唐揚げ屋をキッチンカーで開業するために必要な許可や内装設備とは?仕込み場所や中古車購入時の注意点を解説!

目次

揚げたてアツアツがおいしい、唐揚げ。

おかずにも軽食にもなり、大人にも子どもにも愛される唐揚げは、キッチンカーでも人気メニューの一つです。

キッチンカー開業で初めて飲食業に携わる方にとって、難しい調理作業の必要がない唐揚げで開業しようとお考えの方も多いのではないでしょうか?

実際に、いざキッチンカーの開業をしようと調べていくと、営業許可取得や車両の取得など、わからないことばかり……。

そんな方に向けて、この記事ではキッチンカーで唐揚げ屋を開業するには、どんな資格や内装設備が必要なのか、わかりやすく解説していきます。

そのほか、食のトレンドとしても注目の高い唐揚げを軸に、どのようにビジネスプランを練り、どのような点に注意を払いながら業務を進めれば良いのかを、具体的なステップとともにご紹介します。

キッチンカー特有の営業上のメリットとデメリットも、開業前にバランス良く分析していきましょう。

今回は、キッチンカーの唐揚げ屋開業についてご紹介していきます。

キッチンカーの人気メニュー・唐揚げとは?

皆さんは、キッチンカーと聞いてどんなメニューを思い浮かべますか?

たくさんあるキッチンカーメニューの中でも、特に注目されているのが唐揚げ。

手軽に食べられ、どこでも気軽に楽しめる唐揚げは、キッチンカーで提供するのにぴったりのメニューです!

ここでは、唐揚げの特徴や歴史と、キッチンカーで提供する際のポイントについて深掘りしていきます。

【唐揚げの特徴】

唐揚げは、そのシンプルながらも奥深い味わいで多くの人々を魅了しているメニュー。

学校の給食では子どもたちに大人気、お昼ご飯の唐揚げ弁当、夜ご飯やおつまみでは単品でも、大人からの人気が高いメニューです。

幅広い年齢層からの支持が得られることから、キッチンカーにおいても人気の高さが期待できます。

メニュー自体の特徴としては、鶏肉を使い、ニンニクやショウガ、醤油などで下味をつけた後、カリッと揚げるのが一般的です。

外はカリカリ、中はジューシーな食感が楽しめるのが一番の魅力ではないでしょうか。

キッチンカーで提供する際には、このシンプルな調理法が活かし、効率よくおいしく提供することが可能です。

さらに、唐揚げはアレンジが自由自在。

ソースや下味に工夫するなどのアレンジを加えることで、他のキッチンカーとの差別化を図ることもできるでしょう。

【唐揚げの歴史】

唐揚げは、日本国内においても長い歴史を持つメニューです。

日本独自に発展したメニューで、戦後の食糧内に備えた養鶏場を増やす政策のもと、さまざまな調理法が考案されるなかで唐揚げが生まれたとされています。

戦後、日本全国に広まると、お祭りやイベントでの食事としても人気を博すようになりました。

その手軽さとおいしさから、近年ではキッチンカーという移動式の飲食店でも主要なメニューとして採用されるようになったのです。

キッチンカーで唐揚げ屋を開業する際に必要な資格

キッチンカーを営業するためには『食品衛生責任者』の資格と、保健所の営業許可が必要となります。

【食品衛生責任者】

キッチンカ―を営業する際に必要な資格は『食品衛生責任者』です。※キッチンカ―内で調理行為を行う場合は、保健所の営業許可の取得が必要になります。

食品衛生責任者は飲食店や食品に関わるお店ごとに、必ず1人配置するよう義務付けられています。食品衛生責任者の資格は、食品衛生協会が主催する約6時間の講習会とテストを終えると修了証が授与されます。

受講したい自治体の講習会の日程を調べて取得しましょう。

栄養士・調理師・製菓衛生士・と畜場法に規定する衛生管理責任者・と畜場法に規定する作業生成責任者・食鳥処理衛生管理者・船舶料理士・食品衛生管理者もしくは食品衛生監視員となることができる資格を有する者

【保健所の営業許可】

「営業許可」とは、飲食店(キッチンカ―)が食品を調理・提供をする為に必要な許可のことです。この許可は行政が定める基準(キッチン設備や調理内容など)を満たしている飲食店(キッチンカ―)に保健所から発行されます。

キッチンカーは固定の飲食店舗ではありませんが、「固定飲食店舗とほぼ同様の手順」で営業許可を取得する事になります。そして、営業許可を取得する為には、前項で紹介した「食品衛生責任者」の資格が必要になります。

この営業許可は全国共通では無く、都道府県や指定地域により分割され許可を発行しております。※移動して販売をするキッチンカーは管轄地域毎で営業許可を取得する必要があります。

許可の効力は取得から5年間で、それ以降は5年毎に該当保健所へ更新の申請が必要です。

キッチンカーの唐揚げ屋に必要な内装・設備

キッチンカーで唐揚げを移動販売する際には、どのような設備が必要になるのでしょうか。

キッチンカーの設備と唐揚げ調理の設備に分けてご紹介します。

【キッチンカーの内装・設備】

キッチンカーで唐揚げの移動販売を行う際には、営業する地域を管轄する保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得の際には、シンクの数や給排水タンクなど、保健所が定める施設基準を満たすキッチンカーを持ち込んで検査を受けます。

移動販売で唐揚げ屋を開業する場合も車両内で調理行為をする場合は同様の設備を準備しましょう。

必要な設備の詳細については、以下の記事を参考にしてみてください。

【唐揚げ調理の設備】

■フライヤー

唐揚げを揚げるフライヤーは、唐揚げ調理には必須の調理器具です。

お客様をお待たせしないためにも、2槽あるフライヤーを準備しましょう。

フライヤーには電気とガスの二種類ありますが、温度を高く保てることからガスのフライヤーがおすすめです。

■ホットスナックショーケース

出来上がった唐揚げを保温できるショーケースもあると非常に便利です。

一気に来客が増えるような出店場所など、効率を考えた営業を行いたい場合には、ぜひ取り入れてみてください。

キッチンカーで使用するホットショーケースについて、おすすめ商品なども含めて以下の記事で詳しく解説しています。

■冷蔵庫・冷凍庫・クーラーボックス

使用する食材を衛生的に保管するために設置しましょう。

夏場はキッチンカー内の冷蔵庫がなかなか冷えないことがあるので、クーラーボックスの用意もあると安心です。

キッチンカーで使用する冷蔵庫について、詳しくは以下の記事もご覧ください。

■その他

包丁、まな板、ボウルなど必要な調理器具。

容器は持ち帰りも想定して、断熱性に優れた蓋付きの容器を使用するとお客様の満足度も上がります。

キッチンカーの唐揚げ屋を開業するのに必要な費用・値段

キッチンカーでの唐揚げ屋開業を検討している方にとって、初期投資は非常に重要なポイントです。

ここでは、開業に必要な主要な費用について詳しく見ていきます。

開業資金の計画を立てる際には、車両の購入費用や調理機材の購入費用が主な負担となるため、それらにどれくらいの予算を見積もるべきかを把握しておくことが大切です。

【車両にかかる費用・値段】

キッチンカーの唐揚げ屋を開業する際、必要となるのが車両の購入費用です。

キッチンカー開業資金の中で、最も大きな割合を占める費用となるものです。

車両の種類やサイズ、新車か中古車かによって、費用は大きく異なると理解しておきましょう。

例として、新車の小型キッチンカーを製作する場合は約250万円~400万円程度掛かります。

中古の小型キッチンカーの相場は約70万円~280万円と、大きく幅があります。

さらに、唐揚げ屋としての運用を考えた場合、内装や外装のカスタマイズが必須です。

キッチン設備の取り付けや、お店のロゴデザインなどの外装作業にも、相応の費用がかかります。

大きな費用がかかるため、しっかりとした事業計画のもとで進めることが大切です。

【調理機材にかかる費用・値段】

キッチンカーの唐揚げ屋では、限られたスペースの中で、効率良く調理を行う必要があります。

そのため、専用の調理機材が欠かせません。

例えば、業務用のフライヤー、食材保管用の冷蔵庫など、具体的に必要となる機材は多岐にわたります。

これらの機材にかかる費用は、品質や性能によって大きく変わってきますが、全体で数十万円以上の費用を見込む必要があるでしょう。

効率的な調理作業を実現するためには、機材選びにもこだわり、予算内で最適なものを選ぶことが重要です。

唐揚げ屋を開業する夢を現実のものにするためには、これらの初期投資をしっかりと計画することが成功への近道となります。

キッチンカーの唐揚げ屋を中古車で開業する際の注意点

キッチンカーでの唐揚げ屋開業を考えている方の中には、コスト削減のために中古車を選ぶ方も多いでしょう。

中古車での開業は経済的ですが、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

ここでは、中古のキッチンカーを選ぶ際の重要なチェックポイントを詳しく解説していきます。

ご紹介する内容を参考にして、後悔のないキッチンカー開業を進めてください。

【車検証と車両の構造が一致しているかチェックする】

軽トラックをベースとしたキッチンカーを購入するにあたり、一番気を付けたいポイントです!

「実際の車両サイズ(キッチン部分も含む)」と「車検証記載の車両サイズ」が一致しているか確認しましょう。

一致していない場合には、車検が通らない、又は車検を受けることが難しいケースも存在します。

購入時には「どこの整備工場でも継続車検を受けられるか」をよく確認してください。

【年式・走行距離・修復履歴をチェックする】

中古車購入の経験がある方は、年式・走行距離・修復履歴について必ずチェックしているかと思います。

中古キッチンカーにおいてはインターネットでの個人間取引も多いことから、確認が疎かになるパターンが多く見受けられます。

水没、塩害、雪害などのトラブルは、車両としての安全性に欠けるので特に注意が必要です。

【キッチン部分のアフターケアの依頼先をチェックする】

車両部分については車の整備工場で修理が受けられますが、キッチン部分はどこで修理ができるかご存じですか?

キッチンカー製作会社によっては、自社製作のキッチンカー以外は修理を受けていないケースもあります。

キッチン部分は給排水や電気系統など、自分では修理しにくい箇所が多数存在します。

購入時に「このキッチンカーはどこで修理ができるのか」を、しっかりと確認しておきましょう。

【営業許可の基準に則っているかチェックする】

キッチンカーで調理し、メニューを提供するためには、保健所で営業許可を取得する必要があります。

営業許可取得時にはキッチンカーの施設検査も行われ、保健所の定めた基準を満たしていない場合には営業許可を取得できません。

2021年6月に施行された食品衛生法改正により施設基準は全国統一となりましたが、保健所により解釈が異なる点もあります。

施設基準に満たないキッチンカーを購入すると、改装費用などが追加でかかってしまいます。

キッチンカーの設計図を、事前に保健所の担当者に確認してもらうと安心です。

キッチンカーの唐揚げ屋で仕込み場所を確保する3つの方法

キッチンカーで唐揚げ屋を開業する際には、仕込み場所の確保が成功の鍵となります。

「自宅を仕込み場所にしてもいいのか?」

「キッチンカーの中で仕込み作業をしちゃダメなのか?」

開業前に以上のようなお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。

ここでは、開業時に困らないよう、仕込み場所を確保する3つの方法をご紹介します。

【飲食店のキッチンや物件を借りる】

既存の飲食店のキッチンや空いている物件を借りる方法が挙げられます。

場合によっては、夜に営業する居酒屋さんなどが、朝~昼にかけてお店が閉まっている時間にキッチンを貸してくれることも。

また、調理場がある物件を借りるのも一つの手段です。

これらの店舗を借りる場合は、調理に必要な設備が整っており、すぐに仕込みを開始できる大きな利点があります。

借りる場合の費用は場所によって異なりますが、安定した仕込み環境を得られるため、開業初期の不確定要素を減らすことができるでしょう。

【シェアキッチンを利用する】

シェアキッチンは、複数の利用者が共同で使用するキッチンスペースで、必要な設備が整っており、比較的低コストで利用することができます。

時間単位でレンタルすることが多く、使用したい時にだけ借りることができるため、無駄な固定費を抑えることが可能です。

仕組みは会社や施設ごとに異なりますが、利用時間は事前予約が必要な場合があります。

他の利用者と重なってしまうと予定通りの仕込みができないこともあるので、注意が必要です。

【仕込み可能なキッチンカーを用意する】

どんなキッチンカーでも仕込み作業が可能か、というと、そうではありません。

キッチンカーで仕込み作業をするためには、容量が200ℓ以上の給水タンクを設置し、保健所の基準に合うキッチンカーでなければいけません。

しかし、どんな作業でも可能という訳ではないので、営業する地域を管轄する保健所によく相談する必要があります。

キッチンカーの仕込み場所を確保する方法や気を付けたいポイントについて、以下の記事で詳しく解説しています。

キッチンカーで唐揚げ屋を営業するメリット

唐揚げは定番メニューながら、キッチンカーとの相性が抜群です。

なぜ唐揚げ屋のキッチンカーが増えているのか、その理由をひとつずつ見ていきましょう。

集客力や収益性の面でも大きなメリットがあるため、これから開業を目指す方は、ぜひ参考にしてみてください。

【大人から子どもまで幅広く愛されるメニュー!】

大人はお酒のおつまみとしても、子どもはご飯のおかずとしても、幅広い年齢層から愛されている唐揚げ。

唐揚げは、どの年代にも人気のある定番メニューです。

味のアレンジもしやすく、しょうゆベースや塩ベース、カレー風味など、バリエーションを工夫すればリピーターも増えます。

イベントや公園など幅広い出店先でも安定した売上が見込める点は、キッチンカーとして大きな魅力です。

親しみやすいメニューであることから、初めてのお客様でも安心して注文しやすい点もメリットといえるでしょう。

唐揚げは、日常の中に自然と溶け込んでいる味です。

開業初期でも集客しやすいことから、初心者にもおすすめのメニューです。

【おかずとしても軽食としても人気!】

唐揚げは、ごはんとセットにすればしっかりしたお弁当になりますし、単品で提供すれば手軽な軽食にもなります。

キッチンカーでは、出店場所によってニーズが変わるため、この柔軟さが大きな強みになるでしょう。

ランチタイムには唐揚げ弁当を提供し、夕方以降は一品メニューとして販売するなど、時間帯によってメニュー構成を変えることも可能です。

紙コップやカップに入れて提供する「カップ唐揚げ」は、食べ歩きにも適しており、イベント会場などで特に人気があります。

持ち帰り需要にも対応しやすいため、売上アップのチャンスが広がることも。

食事にも、おやつにも、おつまみにもなる唐揚げは、多様な場面でお客様に喜ばれる万能メニューです。

【価格を高めに設定しやすい】

唐揚げはシンプルなメニューに見えますが、実は原価に対して販売価格を高めに設定しやすい点が大きな魅力です。

特にこだわりのある味付けや、銘柄鶏を使った商品にすることで、「ちょっと高いけどおいしい」と思ってもらえる価格帯で販売できます。

例えば、通常の鶏もも肉を使った唐揚げと比較して、国産鶏やスパイスを工夫した唐揚げは、1食あたりの単価を高めに設定しても納得してもらえるケースが多いです。

キッチンカーでは、原価管理が経営のカギを握るため、原価率の低い唐揚げは利益を出しやすいメニューといえます。

しかもボリューム感があるため、お客様の満足度も高く、リピート率の向上にもつながります。

価格と満足度のバランスがとりやすいことも、唐揚げを選ぶ大きな理由です。

【アレンジの種類が豊富でブランドを確立しやすい】

唐揚げは、味のアレンジがとても自由で、オリジナル性を出しやすいメニューです。

例えば、しょうゆ味や塩味だけでなく、ガーリックやカレー、スパイシー系など、調味料の工夫だけでもバリエーションが広がります。

トッピングやソースで個性を出せば、他店との差別化にもつながります。

特定の味に特化したメニュー構成にすることで、ブランドイメージを明確に打ち出すことも可能です。

インスタ映えする盛りつけやネーミングを工夫すれば、SNSでの話題性も生まれやすくなります。

さらに、地域の食材を取り入れたご当地唐揚げなどを販売すれば、観光地での販売にも適しています。

自分だけの唐揚げを確立すれば、ファンが付きやすく、リピーターの獲得にもつながるでしょう。

【提供スピードが速く、回転率アップしやすい】

キッチンカー営業では、いかに効率よく販売できるかが重要なポイントになります。

唐揚げは、仕込みをしっかり行えば、揚げるだけで提供できるためスピード感のある販売が可能です。

特にピーク時のランチタイムやイベント会場では、待ち時間を短縮できるメニューは重宝されます。

事前にある程度まとめて揚げておき、保温しながら提供すれば、回転率をさらに高めることができます。

注文ごとに揚げ直すスタイルをとる場合でも、少量を短時間で仕上げられるので、時間がかかりすぎる心配もありません。

スムーズなオペレーションを確立すれば、1時間あたりの販売数を大幅に増やすことが可能です。

売上を上げたいと考えている方にとって、提供スピードの速さは大きな強みとなるでしょう。

【原価が安いので利益を得やすい】

唐揚げは、使う食材が比較的シンプルで、原価を抑えやすいメニューです。

主な材料は鶏肉と下味用の調味料、片栗粉や小麦粉などで、高級な食材を使わなくても十分においしいメニューを作ることができます。

さらに、業務用でまとめて仕入れることで、コストをさらに下げることも可能です。

食材ロスも少ないので、在庫管理のしやすさも魅力です。

キッチンカーでは無駄を出さない運営が重要になるため、こうした面でも唐揚げは非常に優秀です。

収益性を重視したい方には、唐揚げメニューの導入を強くおすすめします。

キッチンカーで唐揚げ屋を営業するデメリット

唐揚げは人気の高いメニューですが、キッチンカーで販売する際にはいくつかの課題もあります。

特に設備や営業環境に関するデメリットは、事前に理解しておくことが大切です。

開業後に「想定と違った」と感じないためにも、ここでは唐揚げ専門キッチンカーならではの注意点をご紹介します。

【機材が大きく車内のスペースを取る】

唐揚げを揚げるには、業務用のフライヤーが必要となります。

一度に揚げられる量を増やして効率を上げるため、2槽タイプのフライヤーを設置することが望ましく、車内のスペースを割くことになります。

一般的なキッチンカーに設置できるサイズには限りがあり、大型の機材を導入すると作業スペースがかなり狭くなります。

さらに、フライヤーまわりには油ハネや熱の影響があるため、他の調理エリアや収納との距離も意識しなければなりません。

車内のレイアウト設計は慎重に行う必要があります。

無理な配置をすると、作業効率が落ちるだけでなく、安全面にも悪影響を及ぼします。

唐揚げは油を使うため、火傷や火災のリスクも考慮しなければなりません。

調理器具や保温機器なども含めると、コンパクトな車両では手狭に感じることがあるでしょう。

キッチンカー選びの段階で、十分な車内スペースを確保できるかどうかを確認しておくことが大切です。

【季節や天候に売上を左右される】

キッチンカーでの営業は、屋外で行うため、季節や天候によって売上が大きく影響されます。

唐揚げは通年販売ができるメニューですが、やはり季節によって売上は変動します。

特に雨天や極端な気温の上昇、下降は、お客様の足を遠のかせる原因となり得るものです。

天気のような不確定要素に対応するためには、天候に左右されにくい場所での営業や、季節に応じたメニューの変更を行うなどの戦略が有効です。

天候が悪い日には、事前にSNSで情報を発信し、お客様が訪れやすいような工夫を凝らすなどの工夫を行いましょう。

また、唐揚げに限らず揚げ物メニューは、夏の暑い時季には販売数が伸び悩むことがあります。

しかし、暑い季節は家での揚げ物調理を嫌がる傾向があるのも事実。

すぐに食べてもらう形ではなく、持ち帰っておかずにしてもらえそうな場所への出店や売り方に変更してみるのも一つの手といえます。

【ライバルが多い】

唐揚げは人気の高いメニューである一方、キッチンカーだけでない競合も非常に多くなっています。

出店時に、近くに唐揚げを販売しているスーパーやコンビニがあることも珍しくありません。

そのため、単に「おいしい唐揚げを出す」だけでは、お客様に選ばれにくくなることもあります。

差別化のためには、味の特徴やネーミング、パッケージデザインまで工夫する必要があります。

また、立地や時間帯によって売れる傾向が変わるため、エリアごとのリサーチも欠かせません。

自分の強みを明確にして「ここでしか食べられない唐揚げ」を目指すことが重要です。

ブランド作りやSNSでの発信も意識して、リピーターを増やす戦略をとりましょう。

ライバルの多さを逆手にとって、魅力を伝える力が成功のカギを握ります。

【夏場の暑さ対策が必須になる】

唐揚げは油を使って揚げるメニューのため、車内の温度が非常に高くなりやすいです。

特に夏場は、外気温に加えてフライヤーの熱も加わるため、作業環境は過酷になります。

気温が高くなると、調理中に汗をかきやすくなり、衛生面の配慮もより一層求められます。

冷房を入れても油の熱で車内はすぐに暑くなるため、冷却ファンや小型エアコンの導入を検討する必要があります。

暑さ対策を怠ると、スタッフの体調にも悪影響が出てしまいます。

さらに、お客様側も夏の炎天下では揚げ物を避ける傾向があるため、売上が落ち込むリスクもあります。

その対策として、夏限定のさっぱり系ソースを導入したり、冷たいドリンクとのセット販売を企画するのも効果的です。

暑い季節でも選ばれる唐揚げを目指して、設備とメニューの両面から対策を考えておきましょう。

以下の記事では、キッチンカー内での調理時に行う暑さ対策について詳しく解説しています。

キッチンカーで唐揚げ屋を成功させるポイント

フランチャイズの店舗もあり、キッチンカー界だけに留まらず、競合が増えてきている唐揚げ屋。

キッチンカーでの唐揚げ屋開業を目指す皆さんにとって、ただ単にビジネスを始めるだけでなく、それを成功に導くための具体的な戦略が必要です。

ここでは、利益を上げるための重要なポイントを詳しく解説し、成功に近付くためのポイントをご紹介します。

【出店場所ごとにメニューの提供方法を変える】

出店する場所によって、来場者の年齢層やニーズは大きく異なります。

そのため、提供する唐揚げメニューの内容やサイズ、価格設定は場所ごとに調整することが効果的です。

たとえば、ファミリー層が多い公園では、大盛りやセットメニューを出すことで満足度を高められます。

イベントや音楽フェスでは、片手で食べられるカップ唐揚げが人気です。

ビジネス街では、ごはん付きのお弁当スタイルが好まれる傾向があります。

現場ごとの客層に合わせた戦略を取ることで、無理なく売上を伸ばすことができるでしょう。

どこでも同じメニューを出すより、柔軟に対応する姿勢が成功につながります。

まずは出店先の特性をしっかり観察することから始めてみましょう。

【継続的に出店できる場所を探す】

キッチンカーを営業する中で、一番大変なのが出店場所の確保といわれています。

継続的に出店できる場所を得ることで、安定した売上を保つことができます。

地元の市場やイベント、人通りの多い公園、企業のオフィス街など、様々な場所の潜在的なニーズを調査し、どこでどのような顧客層にアプローチするかを戦略的に計画することが重要です。

また、出店場所を探す方法にはさまざまあり、インターネットを使ったサービスも増えてきています。

以下の記事を参考に、自分にとって最適な出店場所を探していきましょう。

【ブランド肉を使用する】

唐揚げの原材料である鶏肉にこだわることで、商品の価値を高められます。

特に、地元のブランド鶏や銘柄鶏を使うことで、食材への安心感や特別感を伝えることができます。

たとえば「〇〇県産地鶏を使用」などの表示は、お客様の注目を集めるきっかけになるでしょう。

価格を少し高めに設定しても、納得して購入してもらえる可能性が高まります。

また、ブランド肉は味にも深みがあり、下味やタレとの相性もよくなるため、リピーターの獲得にもつながります。

食材のこだわりは、キッチンカーでの信頼性を高める重要なポイントです。

見た目の派手さだけでなく、素材そのものに価値を持たせることも、長く愛される唐揚げ屋になるためには欠かせません。

【アレンジで他店との差別化を図る】

唐揚げはシンプルなメニューですが、その分アレンジの幅が広く、他店との差をつけやすいジャンルでもあります。

例えば、ソースを数種類用意して選べるようにしたり、季節ごとの限定味を出すことで、お客様の興味を引くことができます。

トッピングにレモンや大葉、チーズなどを添えるだけでも印象が変わります。

韓国風や中華風など、海外テイストを取り入れるのも効果的です。

味だけでなく、ネーミングやパッケージでも遊び心を取り入れるとSNSでの拡散も期待できます。

リピーターを増やすためには「次も食べたくなる理由」を作ることが大切です。

アレンジは、あなたの唐揚げを「ここだけの一品」に変える最大の武器になります。

自分らしいスタイルを見つけて、ブランディングに役立てましょう。

まとめ

今回は、キッチンカーでの唐揚げ屋開業についてお伝えしました。

多くの人に愛される唐揚げはキッチンカーの人気メニューですが、開業するにはしっかりと準備する必要があります。

成功への鍵は、おいしい唐揚げの提供、効果的な立地選定、そして持続可能な営業戦略の構築にあります。

開業前には必要な許可や設備の整備を確認し、機材の配置や天候への対策も忘れずに行いましょう。

また、継続的な利益を得るためには、顧客の嗜好を研究し、市場のニーズに応える多様なメニューを考案することが大切です。

地域コミュニティとの連携も促進し、定期的な出店場所を確保することで、お客様にとって親しみやすい存在となることが望まれます。

これらのポイントを踏まえ、計画的かつ戦略的にビジネスを進めることで、キッチンカーでの唐揚げ屋は大きな成功を収めることができるでしょう。

今回解説した内容を参考にして、キッチンカー開業の準備を進めてみてください。

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