初めてのキッチンカー開業はワッフルに決まり!必要な資格や設備を解説!

格子模様の焼き菓子、ワッフル。

具材やトッピングを変えることで甘いスイーツにも、ちょっとした軽食にもなるメニューです。

実は、ワッフルは初めてのキッチンカー開業を検討している方にとって、取り組みやすいメニューの一つ。

焼きたての香りで足を止めてもらいやすく、甘い系からおかず系まで幅広く展開できます。

一方で、必要な資格や設備、出店場所を理解しないまま進めてしまうと、不安を感じやすくなるのも事実。

この記事では、ワッフル屋としてキッチンカーを開業する際に知っておきたい基本情報を、開業者の目線で分かりやすくまとめました。

これからワッフルで開業しようか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読み進めて、理想のキッチンカー開業を具体的にイメージしてみてください。

今回は、キッチンカーでのワッフル屋開業についてご紹介します。

ワッフルとは?

キッチンカーでワッフル屋開業を考えるなら、まずはワッフルそのものの特徴や背景を知ることが大切です。

ワッフルは見た目の分かりやすさと食べやすさから、初めてのキッチンカーでも選ばれやすいメニューです。

甘い系だけでなく、おかず系にも展開できる点は、売上の安定にもつながります。

ここでは、キッチンカー開業者の視点で押さえておきたいワッフルの特徴と歴史を解説します。

ワッフルの基礎を理解することで、メニュー作りやコンセプト設計に役立ててください。

【ワッフルの特徴】

ワッフルの大きな特徴は、格子状の見た目と外はさくっと中はふんわりとした食感です。

この形状により、クリームやフルーツ、ソースが溝にのりやすく、見た目の満足感を高めやすい点が強みです。

キッチンカーでは、焼きたてを提供できるため、香りと温かさがそのまま集客力になります。

仕込みが比較的シンプルで、オペレーションを組みやすい点も、開業初期の負担を減らしてくれるので、初めての開業でも扱いやすいメニューと言えるでしょう。

【ワッフルの歴史】

ワッフルはヨーロッパ発祥の伝統的なメニューで、古くは中世の時代から親しまれてきました。

当初は、宗教行事や祭りの場で焼かれていたと言われています。

その後、ベルギーを中心に家庭や街角で広まり、現在のような甘いワッフルが定着しました。

日本では、おやつやカフェメニューとして浸透し、近年はキッチンカーでも定番化しています。

長い歴史を持つワッフルは、世代を問わず受け入れられやすいメニューといえるでしょう。

キッチンカーでワッフル屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーのワッフル屋に必要な設備

キッチンカーでワッフルを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備とワッフル調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売でワッフル屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【ワッフル調理の設備】

■ワッフルメーカー

ハチの巣のような格子状のワッフルを焼くためには、ワッフルメーカーが必要になります。

ワッフル生地を型に流し込み、プレートで上下挟み焼きにします。

・電気式ワッフルメーカー

タイマー機能がついているものだと、簡単にワッフルが焼きあがります。

しかし、温度調節機能がないものだと、焼き加減の調節ができないといった特徴があります。

・直火式ワッフルメーカー

ガスコンロを使用してワッフルを焼き上げます。

火加減によってカリッと仕上げたり、ふんわりと仕上げることができます。加熱時間や火加減を自由に出来る分、仕上がりに差が出やすいという特徴があります。

■保温型ショーケース

ワッフルを作り置きする場合、保温しておけるショーケースが必要です。

キッチンカーで使用するホットショーケースについて、選び方やおすすめ商品を以下の記事で詳しく解説しています。

■発酵機

ワッフルの生地を発行させるために使用します。ベーキングパウダーで生地を膨らませる場合には必要ありません。

■その他

ボウル、お玉、計量器などの調理器具

キッチンカーでワッフル屋を営業するメリット

サクサクとした食感で、甘いクリームにもハムや野菜とも合わせられる美味しいワッフル。

キッチンカーでワッフル屋を営業するメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

設備や仕込みの負担が比較的軽く、営業スタイルも組み立てやすいため、不安を感じやすい開業初期でも取り組みやすい点が特長です。

ここでは、ワッフル屋としてキッチンカーを開業することで得られる具体的なメリットを解説します。

【開業時のコストが抑えられる】

ワッフルの調理に必要な調理機材といえばワッフルメーカーと保温ショーケースのみ、その他には具材の保管に必要な冷蔵庫となります。

他のメニューに比べて機材が少ないため、低コストでの開業が可能です。

何かとお金が必要な開業時に資金をかけずに始められるのは、ワッフルの大きなメリットです。

【作り方が簡単で作り置きもできる】

ワッフルは調理工程が分かりやすく、作り方を覚えやすいメニューです。

生地を仕込んでおけば、注文ごとに焼くだけで提供できるため、オペレーションを簡単に組み立てられます。

状況によっては、焼いたワッフルを一定時間保管し、提供スピードを重視する営業も可能です。

ピークタイムでも慌てにくく、ワンオペでのキッチンカー営業にも向いています。

初めてキッチンカーを運営する場合でも、調理に追われすぎず、接客や販売に集中しやすくなる点は大きなメリットといえるでしょう。

【安い値段でも高収益を狙える】

ワッフルは、比較的手に取りやすい値段設定ができる一方で、工夫次第で収益性を高めやすいメニューです。

生地をベースに、トッピングやセット展開を加えることで、客単価アップを狙えます。

主な材料となる小麦粉・卵・牛乳は比較的安価で手に入る材料なので、原価率を抑えやすいといえるでしょう。

また、原材料の管理もしやすく、ロスを減らしやすい点も収益につながりやすい要素です。

無理な価格設定をしなくても売上を積み上げやすいことは、安定したキッチンカー経営を目指す方にとって心強いポイントでしょう。

キッチンカーでワッフル屋を営業するデメリット

ワッフルは魅力の多いメニューですが、開業前に知っておきたい注意点もあります。

メリットだけで判断してしまうと、実際の営業で想定外の壁にぶつかることがあるでしょう。

特に、売れる時間帯や出店場所の相性は、売上に大きく影響します。

ここでは、ワッフル屋としてキッチンカーを営業する際に意識しておきたい代表的なデメリットを解説します。

事前に理解しておき、デメリットに対する対策を立てて開業するのがおすすめです。

【ランチ営業の売上は見込めない】

ワッフルはおやつや軽食として選ばれやすいメニューのため、ランチ時間帯の売上は多くを期待しにくい傾向があります。

オフィス街やビジネスエリアでは、しっかり食べたい需要が高く、ワッフルだけでは選ばれにくいといえるでしょう。

そのため、出店場所や時間帯を誤ると、売上が伸び悩む可能性があります。

対策として、おかず系ワッフルを取り入れる、ドリンクとのセットを用意するなど工夫が必要です。

出店場所ごとの客層を意識し、夕方やイベント中心の営業に切り替える判断も大切です。

開業前から営業スタイルを想定しておくことで、安定した運営につなげていきましょう。

キッチンカーのワッフル屋で取り入れたい3種のアレンジ生地

ワッフル屋として他店と差をつけたい場合、生地のアレンジがとても有効な方法となります。

トッピングだけでなく、生地そのものに特徴を持たせることで、記憶に残りやすいメニューになるでしょう。

キッチンカーでは、分かりやすさと仕込みのしやすさも重要です。

ここでは、初めての開業でも取り入れやすく、説明もしやすい3つのアレンジワッフル生地を紹介します。

キッチンカー開業前に、メニュー構成を考える際の参考にしてみてください。

【米粉】

米粉を使ったワッフル生地は、もちっとした食感が特長です。

小麦粉とは異なる口当たりが楽しめるため、違いを感じてもらいやすい生地と言えます。

グルテンを控えたい人にも選ばれやすく、健康志向の客層にアピールできるでしょう。

仕込み方法も大きく変える必要がなく、既存のオペレーションに組み込みやすくなります。

新しい選択肢として、まずは米粉を使ったアレンジ生地から試してみるのも良いでしょう。

【全粒粉】

全粒粉のワッフル生地は、香ばしさと食べ応えが魅力です。

食物せんいを意識する人にも好まれやすく、朝や昼の軽食需要にも対応しやすくなります。

甘いトッピングだけでなく、おかず系とも相性が良いため、メニューの幅を広げたい場合に向いています。

色味が少し濃くなるため、素材感を打ち出したいキッチンカーにもおすすめです。

普通の小麦粉よりもコストがかかりますが、特長をしっかり伝えることで販売価格にも納得してもらいやすくなるでしょう。

【ココアパウダー】

ココアパウダーを練り込んだワッフル生地は、見た目のインパクトが強く、目を引きやすい点が特長です。

チョコ系トッピングだけでなく、クリームやフルーツとも相性が良く、人気の組み合わせを作りやすいといえるでしょう。

また、甘さを控えめにしたスイーツメニューとしての展開もしやすいといえます。

生地に色と風味を加えるだけなので、仕込みの手間も大きく増えません。

定番ワッフルに加えて用意することで、選ぶ楽しさを提供できるでしょう。

キッチンカーのワッフル屋におすすめの出店場所・3選

キッチンカーの売上は、メニューの内容だけでなく出店場所によって大きく左右されます。

どれだけ魅力的なワッフルを用意しても、客層と合わない場所では力を発揮しにくくなりかねません。

逆に、出店場所選びが合えば、初めてのキッチンカー開業でも安定した売上が期待できます。

ここでは、ワッフルと相性が良い出店場所を3つ紹介します。

【商業施設・ショッピングモール周辺】

商業施設やショッピングモール周辺は、ワッフル屋にとって相性の良い出店場所です。

買い物の合間に立ち寄りやすく、甘いものを求める人が多い点が特長です。

休日は家族連れや若い世代が集まりやすく、写真映えするワッフルは注目されやすくなるでしょう。

滞在時間が長い施設では、軽食やおやつ需要も高まります。

出店料はやや高めになる場合もありますが、安定した人通りが期待できます。

初めての出店場所として検討しやすいといえるでしょう。

【公園】

公園は、キッチンカーのワッフル屋の魅力を生かしやすい出店場所です。

手軽に食べられるワッフルは、散歩や遊びの途中で選ばれやすいメニューといえるでしょう。

週末や天気の良い日は、人出が増えやすく、家族連れやカップルの利用も期待できます。

イスやテーブルがなくても食べやすい点は、キッチンカー向きのメニューといえる特長です。

夕方の時間帯にはおやつ需要が高まりやすくなるため、出店時間を工夫することで、安定した売上を狙いやすい場所と言えるでしょう。

【イベント・マルシェ】

イベントやマルシェも、キッチンカーのワッフル屋が活躍しやすい出店場所です。

来場者は食べ歩きを楽しむ目的で訪れるため、手軽に食べられるワッフルへの反応が良いといえます。

また、ワッフルの香りや焼いている様子は、足を止めるきっかけになりやすいのが特長です。

単発のイベントでも多くの人に知ってもらえる機会となるため、宣伝効果も期待できます。

道の駅や商店街、公園などで定期的に開催されるマルシェでは出店回数を重ねることで、リピーターにつながる可能性も高まります。

キッチンカー開業初期の実績作りとしても、積極的に検討したい出店場所です。

キッチンカーでワッフル屋を成功させるポイント

初めての開業でも参入しやすいキッチンカーのワッフル屋。

ワッフル屋としてキッチンカーを続けていくためには、ただ営業するだけでなく、長く選ばれる工夫が必要です。

開業直後は新しさで注目されても、継続的な売上を作るにはポイントを押さえた運営が欠かせません。

ここでは、初めての開業でも実践しやすく、効果を感じやすい成功のポイントを紹介します。

ご自身のキッチンカー開業計画を思い浮かべながら確認してみてください。

【アレンジを加えて他店との差別化を図る!】

キッチンカーでは他店とメニューが被ると出店が難しくなることがあります。

定番メニューでも独自性をアピールし、他店との差別化を図る必要があると考えましょう。

ワッフルは、ベルギーワッフルの中でもリェージュワッフルとブリュッセルワッフルに違いがあります。

その他にも、アメリカンワッフルやストロープワッフル、日本ではお餅を使ったモッフルなど、生地だけでも様々な種類があるメニューです。

具材やトッピングに地元食材を使用したり、生地に使用する小麦粉やバターにこだわることでも、他店との差別化に繋がります。

提供するメニューについて理解を深めて、お客様の満足度を上げましょう。

【立って作業するなら軽トラック型キッチンカーで開業する!】

キッチンカーのワッフル屋を開業する際は、車両サイズも成功を左右する大切なポイントになります。

とくに、軽トラック型のキッチンカーは取り回しがしやすく、駐車スペースが限られる場所でも出店しやすいため、初めて開業する人にとても向いています。

ワッフルはワッフルメーカー、保温型ショーケース、具材を保管する冷蔵庫を積む必要がありますが、軽トラック型なら荷台部分を活かして効率よく機材を配置できます。

キッチンカーの入手方法には製作や中古車購入などさまざまな方法がありますが、もし「購入してから後悔したくない」と感じているなら、まずはキッチンカーのリースサービスを活用して試してみるのも一つの手です。

リースであれば、一定期間実際に営業を行いながら、キッチンカーという業態が自分に合っているかを判断できます。

また、必要な設備やスペースの使い方も体験できるため、本格的な開業前のシミュレーションとしてとても役立ちます。

実際に営業しながら、必要な改良点や理想のレイアウトを見つけておくと、のちにキッチンカーを購入する際に大きな失敗を避けることができるのでおすすめです。

いきなり購入せず、まずは段階を踏んでみるという選択肢も検討してみてください。

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まとめ

今回は、キッチンカーでのワッフル屋開業についてご紹介しました。

生地の種類が豊富で、具材やトッピングのアレンジもできるワッフルは、キッチンカー向きのメニューです。

また、ワッフルは設備や仕込みの負担が比較的少なく、初めてのキッチンカー開業でも挑戦しやすいメニューといえるでしょう。

一方で、売れる時間帯や場所を意識しないと売上が伸びにくい面もあります。

そのため、生地やトッピングの工夫に加えて、出店場所の選び方が重要になります。

必要な資格や営業許可を事前に確認し、無理のない設備構成を考えることで、開業後のトラブルを減らしていきましょう。

メニューについてよく研究し、ワッフルの強みを生かしたキッチンカー開業を進めていってください。

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