訳】

実際にキッチンカーを開業する場合、何にどのくらいの金額がかかるのでしょうか。

開業前に知っておけば、必要な部分にお金をかけて、不必要なコストを削れます。

内訳について、詳しく確認しておきましょう。

[キッチンカー(車両)費]

■キッチンカーを製作・購入する場合

キッチンカー製作・購入の場合、価格の幅が広いため一概に価格をお伝えすることができません。

参考の価格は、以下の通りです。

小型キッチンカー:70万円~400万円

中型キッチンカー:230万円~800万円

ベースとなる車輌や外装にどこまでこだわるのか、内装の素材は何にするのか…などで価格は大きく変化します。

こだわればこだわるほど価格は上がりやすいので、自分はどこにこだわりたいのかを明確にするのが大切なポイントです。

■キッチンカーをレンタル・リースする場合

イベントなど数日の短期利用であればレンタルで十分ですが、数ヶ月~1年以上かけてキッチンカーを運営してみたい方にはリースが有効です。

ここではケータバンク株式会社が提供しているリースサービスを軸に紹介します。

CBリースde開業サービスでは、初期費用は『準備費用+登録事務手数料の10万円のみ』となっています。

車両にかかる費用をグッと抑えることで、その他の機材などに費用をかけられるので開業時に理想に近い設備を手に入れることができます。

使用地域により別途手数料が発生する場合がございますので、詳細はぜひお気軽にお問合せください。

【ケータバンク株式会社 リースサービス資料はこちら】

[設備・調理機材費]

キッチンカー内で調理を行うため、調理に必要な設備を車内に搭載する必要があります。

パン屋のメニューの提供には欠かせないのが、オーブンです。

大きさや熱源により価格が大きく異なり、中古か新品かにも影響されますが、参考となる価格は約20万円前後となっています。

キッチンカーで使用できる業務用オーブンの大きさや入手方法、おすすめ商品などは以下の記事も参考にご覧ください。

また、サイドメニューとして他のメニューを提供する場合は必要な調理機材を設置してください。

その他キッチンカーで使える調理機材について、詳しくはこちらの記事で解説しています。

[包装材・容器費]

パンを提供するためには、容器や包装材が必要となります。

見映え・機能性・コストも考えて準備しましょう。

こちらも何を提供するのかによって金額が大きく変わります。

パン用袋(透明):2.355円/1,000枚

クラフトバック:28,314円/3,000枚

参考として、以上のような価格で販売されています。

[販促品費]

看板やチラシなどの販促品費も開業資金の一部です。

看板はDIYで作る方法もありますので、3,000円~20,000円程度で準備ができます。

チラシやショップカードの相場は、3,000部で20,000円~30,000円とされています。

また、キッチンカーの販促品として欠かせないのが「のぼり」です。

のぼりは比較的安価で購入しやすく、お客様の目を惹くので、ぜひ開店時から導入してみましょう。

キッチンカーで使用するのぼりについては、以下の記事で詳しく解説しています。

[保健所の許可取得費]

東京都の場合、食品衛生責任者講習会受講費12,000円と営業許可取得費用18,300円がかかります。

その他の自治体では金額が異なることがあるので、自分が取得する自治体のページを確認しましょう。

キッチンカーのパン屋開業に必要な資格とは?

キッチンカーでパン屋を営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

その他、食品衛生責任者について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

【営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーのパン屋開業に必要な設備とは?

キッチンカーでパン屋開業する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備とパン屋の設備に分けて解説します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

パン屋の移動販売する場合も車両内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【パン屋の設備】

キッチンカーで移動販売するパン屋に必要な設備も確認しておきましょう。

■業務用オーブン

パンを焼き上げるために必要です。

電気式オーブンとガス式オーブンがあり、それぞれどちらを使用するかによって用意する熱源が異なります。

ガス式のオーブンを使うためには、プロパンガスの契約が必要です。

ガス会社の探し方など、キッチンカーで使用するプロパンガスについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

■ガスコンロ

スープなど、パンに合わせたサイドメニューを調理するために必要です。

その他のサイドメニューや、パンに挟む具材などの調理を行う場合には、効率良く調理できるように2口以上のコンロを準備しましょう。

キッチンカーで使用する業務用ガスコンロについて、入手方法や選び方などを以下の記事で詳しく解説しています。

■その他

冷蔵庫、冷凍庫、フライパン、鍋、ボウルなどの調理器具を用意しましょう。

また、サイドメニューを提供する場合は、必要な調理器具を準備してください。

容器や包装材は持ち帰りを想定して、耐油性に優れた素材のものを使用するとお客様の満足度アップが期待できます。

キッチンカーのパン屋開業で売上アップする3つポイント

キッチンカーへの注目が高まっているため、新規開業者が増えているといわれています。

街でおしゃれなキッチンカーを見かけることもありますよね。

せっかくキッチンカーを開業するなら成功させたい!と思うものです。

どのようにすればパン屋のキッチンカーの売上をアップできるのか、学んでいきましょう。

【ドリンクとサイドメニューをセットで販売する】

キッチンカーの平均客単価は1,000円以下と言われています。

パンは、多くのキッチンカーで1個あたり200円~500円に設定するかと思います。

客単価か来客数を上げなければ売上は上がりませんが、来客数を増やすのは出店場所によるため自分の力だけでは難しいこともあります。

パンとの相性が良いドリンクやスープ、サラダなどサイドメニューとのセット価格を設定することで、客単価の引き上げができます。

回転率を意識する場合には、調理が難しくないメニューなどを取り入れてみましょう。

【他店にはない魅力をつくる】

キッチンカーの店舗は増加傾向にあるため、他店との差別化は必須となります。

何にこだわって特化するのか、取り扱うメニュー数を増やすのか、など、キッチンカーのコンセプトを決めましょう。

サイドメニューの充実も図る場合は、お店のコンセプトに合うサイドメニューを開発する必要があります。

このキッチンカーで買いたい!と思わせる、他店にはない魅力をつくりましょう。

【軽トラック型キッチンカーで開業する】

立った状態で調理する場合、軽トラック型キッチンカーでの開業をおすすめします。

キッチンカーに使用される車両として軽バン型も人気がありますが、毎日ずっと中腰を続けるのは身体に大きな負担がかかります。

軽トラック型キッチンカーなら、メインメニューだけでなくサイドメニューを販売するために必要なコンロなどの調理機材、冷蔵庫を搭載しても、十分な作業スペースを確保できます。

軽トラック型キッチンカーは公園やマンションのエントランスにも出店可能なサイズなので、出店場所を限定される心配もないのが魅力です。

【販売方法に合わせた車種を選ぶ】

包装されたパンを移動販売する場合は、品質保持のための冷蔵庫が必要になります。

また、販売するエリアやイベントの規模に応じて、軽トラック型や中型車など、適切なサイズの車両を選びましょう。

車両選びを工夫することで、効率よく運営することが可能になります。

移動販売のパン屋として、機動力を活かした運営を目指してください。

ケータバンクのプランなら、購入だけでなくリースも行っているので、初期費用を抑えて開業することができます。

【パン用移動販売車についてはこちらから】

キッチンカーのパン屋・人気メニュー3選

キッチンカーでパン屋開業をお考えの方に、人気メニュー3選をご紹介します。

【メロンパン】

メロンパンは、キッチンカーのパン屋で人気が高いメニューのひとつです。

外側はサクサクとしたクッキー生地、中はふんわりとしたパン生地の組み合わせが特徴です。

甘みがあり、おやつ感覚で食べられるため、幅広い世代に支持されています。

キッチンカーでメロンパンを販売する際のポイントは、焼き立ての香りを活かすことです!

パンを焼いている最中の甘い香りが広がることで、通行人の目を引き、自然と集客につながります。

さらに、焼き立てを提供することで、お客様の満足度も高まります。

また、メロンパンはアレンジがしやすいメニューなのが嬉しいポイント。

例えば、チョコチップを加えたものや、抹茶風味の生地を使ったものなど、バリエーションを増やすことで飽きさせない工夫ができます。

クリームを挟んでボリュームを出せば、満足感のあるメニューにも!

仕込みの手間はかかりますが、その分リピーターがつきやすいメニューです。

提供スピードを意識して、オペレーションを工夫することで、売上アップも狙えます。

【コッペパン】

コッペパンはシンプルな形ですが、具材の組み合わせ次第で無限のアレンジが可能なメニューです。

キッチンカーならではのオリジナルメニューを作りやすく、提供の幅が広がります。

甘い系とおかず系の両方が作れるため、ターゲット層を広げることができるでしょう。

例えば、定番のジャムやピーナッツバターを挟んだ甘いコッペパンは、子どもから大人まで人気があります。

一方、ハムやたまごを挟んだコッペパンは、ランチとしても満足できるボリュームになります。

キッチンカーで販売する際には、作り置きと注文後の調理をうまく組み合わせることが大切です。

ジャムやバターを塗るだけなら短時間で提供できるため、回転率を上げることができます。

一方、揚げ物やスクランブルエッグなどを挟む場合は、スピーディーに仕上げる工夫が必要です。

調理の手間を最小限に抑えつつ、多彩なメニュー展開が可能なコッペパンは、キッチンカーでのパン屋にぴったりのメニューです。

看板商品として考えてみるのも良いでしょう。

【カレーパン】

カレーパンは、外はカリッと揚げてあり、中にはスパイシーなカレーが詰まったボリュームのあるメニューです。

パン屋の定番メニューとして人気が高く、ランチ需要にも応えられるため、キッチンカーとの相性が抜群です。

特に、揚げたてを提供できると、香ばしい香りが広がり、お客様の食欲を刺激すること間違いなし!

キッチンカーで揚げるのが難しい場合は、事前に仕込んでおき、焼きカレーパンとして提供する方法もあります。

辛さを抑えたマイルドなカレーや、スパイシーな本格派カレーを作ることで、ターゲットに合わせたメニュー展開が可能なのも大きな特長です。

また、チーズを入れたり、野菜をたっぷり使ったヘルシーなカレーにしたりと、バリエーションを増やすことで飽きさせない工夫ができます。

また、カレーパンは食べ応えがあり、客単価を上げるのにも適したメニューです。

セット販売やドリンクとの組み合わせを考えることで、さらに売上アップを狙えるでしょう。

まとめ

今回は、キッチンカーでのパン屋開業について、知りたい情報をまとめてご紹介しました。

キッチンカーのパン屋の開業資金は、取得するキッチンカーの価格によって大きく上下します。

開業資金を低く抑えたい場合は、リースのキッチンカー利用を検討しましょう。

また、キッチンカーでは飲食物を販売するため、保健所の営業許可を取得する必要があります。

施設基準を満たしたキッチンカーで、衛生的にも安心・安全なキッチンカー営業を心掛けてください。

現在、開業者が増えているキッチンカーのなかで開業を成功に導くためにも、今回ご紹介した売上アップのポイントを参考に、自分らしいキッチンカー開業を進めていきましょう。

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