最近SNSで注目されている台湾屋台グルメのジーパイをご存じでしょうか？

ジーパイとは、大きく開いた鶏むね肉を、花椒やクローブ、スターアニスなどのスパイスに付け込んで揚げた台湾風の唐揚げです。

顔が隠れてしまうほど大きな唐揚げに、今、SNSで大きな話題になっています。

設備を整えたキッチンカーなら、行列必至な台湾巨大唐揚げジーパイ移動販売ができます！

どんな設備が必要なの？

キッチンカー開業には資格もいるの？

など、キッチンカー開業前に知りたい情報を合わせて学んでいきましょう。

今回は、キッチンカーのジーパイ屋開業についてご紹介します。

キッチンカーでジーパイ屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカーを営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。

※キッチンカー内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。

食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

※但し、下記の資格を持っている方は、受講が免除されます。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・

食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカー)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。

この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカー)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。

そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。

※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

【完全版】キッチンカーの営業許可って何？申請の流れや書類の書き方などを解説！

キッチンカーのジーパイ屋に必要な設備

キッチンカーでジーパイを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備とジーパイ調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの設備】

キッチンカーで移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売でジーパイ屋を開業する場合も車輛内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については以下の記事を参考にしてみてください。

【徹底解説】キッチンカーに必要な設備や使いやすい内装のポイントとは？

【ジーパイ調理の設備】

■フライヤー

ジーパイをキッチンカー内で調理するために使うのが、フライヤーです。

電気式とガス式がありますが、キッチンカーで使用する場合はガス式がおすすめです。

火力が強く、カラッとした仕上がりになります。

足付きのテーブルタイプと台の上に置く卓上タイプがあるので、その他に設置する調理機材やキッチンカーの台の広さなどを考えて、使いやすい方を選びましょう。

キッチンカーで使う業務用フライヤーについて詳しくはこちらをご覧ください。

キッチンカーで使う業務用フライヤーのおすすめ商品3選！種類や選び方も解説！

■ホットショーケース

揚げたジーパイを保温しておくことができます。

作り置きしたい場合には設置しておくと便利です。

キッチンカーで使うホットショーケースの選び方について、詳しくはこちらをご覧ください。

キッチンカーで使うホットショーケースの選び方とは？おすすめ商品3選を紹介！

キッチンカーでジーパイ屋を営業するメリット

台湾夜市の屋台が発祥といわれるジーパイは、そのおいしさと大きさからSNSから話題になり全国でも人気になりつつあるメニューです。

キッチンカーで開業する場合には、どのようなメリットがあるか確認しておきましょう。

【唐揚げはキッチンカーで人気が高いメニュー】

キッチンカーの人気メニューにも様々ありますが、共通して言えるのは肉料理の人気の高さです。

なかでも、唐揚げは幅広い年齢層から愛されるメニュー！ジーパイは、台湾屋台の人気メニューでSNSなどで話題になっている若者に人気のメニューです。

若者が集まる大学のキャンパスやイベント・フェスなどでの営業をすることで人気が集まるでしょう。

ジーパイを軸に、若者が好むようなトレンドを取り入れたサイドメニューやドリンクを提供することで、さらに幅広い層のお客様に喜ばれることでしょう。

【アジアンフード人気が高まっている】

近年、日本ではアジアンフードの人気が高まっています。

小籠包やタピオカミルクティーは一大ブームとなった後、日本で定着したメニューといえます。

台湾料理は数あるアジアンフードの中でも日本人が親しみやすい味付けなので、キッチンカーメニューとしても人気があるといえるでしょう。

キッチンカーでジーパイ屋を営業するデメリット

普通の唐揚げとは異なり、スパイスを使った味付けとその大きさから人気のジーパイ。

キッチンカーで移動販売するデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

【独特の風味を苦手とする人もいる】

台湾料理はスパイスを巧みに使い独特の風味から多くのファンを持っていますが、一方で苦手と感じる人も少なくありません。

特に、八角や花椒が苦手という人もいるようです。

キッチンカーでジーパイを提供する際には、これらの独特の風味をどうやってバランスよく提供するか、または風味を抑えたメニューを提供するかなど、工夫をしてみましょう。

【機材が大きく車内のスペースを取る】

キッチンカー内でジーパイを調理するにあたり、まずはフライヤーを準備する必要があります。一度に揚げられる量を増やして効率を上げるため、2槽タイプのフライヤーを設置することが望ましく、車内のスペースを割くことになります。

その他、揚げた唐揚げを保温しておくタイプのショーケースや食料保存のための冷蔵庫などの設備も必要になります。設置する設備のスペースをよく考えて、車輌のサイズを決めるようにしましょう。

キッチンカーでジーパイ屋を成功させるポイント

揚げたてがおいしいジーパイの魅力をキッチンカーでもっと多くの人に届けたい！と開業をお考えの方に向けて、成功のポイントをまとめてみました。

【幅広い層が食べやすくなる工夫をする！】

キッチンカーでの売上を伸ばしたいのであれば、幅広い人に親しんでもらえるよう工夫しましょう。

台湾料理で人気の小籠包やタピオカミルクティー、台湾カステラなどのメニューなどより多くの人に好まれるメニューも販売してみましょう。

お肉料理と相性バツグンのアルコールとのセット販売もおすすめです！

お店のコンセプトに合わせて、セット販売することで客単価アップが実現できるでしょう。

【軽トラック型キッチンカーで開業しよう！】

キッチンカー内で調理を行う場合、軽トラックベースのキッチンカーをおすすめします。

立って調理ができるので体への負担が少なく、ジーパイの調理に必要なフライヤーなどの機材も搭載することができます。

十分な作業スペースを確保できるので効率的なオペレーションが可能になり、調理も販売も快適に行うことができます。

まとめ

今回は、キッチンカーのジーパイ屋開業についてご紹介しました。

キッチンカーでのジーパイ屋開業は、戦略的に進めれば、大きな成功を収める可能性があります。

提供するメニューやキッチンカーのタイプ選びは、開業の成功に直結する重要な要素です。

ぜひ、今回ご紹介した内容を基に、キッチンカーの開業計画を立ててみてみましょう。

ジーパイの美味しさを多くの人に知ってもらい、キッチンカーでのジーパイ屋開業を成功させてくださいね。

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