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フランス生まれのキッシュでキッチンカー開業!開業に必要な資格や設備を解説します。
目次
卵と生クリームを使ったフランス・アルザス=ロレーヌ生まれの家庭料理キッシュ。
パイ生地やタルト生地に、ベーコンやほうれん草、チーズ、生クリームを混ぜ合わせた卵液を入れ、オーブンで焼いて作ります。
サクッと生地の触感とともに、チーズやベーコンなど旨味とふんわり柔らかな卵の甘さを味わえるキッシュは、今や、カフェでも人気のメニューです。
設備を整えたキッチンカーなら、フランス生まれのおしゃれなキッシュの移動販売ができます!
どんな設備が必要なの?
キッチンカー開業には資格もいるの?
など、キッチンカー開業前に知りたい情報を合わせて学んでいきましょう。
今回は、キッチンカーのキッシュ屋開業についてご紹介します。
キッチンカーでキッシュ屋を開業する際に必要な資格
キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。
【食品衛生責任者】
キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。
※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。
食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。
食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。
受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。
※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。
栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・
食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者
【保健所の営業許可】
「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。
この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。
キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。
そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。
この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。
※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。
許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。
キッチンカーのキッシュ屋に必要な設備
キッチンカーでキッシュを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。
キッチンカーの設備とキッシュ調理の設備に分けてご紹介します。
【キッチンカーの設備】
キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。
営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。
移動販売でキッシュ屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。
必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。
【キッシュ調理の設備】
■業務用オーブン
オーブンには電気式とガス式があります。
ガス式は火力が強いため、パイ生地をサクッとおいしく仕上げたい方にはおすすめです。
電気オーブンはガスオーブンを比較するとゆっくりと熱が入ります。
キッチンカーでガスを使う場合にはプロパンガスの準備、電気を使う場合には発電機を準備する必要があります。
以下の記事では、キッチンカーの電源やガスについて詳しく解説しています。
■冷蔵庫・冷凍庫・クーラーボックス
使用する食材を衛生的に保管するために設置しましょう。
夏場はキッチンカー内の冷蔵庫がなかなか冷えないことがあるので、クーラーボックスの用意もあると安心です。
キッチンカーで使える冷蔵庫について詳しくまとめた以下の記事も参考にしてみてください。
■包丁、まな板、ボウルなど
調理に必要な包丁、まな板、ボウルなどの基本的な調理器具も忘れずに準備しましょう。
キッチンカーでキッシュ屋を営業するメリット
パイ生地やタルト生地に様々な具材を混ぜて焼いて作るキッシュは、カフェのランチメニューとして人気です。
キッチンカーでキッシュを移動販売するメリットには、どのようなものがあるでしょうか。
【若い客層をターゲットとした営業ができる】
キッシュは、カフェでも定番のメニューで若者に人気です。
キッチンカーだと、大学のキャンパスやオフィス街、流行の最先端を行くエリアでの営業が可能です。
「お昼に軽くておいしいものを食べたいな」と考えている人にとって、キッシュは最高の選択肢になるでしょう。
キッシュを軸に、若者が好むようなトレンドを取り入れたサイドメニューやドリンクを提供することで、さらに幅広い層のお客様に喜ばれることでしょう。
【お客様をお待たせしない!】
キッシュは、事前にオーブンで焼いて作っておくことができるメニューです。
会計からお渡しまでの時間が早ければ回転率も上がり、売上アップも見込めるでしょう。
また、見た目の華やかさもありますから、オシャレにディスプレイすれば、お客様の目に留まりやすく購買意欲を高めることができます。
キッチンカーでキッシュ屋を営業するデメリット
若者に人気のキッシュは、出店場所の選択肢が多いことから、キッチンカー向きといえます。
キッチンカーでのキッシュ屋開業において、どのようなデメリットがあるのかも確認していきましょう。
【使う食材が多く、食品ロスが損失に繋がりやすい】
キッシュを作るには、新鮮な卵と生クリーム、野菜やチーズなど多くの食材が必要です。
しかし、毎日出店しない場合には仕入れた食材が余ってしまうことも。
食品ロスは、経費の無駄にもつながるので、賢く在庫を管理することが重要です。
食材のローテーションを考えながら、需要を予測し、計画的な仕入れを心掛けましょう。
【季節や天候に売上が左右されやすい】
キッチンカーの営業は、季節や天候によって売上が大きく左右されることがあります。
特に冷たい雨の日や厳しい寒さの日は、お客様が外に出るのをためらうことがあるため、売上が下がる可能性が高まります。
季節や天候を考慮しながら、キャンペーンやプロモーションを実施するなど、売上を安定させる戦略を練ることが重要です。
キッチンカーでキッシュ屋を成功させるポイント
見た目も華やかでおしゃれ、カフェでも人気のキッシュは、キッチンカー向きのメニューといえます。
キッチンカー開業を成功させるポイントをしっかり学び、開業準備を進めていきましょう!
【サラダやドリンクでセット販売する】
キッチンカーの売上を伸ばすには、客単価のアップがカギとなります。
多くのキッチンカーでは客単価1,000円以下と言われており、キッシュ単品では難しいですね。
キッシュ単品の販売も良いですが、コーヒーや紅茶といったカフェメニューのドリンクとセットにすることで、さらなる売り上げ増を狙いましょう。
【軽トラック型キッチンカー・移動販売車で開業する!】
キッチンカー内で調理を行う場合、軽トラックベースのキッチンカーをおすすめします。
立って調理ができるので体への負担が少なく、キッシュ調理に必要な業務用調理機材も搭載することができます。
十分な作業スペースを確保できるので効率的なオペレーションが可能になり、調理も販売も快適に行うことができるでしょう。
また、すでに調理済みのキッシュを移動販売したい場合は、パン用移動販売車で販売することもできます。
石焼き芋屋さんのように道路上を流しながら販売できるので、出店場所探しや出店料の支払いの必要がありません。
ケータバンクのプランなら、購入だけでなくリースも行っているので、初期費用を抑えて開業することができます。
まとめ
キッチンカーでのキッシュ屋営業は、提供時間が短いのが魅力的で、ランチタイムの短い間にたくさんのお客様にキッシュを提供できます。
サイドメニューやドリンクとのセット販売で客単価を向上させ、軽トラック型キッチンカーで効率的な営業を行うことが、成功への鍵となります。
これからのキッチンカー開業、キッシュ屋さんに是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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