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キッチンカーは安全性が第一!車輌トラブルを避けるポイントとは?
目次
キッチンカーは調理販売を行う店舗部分のみが注目されがちですが、様々な場所に移動して営業するため、車輌部分の安全性も重要です。
開業時についつい安さを優先して粗悪な中古車を購入したり、見た目のオシャレさを優先して車輌部分をチェックせず、購入後故障が頻発するケースも見受けられます。
車輌部分の故障があれば、出店場所に行くことができず、営業をキャンセルせざるを得ない…なんてことも。
キッチンカーも他の車輌と同様に、車としての安全性に注目しましょう。
今回は、キッチンカーの安全性について解説していきます。
キッチンカーにおける安全性でのトラブル
キッチンカー市場では中古車を取り扱っていることが多いため、購入後思わぬトラブルに見舞われるケースも少なくありません。
ついつい調理販売するキッチン部分の設備のことばかり考えてしまいがちですが、キッチンカーの車輌部分の故障は営業活動にも関わります。
キッチンカーにおける安全性でのトラブルを確認しておきましょう。
【走行距離が長すぎる】
オークションサイトや中古車販売サイトなどで走行距離が長すぎる中古のキッチンカーが多々見受けられます。
キッチンカーをずっと店先に設置するので大して走らない、といった場合は走行距離はあまり関係ありません。しかし、多くのキッチンカーは曜日ごとに違う場所に移動して販売するスタイルが多いかと思います。
軽自動車をメインとしたキッチンカーの場合は、安くても5~8万km程度を最低限の目安として選ぶようにしましょう。中古キッチンカーでは、10万kmを超えたものがよく出回っていますが、その場合、ファンベルト又はタイミングベルトの交換が必要な時期に差し掛かっています。
交換にはおよそ10万円程度かかるので、購入時にはその金額も併せて検討してください。
【車の構造と車検証の不一致】
見た目が可愛らしいキッチンカーは人気がありますが、カスタムマスクなど複数の車のパーツを使って改造されているケースもあります。車検に通らない、といったケースもあるので購入時にはよく確認しましょう。
また、軽トラックをベースとしたキッチンカーは「車検時に荷台の設備を下して純粋な軽トラックとして車検を通す」と言う行為を行っている車両が8割以上と見受けられます。
この行為は「グレー」でも何でもなく、現実は単なる違法行為でしかないと言う事を理解しなくてはいけません。
今一度ご自身の車検証をチェックのうえ「車両構造」「長さ、幅、高さ」が実車と一致をしているか、を確認しましょう。一致していない場合は早急に構造変更対応等を行ってください。
【足回りの劣化】
軽トラックの場合、元々の最大積載量が350㎏となります。
それに対し、キッチンカーへの改造部分や給排水タンク、食材等の積載により相当の負荷が車輌に対してかかることになります。
軽トラックのタイヤは普通車のタイヤより小さく弱いものが多いため、あまりに強い負荷をかけ続けるとタイヤのバーストが起こりやすくなります。
キッチンカーに改造した軽トラックは車高も高くなり、安定性も悪くなります。
場合によっては車輌が横転する事故が起こることも考えられますので、足回りの強化が必要と考えましょう。
【雨漏り】
キッチンカー購入後に雨漏りが起きた、というケースもよくあります。施行が甘い業者で起こりやすく、悪質な場合では修理してもらえないことも。技術面が優れた業者を選べるよう、キッチンカー購入の際には複数社見学に行き、よく確認してから購入しましょう。
キッチンカーにおける安全性でのトラブルを避けるポイント
普通の車と違い、車輌部分にも大きな負荷がかかるキッチンカー。
トラブルを避け、安全に長く乗るためにはどのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。
【車輌部分は車検以外にもメンテナンスを】
通常の車では、基本的に車検時にメンテナンスをきちんと行えば大きなトラブルはあまり起こりません。
しかし、移動距離も長く、積載量も多くなりやすいキッチンカーでは、車検時のメンテナンスのみだけでは安全性を維持できません。エンジンオイルの交換は3000km毎を目安に行いましょう。タイミングベルトも10万km前後で交換が必要になります。
車検時にはバッテリー交換も忘れずに行いましょう。
【キッチン部分のメンテナンスも忘れずに】
キッチン部分のメンテナンスも必要になります。
特に油を使用するメニューを提供する場合には、特にこまめに清掃する必要があります。
フライヤーやコンロなどの汚れやすい部分は定期的に清掃を行い、壁だけでなく床も拭き掃除するようにしましょう。
【季節ごとに起こりやすいトラブルがある】
夏場に気を付けたいのはオーバーヒートです。
気温の高さが影響し、エンジン本体が熱くなりすぎて正常に動かなくなります。冷却水の不足やエンジンオイルの劣化に気をつけましょう。
冬場には、冬用タイヤに切り替えることを忘れないようにしましょう。タイヤの溝チェックも必要です。
まとめ
今回は、キッチンカーの安全性について解説しました。
開業時は特に調理設備の充実にばかり意識が向いてしまいますが、キッチンカーは安全に走行できてこそ営業ができます。車輌部分もよく確認して長く一緒に営業できるキッチンカーを手にし、細かなメンテナンスを行いましょう。
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