キッチンカーのレンタルは個人でもできる?開業前に知りたい仕組みやメリットとデメリットを解説

キッチンカーのレンタルをお考えの方の目的は、大きく以下の2パターンに分けられます。

①イベントに出店するために数日~数週間レンタルしたい

②キッチンカーを開業するためにレンタルしたい

実は、「キッチンカーレンタル」というサービスには誤解も多いのが現実です。

どちらの目的であっても、キッチンカーをレンタルする前には、しっかりと仕組みやメリット・デメリットを把握することをおすすめしています。

「キッチンカーは、個人でレンタルできるの?」

「キッチンカーを個人でレンタルするときに気を付けることって何?」

など、しっかりと確認しておきましょう。

今回は、キッチンカーの個人レンタルについて詳しく解説していきます。

キッチンカーレンタルの仕組み

手軽にキッチンカーをレンタルして、イベント出店や開業準備に使用したい!という方が増えてきています。

個人でもレンタルできるものなの?など、疑問が多いのではないでしょうか。

まずは、キッチンカーレンタルというサービスの仕組みから確認していきましょう。

【キッチンカーのレンタカーとは?】

「個人でキッチンカーを借りられるか?」

という最大の疑問にお答えすると、

個人でキッチンカーは借りられます!

では、キッチンカーをレンタルするとは具体的にどのような仕組みなのでしょうか。

キッチンカーに限る事では無く、事業者がサービスとして「車を貸し出す(運転可能な)」場合、大きく2つの方法に限られます。

「レンタカー」又は「リース」と言う形以外の車両の貸方は、日本では法律上認められていません。

言葉からするとどちらも単に「貸し出す」という意味ですが、車の業界ではその形態が異なると理解しておきましょう。

【キッチンカーのレンタルとリースの違い】

実は大きく異なる「レンタル」と「リース」のサービス。

自分に適しているのがどちらのサービスなのか、理解できないままでは予想外の出費がかかるなどの失敗に繋がりかねません。

それぞれの違いをしっかりと理解して、自分が求めるキッチンカーを取得しましょう。

[キッチンカーのレンタル]

レンタルというと、一般的に言う「(わ)ナンバー」や「(れ)ナンバー」がついている車両をイメージされるかと思います。

事業者自体が事前に「レンタカー事業者」として登録を行い、その規定に基づき車両の貸出サービスを行う事を指し、貸し出す車両も必ず「レンタカー用」として登録をされたサービスです。

しかし、キッチンカーでは「借主がその車を運転できるサービスではない」と理解しておきましょう。

なぜなら、キッチンカーが営業するためには、食品衛生法に基づいた営業許可が必要となります。

キッチンカーを「レンタカー」として扱った場合、同じナンバーの車に多数の「営業者」が登録されてしまうからです。

仮に1台の車両で営業事故が報告されれば、同ナンバーで登録されている営業者も全て調査対象になる可能性もあるでしょう。

そのため、キッチンカーを短期の「レンタカー」として扱うのは、日本の法律上効率が悪く難しいのです。

キッチンカーのレンタルとは、『車を貸し出すサービス』ではなく、『キッチン設備を貸し出すサービス』と認識しておきましょう。

[キッチンカーのリース]

リースというと、「クレジット会社、信販会社、リース会社」を通して物を借りるといったイメージをされるかと思います。

車を取り扱う際のリースの場合は、広義の意味で「車検証の使用者名義を渡し、貸し出す」と理解しましょう。

レンタルの場合は使用者名義が車両を貸し出す会社ですが、リースでは使用者名義を『実際に車を借りる方』に変更します。

実際に運転して出店場所へ移動し、キッチンカーとして営業することができるので、キッチンカーの開業を目的とする場合にはリースサービスをおすすめします。

【違法なキッチンカーのレンタルに注意!】

日本では、以下の

・「(わ)ナンバー」や「(れ)ナンバー」のレンタカー登録された車

・車検証の使用者名義が変更された車

以外に、車を貸し出すサービスとしての貸出方法はありません。

キッチンカーを貸し出す業者の中には以上のようなレンタカー、リースの手続きを行わずに、貸し出しを行っている業者が多くみられます。

これらのサービスを利用した場合、事故時や保険手続き等でトラブルが発生するケースも存在します。

個人でキッチンカーレンタルをお考えの方は、以上の2点についてよく注意しましょう。

キッチンカーを個人でレンタルするメリット

イベントで使用する時などに便利なキッチンカーのレンタルですが、実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

【出店するまでの期間を短縮できる】

レンタルのキッチンカーは、すでにキッチンカーとしての設備が整っているのが大きな特長です。

細かな調理器具などは自分で準備する必要がありますが、水道やガスなどの基本的な設備があるので準備期間を短縮できます。

キッチンカーを購入・製作すると数ヶ月かかるところ、レンタルであれば手続きに2週間から1ヶ月ほどで済むのが魅力といえるでしょう。

【機材レンタルや人員確保ができる】

キッチンカーのレンタルでは、機材も一緒に借りる事が可能なパターンが多く見られます。

イベントの準備はさまざまな手配に時間がかかり大変ですよね。

レンタルする業者から、キッチンカーで使用できる機材を一緒に借りられることで、機材を準備する時間や手間を省けます。

また、イベント時に必要となる人員についても派遣してくれるケースがあります。

新たに人を雇う手間が省けるので、何かと忙しいイベント時にはとても便利なサービスといえるでしょう。

キッチンカーを個人でレンタルするデメリット

キッチンカーのレンタルには、デメリットも存在します。

借りてから後悔することのないよう、事前にしっかりと確認しておきましょう。

【長期間のレンタルは割高になる】

イベントなどで利用するために数日レンタルするときには、とても便利で費用も抑えられる、キッチンカーのレンタル。

しかし、長期で借りると費用が割高になることもあります。

長期レンタル割引を行う会社もありますが、車両だけでなく機材をレンタルしている場合は費用が嵩むことも少なくありません。

1年以上など長期で借りる場合は、購入やリースなど他の方法を検討しましょう。

【内装や外装をカスタマイズしにくい】

レンタルのキッチンカーでは、基本的に内装や外装のカスタマイズができません。

外装部分はラッピングなどで対応してくれる会社が多いですが、こだわりを持っている場合にはなかなか自由が効かず不自由に感じることもあります。

どうしても内装や外装にこだわりたい場合は、オーダー製作を視野に入れましょう。

短期でキッチンカーをレンタルするときの価格・相場

キッチンカーの短期レンタルは、イベント出店や期間限定の試みに最適です。

価格は、利用する場所や期間、サイズ、装備によって異なることを理解しておきましょう。

目安となる価格・相場は、1日3万円~10万円程度となります。

長期でキッチンカーをレンタルするときの価格・相場

長期レンタルの場合、短期間と比較して全体的なコストが高くなる可能性があります。

キッチンカーを半年以上など長期でレンタルする場合は月額30万円以上かかることがあります。

ただし、契約期間が長い場合には一日当たりの料金が安くなるケースもあるため、詳細はレンタル業者に確認しましょう。

キッチンカー開業にはレンタルではなくリースがおすすめの3つの理由

イベントなどで1日~数日の短期利用をする際にはキッチンカーのレンタルサービスが最適ですが、キッチンカー開業をお考えの方には中期から長期利用できるリースサービスという選択肢があります。

開業時に抱える不安を解消できることからも、おすすめのサービスです。

どのような点が開業者の方におすすめなのか、ご紹介していきます。

【自分で運転ができる】

リースを選ぶ大きなメリットの一つは、自分でキッチンカーを運転できることです。

キッチンカーのレンタルでは、自分で運転せず、貸出場所まで搬入してもらう形式になります。

開業しているキッチンカーの場合、毎回出店場所まで搬入してもらうのは現実的ではありません。

リースでは、車両の使用者名義を変更してもらえるので、キッチンカーの運転も可能となります。

【開業にかかるコストを抑えられる】

リースを利用すると、開業時にかかるコストをグッと抑えることができるのが特長です。

キッチンカー開業時に一番大きくかかる費用が「車両取得費」ですが、中古のキッチンカーを取得しても大きな出費となります。

ケータバンクのCBリースde開業サービスでは、初期費用は『準備費用+登録事務手数料10万円』となっています。

車両にかかる費用を大幅に減らせれば、開業資金を調理機材等の他のものに振り分けることも可能です。

【テスト開業としても使える】

キッチンカーの開業を夢見る方の中には、

「本当に長く続けられるだろうか……」

といった不安をお持ちの方も見受けられます。

キッチンカー開業が成功するかわからないのに、大きな出費をしてキッチンカーを購入するのが不安という方も多いようです。

リースサービスなら、リース期間後は車両を返却する形になります。

キッチンカー開業が残念ながらうまくいかなかった場合でも、車両の売却などで大変な思いをすることはありません。

まずはキッチンカー開業を始めてみたい!という方のテスト開業には、とても使いやすいサービスといえるでしょう。

まとめ

今回は、キッチンカーの個人レンタルについて詳しく解説しました。

キッチンカーのレンタルは個人でも可能であり、イベント出店やキャンペーンといった短期間の使用には手軽で最適な選択肢です。

必要な調理機材のレンタルや人員確保がしやすいことも、大きなメリットといえるでしょう。

一方で、開業を目的とした長期のレンタルは、割高なコストや運転できないといった点を、デメリットとして認識しておく必要があります。

また、レンタルとリースの違いや違法なレンタルのリスクについても触れ、正しい知識と選択が重要であることを強調しました。

特にキッチンカー開業を考えている場合、自分で運転ができること、開業コストの抑制、そしてテスト開業としての利用が可能であることから、リースサービスの利用がおすすめです。

この記事を参考にして、個人でキッチンカーのレンタルを検討する方が、自身の目的に合った最適な選択を行えるようになることを願っています。

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