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【まとめ】キッチンカー製作の費用は安いの?製作方法・メリット・デメリットについても解説!
キッチンカーでの移動販売について、テレビなどのメディアで取り上げられることが増えてきました。
大手飲食チェーンでも自社のキッチンカーを製作し、さまざまな場所でキャンペーンに活用されています。
キッチンカーを開業するなら、自分が理想とするキッチンカーを製作したい!と思うもの。
しかし、実際にかかる費用やメリット・デメリット、製作の方法についてご存じでしょうか?
キッチンカーの開業を考える際、最初に直面するのが「製作費用」や「どのように車両を作るべきか」という疑問ですよね。
初期費用を抑えたいのか、理想の車両を追求したいのか、それとも既存の車両を改装して手軽に始めたいのか、選択肢が多いだけに迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、キッチンカーの製作にかかる費用の目安や方法を分かりやすく解説します。
また、製作にはメリットだけでなくデメリットも伴います。
これらを正しく理解し、失敗しないためのポイントを押さえることが成功への第一歩です。
オーダーメイドや中古車改装、リースの活用など、それぞれの方法に応じた具体的なアドバイスも盛り込んでいます。
今回は、キッチンカー製作について知りたいことを詳しく解説していきます。

キッチンカーのサイズ
キッチンカーのサイズは、提供するメニューの内容や出店する場所に大きな影響を与える要素です。
サイズの違いは、調理スペースの広さや機材の配置、そして移動のしやすさなどにも関わります。
小型から大型まで、それぞれの特徴を理解することで、より適切な選択をしていきましょう。
以下では、小型・中型・大型のキッチンカーについて詳しく解説します。
それぞれのメリットやデメリットを比較して、あなたのキッチンカー開業に最適な選択を見つけてください。
【小型キッチンカー】
小型キッチンカーは、軽バンや軽トラックをベースにしたものが多く、機動性が高いのが特徴です。
都市部の狭い道路の運転や小規模イベントへの出店も可能で、駐車スペースの確保も容易なのがメリットです。
そのため、初めてキッチンカーを製作する方や、少ない予算で始めたい方に適しています。
製作費用も比較的抑えられますが、調理スペースが限られるため、メニューの種類に工夫が必要です。
調理機材や収納スペースに制約があるため、大量の材料や道具を持ち込むのは難しい場合があると理解しておきましょう。
初めて開業する方や、コンパクトながらも魅力的なキッチンカーを作りたい方におすすめです。

【中型キッチンカー】
中型キッチンカーは、大きめのバンやトラックをベースにしたものが一般的で、作業スペースが広く取れるのが特徴です。
小型のキッチンカーに比べて、大きめの調理機材を設置しやすいため、多種類のメニューを提供したい方や、本格的な調理を行いたい方に適しています。
また、収納スペースも十分に確保できるため、長時間の営業やイベント出店にも対応しやすいのがメリットです。
一方で、車体が大きくなる分、運転には注意が必要です。
また、駐車場所が限られることがあるため、出店するエリアのリサーチを事前に行うのも忘れないようにしましょう。
多くの集客が期待できるイベントなどへの出店を検討する方や、幅広いメニュー展開を考える方にはおすすめの車両サイズです。

【大型キッチンカー】
大型キッチンカーはトラックやバスをベースとしており、広い調理スペースが何よりの特徴です。
一度に多くのお客さまにメニューを提供したい場合や、大規模なイベントで活躍するキッチンカーを作りたい方に最適です。
また、本格的な調理機材を搭載することで、さまざまなメニューもスムーズに提供できます。
ただし、大型車の運転には大型自動車第一種免許が必要となるほか、運転も難しいだけでなく、駐車スペースの制限などにより出店場所の選択肢が限られる場合があります。
また、製作費用も高額になるため、予算との相談が必要となるでしょう。

キッチンカー製作の費用
キッチンカーの開業費用の中で、一番大きな費用が車両(キッチンカー)取得費です。
初めてキッチンカーを作る方は、どれくらいの予算が必要なのか不安を感じることも多いでしょう。
キッチンカー製作をお考えの方にとっては明確にしたい費用なのですが、キッチンカーはベースとなる車両や外装、内装の内容で大きく価格が異なります。
素材や設備にこだわるほど、費用がかかると理解しておきましょう。
かっこいい外装や使いやすそうな設備を見てしまうとこだわりたくなり、どうしても費用が膨らみます。
限りある開業資金のうち、どのくらいの金額をキッチンカー製作にかけることができるのか予算を決めてから製作会社に相談しましょう。
ここでは、小型、中型、大型のキッチンカーにかかる費用・相場を解説します。
【小型キッチンカー製作にかかる費用】
小型キッチンカー製作費用の相場:250万円~400万円
小型キッチンカーは、軽バンや軽トラックをベースしたものが一般的です。
そのため、製作費用は比較的安価で、初期費用を抑えたい方に向いています。
ただし、ベースとなる車両を新車とするか、中古とするかなどで、かかる費用は大きく異なります
車両取得費用に加えて、シンクや換気設備などの内装工事費用が含まれると理解しておきましょう。

【中型キッチンカー製作にかかる費用】
中型キッチンカー製作費用の相場:250万円~600万円
中型キッチンカーは、大きめのバンやトラックをベースに製作されることが多いです。
宅配業者が使っていたトラックなどは出回る台数に限りがあるので、どうしてもその車種が欲しい場合は逃さないようにしましょう。
小型車よりも広いスペースが確保できるため、提供するメニューの幅を広げたい方や、大きめのイベントへの出店を検討する方に適しています。
ベースとなる車両の状態や施工内容に合わせて価格が決まるため、かかる費用には大きく幅があります。

【大型キッチンカー製作にかかる費用】
大型キッチンカー製作費用の相場:約400万円~800万円前後
大型キッチンカーは、大型車両をベースとするため、車両の取得費用がかかり製作費用全体が高額になる傾向があります。
一般的に、新たにオーダーメイドで製作する場合でも、車両自体を新車で入手すると費用が高額になることから中古で製作するケースが多いです。
中古車両をベースとするため、車両の状態にはよく注意して購入するのがおすすめです。
広い調理スペースと大型設備が設置できるため、大量のメニューを提供したい方や、大規模なイベントでの出店を考えている方に向いています。

キッチンカー製作のメリット・デメリット
キッチンカーを開業する方の中には、長年の夢を叶えるために開業する方もいるのではないでしょうか。
キッチンカーを製作することには、多くの魅力がある一方で、注意すべき点も存在します。
製作を検討する際には、どのようなメリットがあるのか、またどんなデメリットが考えられるのかをしっかり把握することが大切です。
ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説していきます。
【キッチンカー製作のメリット】
キッチンカーを製作することで得られる最大のメリットは、自分の理想のキッチンカーを形にできることです。
また、長期的な運用にも適しているため、コストパフォーマンスが高いと感じる方も多いでしょう。
以下に具体的なメリットを挙げていきます。
[自分の思い描いたキッチンカーを購入できる]
実際に営業するキッチンカーを見に行くと、かっこいいキッチンカーやおしゃれなキッチンカーを見かけますよね。
キッチンカー開業を進める中で、「自分ならこんなキッチンカーがいいな」と理想とするキッチンカーがあることでしょう。
キッチンカーをオーダーメイドで製作する最大の魅力は、自分の理想に合った車両を手に入れられる点です。
例えば、メニューの調理作業に合わせたスペースを最適に配置することで、効率的な作業環境を作り出せます。
また、外観デザインを自由にカスタマイズできるため、目を引くキッチンカーを作りやすいともいえます。
既製品では実現が難しい独自性を追求するなら、製作は理想的な選択肢といえるでしょう。

[長く使える]
中古ではなく新車のキッチンカーを製作する場合には、長く使えるのがメリットといえます。
新車をベースとしてオーダーメイド製作されたキッチンカーは、耐久性や機能性に優れており、長期間の使用に適しています。
毎日の調理で汚れる部分も、清掃しやすい素材の内装にすることで、日々の業務の軽減もできます。
これにより、結果的にメンテナンス費用を節約することができ、コストパフォーマンスが向上するといえるでしょう。
一度の投資で長く使えることは、キッチンカー製作の大きな魅力です。

【キッチンカー製作のデメリット】
キッチンカーを製作するには、事前の計画やコスト管理が欠かせません。
理想のキッチンカーを作るためには、ある程度の妥協も必要になる場合があります。
以下では、特に注意したい2つのポイントを取り上げます。
[費用がかかる]
中古のキッチンカーを購入する場合や、キッチンカーのレンタルやリースを利用する場合と比較すると、費用がかかります。
キッチンカー開業時には、調理機材やその他の費用もかかります。
初期費用が高額になることで、開業前の資金準備が大きな負担になることがあります。
キッチンカー製作に思ったより費用がかかってしまうと、営業開始後の運転資金不足にも繋がるので注意が必要です。
費用を抑えるためには、中古車両の購入やレンタルの検討もしてみましょう。

[中古キッチンカーはトラブルのリスクが高い]
新車のキッチンカーをオーダーメイドで製作する場合には、大きな費用がかかることはここまででお伝えしてきました。
ベースとなる車両を中古車で製作すると費用を抑えることができますが、その後故障などのトラブルが起こりがちです。
車両の状態に問題があるケースも多い為(特に車両構造)、購入時には注意をしましょう。
特に、エンジンや給排水設備、電気配線などに不具合がある場合、修理費用が発生し、結果的に修理費用が高額になるケースもあります。
また、中古車両の場合、以前の使用状況や改造の有無が不明なことが多いため、想定外の不具合が発生する可能性があります。
購入時には、車の状態や修理歴、キッチンカー製作会社がどの程度アフターフォローをしてくれるかなどをよく確認しましょう。
事後対応よりも、事前の確認でリスクを防ぐことがコスト削減の鍵となります。
キッチンカーの中古車について、詳しくは以下の記事で解説しています。
キッチンカー製作の方法
キッチンカーの製作には、3種類あります。
どの方法を選ぶかは、予算や目指すメニュー、営業スタイルによって異なります。
それぞれの特徴やメリットを確認しておきましょう。
【オーダーメイドで製作する】
キッチンカーの製作、と聞いて最初にイメージする方法が『オーダーメイド』かと思います。
ベースとなる車両選びや外装、内装、設備など全て自分で決めることができるのが特徴です。
提供するメニューやターゲット層に最適化された車両を作りやすいのが大きなメリットではないでしょうか。
理想のキッチンカーを作ることができるので、こだわりがある方にはおすすめです。
内容によっては、製作期間が数か月に及ぶ場合があるため、開業スケジュールをしっかり計画する必要があります。
ケータバンクでもオーダーメイドでのキッチンカー製作を行っておりますので、是非ご相談ください。

【中古のキッチンカーを改装する】
キッチンカーとして使用されていた中古車両を改装する方法もあります。
保健所の基準を満たす設備が整っていれば、大きな改装を加えることなく使用することができるのがメリットです。
中古車なので、オーダーメイド製作より費用を抑えられるのも利点と言えます。
ただし、中古のキッチンカーを購入する場合には気を付けなければならないことも。
キッチンカー設備の老朽化や、設計が現在の営業スタイルに合わない可能性があります。
そのため、車両の購入前に車両の状態をしっかり確認することが重要です。
また、改装の内容によっては時間がかかることがあるため、余裕を持った開業計画が必要です。

【車両を持ち込んでキッチンカーを製作してもらう】
キッチンカー用に購入した車両でなく、軽バンや軽トラックなど、元々自分が所有していた車両を改装して製作することもできます。
車両購入費がかからず、初期費用を抑えやすいのがメリットで、自分の車を活用できるため、愛着のある車を再利用できます。
ただし、保健所の基準を満たす設備を搭載できるかなどの確認をしっかりと行いましょう。

失敗しないキッチンカー製作のためのポイント
キッチンカーの製作には、見落としがちな注意点がいくつかあります。
適切な準備をしないと、開業までがスムーズに進まないケースも見受けられます。
ここでは、車両選びから保健所の基準まで、成功のためのポイントを5つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
【車検が通るキッチンカーを製作する】
キッチンカーも他の車両と同様に、購入後は車検を通す必要があります。
その際、『車検証に記載されている車両のサイズ』と『実際の車両のサイズ』が異なると車検が通らないケースがあります。
キッチンカーの形のままで車検を通すことができるか、よく確認してキッチンカー製作を依頼してください。
また、最近ではキッチンカーのDIYキットなどが流通し、キッチンカーを自作する方も増えています。
しかし、シンクや冷蔵庫などの大きな設備を搭載する場合は、車としての安全性に関わります。
特に、シンクや給排水設備、電気配線の追加には注意が必要です。
無駄な時間と費用を避けるためにも、最初から基準を満たす車両を作ることがキッチンカー開業成功への近道です。
キッチンカーはDIYせずに、キッチンカー製作会社に依頼しましょう。

【保健所の施設基準を満たす】
営業許可を取得する際には、キッチンカーが保健所の基準を満たしているかを確認するための検査が行われます。
この検査に通らなければ、キッチンカーを製作しても営業することができません。
スムーズに営業許可を取得するために、キッチンカーの設計図を持参して保健所で事前相談をしましょう。
営業許可取得について、詳しくは以下のコラムをご覧ください。
【中古車選びは慎重に行う】
ベースとして中古の車両を使用する際には、車両状態の良し悪しを見極めることが重要です。
価格が安いからといって飛びつくと、後々修理費用がかさみ、結果的に高額になるケースもあります。
特に、年式・走行距離・修復履歴を必ず確認しましょう。
また、修理歴の中でも、水没車は電気系統のトラブルを抱えていることがあります。
その他にも塩害や雪害でトラブルを抱えている車両もあります。
異臭や、エンジンルームに錆びや腐食がないかを確認し、購入時にはよく検討しましょう。

【作業人数やメニューに合わせて内装を考える】
キッチンカーの内装を決めるときに、特に気を付けてほしいのが『効率的な動きができるか』です。
キッチンカー内のスペースは限られているため、調理工程や調理器具の設置場所を考えて設計するのをおすすめします。
効率的に動けることによりメニューを提供するスピードがあがるため、売上にも大きく関わります。
しかし、初めてキッチンカーを開業する方で、調理工程や設備の配置を具体的にイメージできない方もいるかと思います。
まずは、キッチンカーのリースを利用してテスト営業をすることもできます。
キッチンカーリースについては、こちらの記事も参考にご覧ください。
【外装よりも看板・装飾に力を入れる】
キッチンカーの見た目は、集客に大きな影響を与えます。
しかし、営業中は大きな看板などが目立ち、キッチンカーの外装はあまり見えません。
開業時はキッチンカー製作以外にもさまざまな費用がかかるので、明確に「こうしたい!」という強い希望がなければシンプルな外装でも良いでしょう。
開業後のメニュー変更にも対応できるよう、どんなメニューにも合う雰囲気の外装で製作するのもおすすめです。
外装そのものに費用をかけすぎるよりも、目を引く看板や装飾に力を入れる方が効果的です。
季節ごとに交換できるタペストリーや看板を使用すれば、おしゃれなキッチンカーに演出することもできます。
看板にはメニュー名や価格、店舗のこだわりをわかりやすく記載することで、お客様にアピールしましょう。

【信頼できるキッチンカー製作会社を選ぶ】
キッチンカーへの注目が高まり、メディアで取り上げられる機会が増えてきました。
それに伴い、実際とは異なる情報を伝えてキッチンカー開業を勧める業者も見受けられます。
信頼できるキッチンカー製作会社を見つけるために、最低でも3~4社は相談しましょう。
適正価格か、きちんとした車両を製作してくれるか、よく見極めて製作会社を選んでください。

【まずはリースでテスト営業してみる】
初めてキッチンカーを開業する場合、いきなり製作するのではなく、リースを利用してテスト営業を行うのもおすすめの方法です。
リースを利用すれば、車両取得に大きな初期費用をかけずに、キッチンカーの開業が叶います。
また、営業の流れや課題を把握することで、理想のキッチンカーの設計に活かすことができるでしょう。
テスト営業の結果を基に改良を加えた車両を製作することで、より実践的なキッチンカーを作ることができるのも大きなメリットです。
リースサービスを活用して、失敗を減らしながら着実にキッチンカー開業の成功へとつなげましょう。

まとめ
今回は、キッチンカー製作について解説しました。
キッチンカー製作は、多くの人が憧れるビジネスの一歩ですが、その成功には事前の準備が欠かせません。
キッチンカーの製作費用は、ベースとなる車両や外装、内装、製作方法で大きく差があります。
オーダーメイドでの製作は希望通りのキッチンカーを手に入れることができますが、こだわりすぎると予想外に費用がかかることも覚えておきましょう。
製作方法や費用、メリット・デメリットを理解し、自分の目的やスタイルに合った選択をすることが大切です。
また、車検や保健所の施設検査に通るかも重要なポイントとなります。
キッチンカー製作という大きな買い物で失敗がないよう、慎重に製作会社を選びましょう。
初めてキッチンカーを開業する方は、リースサービスを活用してテスト営業を行うことで、より実践的な経験を積むことができます。
自分に合ったキッチンカーを製作することで、失敗のリスクを減らし、キッチンカー開業の成功への第一歩となることを願っています。

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