台湾料理のキッチンカーを開業!必要な資格や設備をチェックしよう!

中華料理のうちの一つで、味付けがさっぱりとしていることから、日本でも人気が高い台湾料理。

日本で一大ブームを起こした小籠包やタピオカミルクティーも、台湾料理の一つです。

設備を整えたキッチンカーなら、本格的な台湾料理をお客様にお届けできます。

今回は、キッチンカーの台湾料理屋開業についてご紹介していきます。

台湾料理とは?

台湾は、地理的、歴史的な背景によって、中国から伝わった料理を基礎に、現地の食材や風土に合わせ独自の発展を遂げてきました。

素材の味を大事にしつつ、香辛料や調味料を巧みに使った料理が多いです。

そして、台湾の食文化といえば屋台。自宅でご飯を作る風習がなく、一日の食事は外食かテイクアウトで済ませることが多いようで、夕方になると、あちこちで夜市と呼ばれるマーケットが開かれています。

【台湾料理の特徴】

台湾料理は、甘味、酸味、辛味、塩味、苦味の五味のバランスを大事にし、香辛料を上手に使って、味に深みを持たせます。

地理的に、中国南部の福建省の食文化の影響を受けて発展してきましたが、素材の味を生かすような味付けが多く、軽めでヘルシーな料理が多いのが特徴です。

【台湾料理の歴史】

17世紀以降、中国大陸からの移民者が増え、福建省や広東省の料理が台湾に伝わりました。その中でも、福建省の食文化が根付き、台湾料理の基礎となっています。

その後、1895年からの50年間日本の統治下となったことで、醤油や味噌などの調味料が広まり台湾料理に影響を与えることとなりました。

今現在も、和風の料理や弁当などは台湾の人たちに人気があります。

キッチンカーで台湾料理屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーの台湾料理屋に必要な設備

キッチンカーで台湾料理を移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備と台湾料理調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売で台湾料理屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【台湾料理調理の設備】

■コンロ

キッチンカー内で加熱調理をするために必要です。

複数のメニューを取り扱う場合は、複数口のコンロを設置しましょう。

また、キッチンカーでガスを使用するには、プロパンガスの契約も必要です。

詳しくはこちらのコラムを参考にしてください。

■炊飯器

ランチ営業で丼やお弁当を販売する場合は、業務用の炊飯器を準備しましょう。

電気式とガス式があり、ガス式の炊飯器を使用する場合はプロパンガス対応の機種か確認が必要です。

電気式の炊飯器は消費電力が大きいので、その他の電気機材とも合わせて使用できるか確認して購入しましょう。

■その他

食材を保管する冷蔵庫や冷凍庫、調理器具などを準備しましょう。

容器は持ち帰りを想定して、断熱性に優れた蓋付きの容器を使用するとお客様の満足度アップが期待できます。

代表的な台湾料理

独特な風味と食感が楽しめる台湾料理。

その中でもキッチンカーで提供する際におすすめの、手軽に食べられて人気のある台湾料理を紹介します。

【魯肉飯(ルーローハン)】

甘辛い味付けの豚肉を細かく刻んでご飯にかけた料理です。

ボリュームがあり、手軽に食べられるため、キッチンカーでも人気があります。

【台湾式鶏排(ジーパイ)】

大きな鶏の唐揚げを薄く平らにしたもので、香ばしい香辛料が効いています。

持ち運びしやすいサイズにカットして提供するのが人気です。

【胡椒餅(フージャオビン)】

パイ生地の中に、肉の餡と黒胡椒をたっぷり詰めて焼き上げた料理です。

外はサクサク、中はジューシーな食感が楽しめます。

【小籠包(ショーロンポー)】

蒸したての小籠包は、スープがたっぷり入った薄皮の中にジューシーな豚肉が包まれています。

キッチンカーで蒸し立てを提供すると喜ばれます。

キッチンカーで台湾料理屋を営業するメリット

台湾では屋台グルメが名物とされており、お祭りのような雰囲気を楽しむ方も多いようです。

キッチンカーで台湾料理を移動販売する場合、どのようなメリットがあるか確認しておきましょう。

【アジアンフードの人気が高い】

近年、日本ではアジアンフードの人気が高まっています。

小籠包やタピオカミルクティーは一大ブームとなった後、日本で定着したメニューといえます。

台湾料理は数あるアジアンフードの中でも日本人が親しみやすい味付けなので、キッチンカーメニューとしても人気があるといえるでしょう。

【メニュー数が多い】

台湾料理は種類が多く、メニューにアレンジを加えることで他店にはない魅力作りができます。

定番の麺料理や、お肉を乗せた丼、角煮サンドやお粥など、さまざまな種類があるので出店場所ごとに変えることもできます。

キッチンカーで台湾料理屋を営業するデメリット

日本人にもよく食べられている台湾料理ですが、キッチンカーで営業するデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

【ランチタイム以外は売れにくい】

主食系メニューは、ランチタイム以外は売れにくいというデメリットがあります。

解決方法として、ランチタイムのみ出店の場所を探すか、サイドメニューを充実させて売れにくい時間を作らないようにしましょう。

台湾料理はメインメニューだけでなく点心やスイーツの人気も高いので、開業前によくメニューについて研究しておきましょう。

【独特の風味が苦手な人もいる】

最近ではアジアンフードの人気が高まっていることから、香草などを食べられる人も増えました。

しかし、独特の風味を苦手とする人もいるので、メニュー開発時には注意が必要です。

本場の味が好きな人向けのメニューと、食べやすい調味料を代用したメニューを展開するなどの工夫をしましょう。

キッチンカーで台湾料理屋を成功させるポイント

キッチンカーではイベントへの出店チャンスも多いことから、台湾料理でのキッチンカー開業をお考えの方も多いかと思われます。

台湾料理のキッチンカー開業を成功させるポイントについてまとめたので、ご紹介していきます。

【ドリンクやサイドメニューとセット販売しよう!】

キッチンカーメニューは平均単価が1,000円以下といわれており、なかなか売上が上がらない一因といわれています。

単品の価格を上げることも必要ですが、ドリンクやサイドメニューとのセット販売を取り入れましょう。

台湾のスイーツは、かき氷や豆花、台湾カステラなど種類が多く、人気も高いのが特徴です。

台湾茶にフルーツを入れたフルーツティーなども、これから人気が出るかもしれません。

出店場所や出店時間に合わせてセット販売して、売上アップを狙いましょう!

【軽トラック型キッチンカーで開業しよう!】

基本的にキッチンカー内で調理を行う場合には、立って作業ができる軽トラックタイプのキッチンカーをおすすめします。

台湾料理では食材の種類が豊富なので、食材を安全に保管するための冷蔵庫と冷凍庫は必須になります。

軽トラックサイズであれば、その他の調理機材も設置でき、十分な作業スペースも確保が可能です。

台湾で人気が高い本場の屋台のような装飾を加えてお客様に楽しんでもらえると宣伝効果も上がり、集客にも繋がります。

まとめ

今回は、キッチンカーの台湾料理屋開業についてご紹介しました。

アジアンフードの人気が高まっている今なら、キッチンカーでも人気メニューを狙うことができます。

メニュー数が多いことから、他店との差別化もしやすく、売れにくい時間帯を作ることなく営業できます。

本場台湾の屋台のようなキッチンカーで、人気店を目指してみませんか?

キッチンカー開業を成功させるためには以下の開業計画のポイントを押さえておきましょう。

・ビジネスプランの策定

・適切な場所の選択

・法的手続きと許認可

・メニューの開発と食材の調達

これから開業を検討される方々には、ケータバンク株式会社が開催する「キッチンカー開業講座・相談会」に参加することをお勧めいたします。

開業講座・相談会では、キッチンカー業界の現状・仕組みの説明、開業時に注意をすべき点やキッチンカー店舗を運営するために必要な情報を実例を交えてご案内しております。

【キッチンカー開業講座・説明会 スケジュール】

台湾料理のターゲット市場を考慮し、魅力を活かしたメニューを提供するなど、お店オリジナルのウリを掲げて開業する事がポイントになります。

アンテナを張って、キッチンカー開業における成功へのステップを、一歩ずつ着実に積み上げていきましょう。

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